これぞ未来型ウェアラブル!皮膚内に埋め込む電子タトゥー「Underskin」

Underskin

このところすっかり定着した“ウェアラブルデバイス”というワード。ウェアラブルと聞くと、時計型やリストバンド型を思い起こすかもしれない。しかし今やウェアラブルと一言でいっても、非常に多種多様な形状、用途のものが開発され、しのぎを削っている。

皮膚に埋め込む、電子タトゥー型ウェアラブル

NewDealDesignは、かの有名なFitbitを企画したデザインコンサルタント会社。同社では今、新たな未来型ウェアラブルの開発に取り組んでいるという。それが“電子タトゥー”である。これは皮膚の下に埋め込むタイプのウェアラブルデバイスで、Jaeha Yoo氏らのチームが開発に取り組んでいる。

NFCを活用したアクションのほか多彩な機能に

「Underskin」と呼ばれるプロジェクトで、手に電子タトゥーを埋め込み、触ったものに対して反応を起こし、アクションがおこなえるというもの。例えば、NFCシグナルを送信して、ハンドルに触れることで目の前のドアのロックを解除したり、相手と手を握ることでデータの受け渡しをしたり、低血糖状態だと通知したり……まさにいろいろな用途が考えられるツールだという。

Underskin2

他にも、クレジットカードが手の中にあるときだけ、カードの機能が動作する、といったようなことも考えられる。さらに「Underskin」は、ユーザーの現在位置と身体の動きを検知する機能があり、単に情報を追跡するだけでなくて、おこなったジェスチャーを認識するようなことも可能だという。

生体データをリアルタイムで取得

また、人体の生体データを取得するのにピッタリな皮膚という場所にあるため、随時リアルタイムでデータを計測、集計し、病気や体調、活動状態を把握、管理するのにも有用だろう。

情報のやり取りや認証をおこなう機能、その人のニーズに合わせて、時や場所に応じた提案ができる機能、正確な生体データを集積する機能としてのほか、ファッションや自己表現のツールとしても活躍するかもしれない。これまでのウェアラブルデバイスと違って目立たないし、着用してる感がなく、ファッションを選ばないのはメリットだろう。

まさに、未来型のウェアラブルデバイス「Underskin」。開発チームでは5年以内に実用化したい意向だという。完成が楽しみである。

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Techable

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