地酒500種類以上を新潟の多彩な料理と味う『にいがた酒の陣』へ行ってみた
日本酒の生産量が多い都道府県ベスト3がどこの県か、知っていますか?
1位は兵庫県、2位は京都、そして3位が新潟です。
※平成24年の都道府県別の生成数量データ(国税庁調べ)
そんな全国第三位の生産量を誇る新潟では、新潟県酒造組合が主催して『新潟淡麗 にいがた酒の陣』という日本酒の大規模な日本酒試飲イベントを開催しています。
新潟淡麗 にいがた酒の陣とは
その土地を大切にし、県外及び国外から来た人たちと共に、地元の食と地酒を楽しむことがコンセプトです。
「新潟淡麗 にいがた酒の陣」も回を重ねるごとに来場者が増え、2014年は2日間で約10万人の方に「にいがた酒の陣」を楽しんでいただきました。
来場いただきました方には約90の酒蔵の地酒500種類以上を新潟の多彩な料理とともに味わっていただけます。
※公式ホームページより引用(http://sakenojin.jp/)
にいがた酒の陣へ行ってみた
今回が11回目の開催ということで、日本酒好きの自分も初参戦。
東京駅から新潟駅までの新幹線往復指定券と初日に宿泊するホテル、1日分の飲み放題チケット付きで22200円というパックプランが用意されていたので今回はこれを利用、2日目の飲み放題チケットは都内のコンビニで2000円で購入。
会場は新潟駅からタクシーで5分ほどの「朱鷺メッセ(トキメッセ)」。
駅から歩くこともできますが、1時間ほど並びますのでタクシー利用で少しでも早く着いた方が賢明です。
土日2日間開催のイベントで初日11時ごろに会場へ着くと既に長蛇の列、実際に会場内へ入ったのが12時ごろでした。
会場では入口でチケットを見せると、500mlのPETボトル入りのお水とお猪口(おちょこ)を渡されます。
このお猪口にちょっとずつ注いでもらって、会場内86の蔵が提供する約500種類の日本酒を試飲して楽しむという形です。
会場内86の試飲ブースでは、1つの蔵ごとに5種類から7種類の試飲用ボトルが用意してあり、普通酒、純米酒、純米吟醸、大吟醸、梅酒などこちらから試したい酒を伝えるとお猪口の底から1cmほど、ちょうど大さじ1杯分ぐらいを注いでくれます。
初参戦ということでまずは目に付いた蔵元でとにかく試飲しまくり、10杯ほど試したところでほろ酔いに。
気に入った酒があったら試飲だけでなくその場で購入も可能で、自分もお土産などで5本を購入。一升瓶ではなく4合瓶で用意してあることもお土産として買いやすいですね。また、試飲に疲れた場合には気に入った酒を購入して会場内の立ち飲みスペースやテーブルスペースで食べ物を合わせて宴会をするという流れがお決まりです。
お土産用に購入したお酒は、会場内の「ヤマトブース」にて自宅まで送ることができます。日本酒の瓶って5本も持つと重いんですよね。日曜の昼にヤマトブースで配送した酒は、月曜に午前中には都内の自宅に届きましたのでこれは本当に便利なサービスだと思います。
気になった日本酒をピックアップ
気になった日本酒をいくつか紹介します。
・発泡性純米酒 あわっしゅ(原酒造)
アルコール度数を7%におさえ、甘酸っぱい爽やかな飲み口を実現した日本酒。
会場は日本酒以外のお酒類が一切販売されないため、2日間の参加を通してビール替わりに一番飲んだ酒です。
値段も320ml瓶で600円程度と気軽に購入できます。
・ウイスキー樽で貯蔵した日本酒(福顔酒造)
名前のとおりウイスキー樽で貯蔵した日本酒です。
香りも樽香があり、飲んだ後の余韻としてウイスキーの香りが残ります。
試飲はそのまま頂きましたが、オンザロックや、日本酒1+ソーダ2の割合で割って日本酒ハイボールとして飲むのもおすすめだそうです。
・上善如水スパークリング(白瀧酒造)
上善如水といえば都内のコンビニでも見かける有名なお酒です。
その上善如水が、パーティー利用を想定したモダンで飲みやすいスパークリング日本酒を発売するそうで。
こちら今年4月発売予定のまだどこでも購入できないものということですが会場内でのみ先行発売されていました。
瓶のラベルもシャンパンを意識した可愛いラベルで、これは女性にもウケそうな気がします。
地元の食べ物ブースも活況
その他、地元の食べ物ブースも活況で、のどぐろ丼や地元海産物の浜焼き、地元村上牛のあぶり丼、村上牛すじ煮込み、甘エビ塩辛など日本酒に合う地元の食べ物も盛りだくさん。大満足の二日間でした。
※写真はカニの甲羅蒸し
今回が11回目で毎年開催されるということで、日本酒好きな方は来年の『にいがた酒の陣2016』へ参戦されてはいかがしょうか。きっと自分好みの日本酒と出会えることでしょう。
新潟淡麗 にいがた酒の陣2015
http://sakenojin.jp
※写真はすべて著者撮影のもの
※この記事はガジェ通ウェブライターの「荒木賢二郎」が執筆しました。あなたもウェブライターになって一緒に執筆しませんか?
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