マーク・ロンソン&ブルーノ・マーズ 遂に10週目の米ビルボード・シングル・チャート首位に、ファレル「ハッピー」の記録と並ぶ
2014年の年間首位を獲得したファレルの「ハッピー」以来の快挙!ついにマーク・ロンソン&ブルーノ・マーズの「アップタウン・ファンク」が米ビルボード・シングル・チャート10週目の首位をむかえた。
【グラミー賞】の開催によって、首位の交代があるかと予想していたものの、彼らの勢いをおさえてNo.1をマークし続ける「アップタウン・ファンク」。日本でもここ最近、TV番組中や街中で耳にすることが多くなった。その下で、首位に到達するのを待ち続けているエド・シーランの「シンキング・アウト・ラウド」だが、ピーク時を過ぎたともいえなくもない、この状況下では、初の首位獲得は難しい状況ともいえる。
一方、先週TOP3入りを果たした、マルーン5の「シュガー」は今週もポイントアップで3位に停滞。ニッキー・ミナージュをフィーチャーしたリミックス・バージョンをリリースしたことで、デジタルセールスの上昇も見込める。エドを飛び越えてNo.1に到達するか。
また、4位のエリー・ゴールディングは、この「ラヴ・ミー・ライク・ユー・ドゥ」が起用されている映画『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』が大ヒット中ということで、相乗してこの曲も人気が高い。【グラミー賞】効果を最大に発揮した、リアーナ&カニエ・ウェスト、ポールの「フォー・ファイヴ・セカンズ」(5位)も、まだまだ今後の展開に期待できる動きをみせている。TOP5内では、「アップタウン・ファンク」からの首位略奪戦が繰り広げられる模様。
その、カニエ・ウェストの新作がまもなくリリースされると囁かれている最中、アルバムからのリード曲「オール・デイ」が今週の15位に初登場した。この曲は、先月開催されたブリットアワードで初披露され、話題を呼んだこともあり、解禁されてから好調なデジタルセールスをたたき出している。また、すでにPVに撮影済みだとコメントしていることから、ストリーミング回数の上昇によってTOP10入りともなれば、「フォー・ファイヴ・セカンズ」とダブルエントリーも期待できる。
この「オール・デイ」、「フォー・ファイヴ・セカンズ」、そして12月にリリースされたポール・マッカートニーとのデュエット曲「オンリー・ワン」と、立て続けにリリースを続けるカニエ。アルバムのプロモーションであることは間違いないが、おそらくそのニューアルバムは、ビヨンセの『ビヨンセ』(2013年)や、今年50万枚を超える初動枚数を獲得して首位デビューを果たした、ドレイクの『イフ・ユア・リーディング・ディス・イッツ・トゥ・レイト』と同様に、急遽配信が開始される形でのリリースとなることが予想されている。リリース日は未定だが、タイトルは『ソー・ヘルプ・ミー・ゴッド』、アルバムアートは、聖母マリアのためのカトリックのシンボルが描かれたものを起用したと、ツイッターで発表している。
デビュー曲「今夜はロウ☆ロウ☆ロウ」が、2008年の年間首位を獲得した、フロー・ライダーの新曲「GDFR」が今週16位まで上昇。前作『ワイルド・ワンズ』(2012年)からは4曲のTOP10ヒット(内1曲がNo.1)を輩出したことから、約3年ぶりのアルバムからの先行シングルということもあり、人気も高い。
また、今週のアルバムチャートで、No.1デビューを果たした、ケリー・クラークソンの「ハートビート・ソング」が21位まで急上昇。こちらも約3年ぶりの新作ということで、前作『ストロンガー』からはタイトル曲が首位を獲得したこともあり、今後の動きも期待したいところ。
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