『ワンダと巨像』映画化についてソニー・ピクチャーズ「今日明日に発表できるかも」

プレイステーション2(以下、PS2)で絶大なる人気を得た『ワンダと巨像』。主人公が女の子の命を救うため、どんな願いでもかなうといわれる、とある場所に向かい、孤独な冒険を繰り広げる物語である。そんな『ワンダと巨像』がハリウッドで映画化されることが判明したものの、製作をすると思われる米ソニー・ピクチャーズから公式な発表はなく、映画情報が満載の雑誌サイト『バラエティ』でのみ、スクープとして映画化が掲載されている。

このことについて先日、日本のソニー・ピクチャーズに取材をしたところ「そのような情報があることは把握していますが、まだ米ソニー・ピクチャーズより公式な情報が入っていない状況」とのコメントをいただけた。しかし、近日中には発表があるに違いない! ということで、再度、ソニーピクチャーズさんにお話をうかがった! そして、新たな情報を得ることができた。

映画情報の『バラエティ』に記事として掲載されていることは把握しています。米ソニー・ピクチャーズから正式発表はまだですが、今日か明日には何かしらの動きがあって発表できるかもしれません!」(ソニー・ピクチャーズ広報)

<『ワンダと巨像』映画化での注目ポイント>
・登場人物が極端に少ない
『ワンダと巨像』のメインゲーム部分には、主人公と女の子しか人間が登場しない。ほかにいるキャラクターは、巨像、鳩などの鳥、トカゲ、声だけの謎の存在だけである。しかし、その寂しさがこのゲームを盛り上げている重要なポイントであり、その雰囲気に惚れ込んでいるファンも多いはず。これをどのように映画で表現するのか、非常に興味深い。

・ゲームがシンプルすぎる
このゲームは良い意味でシンプルであり、やっていることは単調である。しかし、語弊があるかもしれないから付け加えておくが、その単調さもこのゲームの魅力なのである。主人公(プレイヤー)の目的は「巨像をすべて倒して女の子を生き返らせる」というものであり、やることがハッキリしている。それゆえ、ドラマ性が重要な映画において、その単調さがアダとならなければいいのだが……。

・詳しくは言えないがエンディングについて
詳しくはいえないが、『ワンダと巨像』はかなり凄まじい内容のエンディングになっており、その内容に涙するプレイヤーが多数いたのは事実。それもそのはず、〇〇〇が〇〇〇を〇〇〇ようと〇〇〇し〇〇〇が〇〇〇してしまうのだから。そんなエンディングは秀逸なものとしてファンが支持している終わり方といえるのだが、映画でもそのようなエンディングで終わるのかどうか、非常に注目すべきポイントである。

・『ICO』との関係
『ワンダと巨像』は同じくPS2のゲーム『ICO』と同じ世界観のストーリーであり、詳しくはいえないが、ある部分で両作品につながりがあることが判明している。となると、いつかは『ICO』も映画化されるのだろうか? そして、映画版の『ワンダと巨像』に『ICO』のキャラクターが登場したり、関連性がわかるものが出たりするのだろうか? 非常に興味深い。

さまざまな不安点はあるものの、ファンならば当然のごとく観に行くだろうし、映画を観てからゲームをプレイするという人もいるはず! そういうことを考えると、ぜひとも映画を素晴らしいものに完成してくれることを願うばかりだ(このニュースの元記事はこちら)!
 
 
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