【Interview】場所探しの新定番!スポット情報厳選サイト「deece」とは?

deece_1

デートの場所、週末のレジャースポット、仲間と飲むお店……。かつて、雑誌や書籍に頼るしかなかったお出かけ先の情報も、今はインターネットで自由に入手できるようになった。

インターネットは、場所探しに費やしていた私たちの時間と労力を、一気に減らしてくれた。しかし、人というのは不思議なもので、それが当たり前になると、より手軽で凝縮されたコンテンツを求めるようになってくる。

そんな時代の空気を読むように登場したのが、「deece」である。場所探しの新定番をめざすwebサービスとして、昨年12月にリリース。着々とユーザーを増やしている。

提供元は、サイトと同名のスタートアップ企業、deece。代表取締役社長、江田 学(えだ まなぶ)氏に、詳しいお話を伺った。

deece_2

Q1、まずは、「deece」制作のきっかけと経緯について、教えてください。

デートの行き先や知り合いと食事する場所を探す際、インターネットで検索する方は、多いかと思います。

行き先が決まっていれば、既存の場所探しサイトが詳細な情報を教えてくれるので、非常に便利です。

しかしながら、まだ行き先が決まっていない場合、既存の場所探しサイトで探そうにも、情報の見せ方やUI/UXの問題から、「ここに行きたい」と思えるスポットを発見することは、困難だったように思います。

インターネットの場所探しには、「こんなスポットがあったんだ」というような予期せぬ発見(セレンディピティ)が必要なんです。

そのような経緯から、メディアでもありツールでもある、より発見性を高めた場所探しのためのサービスが必要だと思い、開発に着手しました。

「deece」という名前は、英語圏のネットスラングで「cool」や「great」という意味を表す言葉です。場所探しなら「deece」を使うことがカッコイイ、そんな思いを込めて、この名前をつけました。

Q2、「deece」とは、どんなサービスなのでしょうか?

優れた空間デザインを有するスポットや、そのエリアで一度は行っておくべき、ランドマーク的なスポットを厳選して紹介するサービスです。場所探しのサイトなので、カテゴリやエリア等の詳細検索をすることも可能です。

現在の「deece 」β版では、「雑誌的場所探し体験」ができるサービスをめざしています。雑誌をおもむろにめくっていると、意図せずとも気になる情報が飛び込んでくるような、そういった体験を「場所探し」というフィールドで実現したいと思っています。

Q3、関東圏以外のエリアの情報提供はお考えですか?

現在は首都圏が中心ですが、ありがたいことに、ユーザーの方からも、関西エリア等へ拡大のご要望をいただいておりますので、順次全国的に拡げていきます。

エリアだけでなく、アミューズメント、ビューティーといった、他カテゴリにも対応する予定です。

Q4、サイト制作で最も苦心している点は、何でしょうか?

場所探しサイトの使命は、ユーザーにとって行きたいお店が見つかり、実際に行ってもらい、その結果満足する、というフローにあります。

そのため、スポットの選別はもとより、スポットの魅力を伝えること、ユーザーに「行きたい」と思ってもらうことが課題となります。

その取り組みとして、写真のクオリティや想像させる文章の執筆に、強く力を入れています。

既に100名近いライターさんから、ご応募をいただいておりますが、通過人数は数人程度と、少数精鋭の編集部を構えています。

Q5、「deece」は、今後どのように育っていくのでしょうか?未来への展望をお聞かせください

現在のβ版「deece」では、情報を厳選することにより、発見性を押し出していますが、本リリースの際は新たな仕組みで、情報は詳細かつ膨大にありながらも、行きたいスポットがすぐに見つかる、そんなサービスを作りあげていきたいと思っています。

これは、「検索のできる雑誌」から、「場所探しプラットフォーム」への進化を意味しています。

飲食店を探すなら、美容院を探すならではなく、場所探しなら「deece」。そう呼ばれるプロダクトにまで、成長させていきたいと願っています。(中略)

deece

  1. HOME
  2. 政治・経済・社会
  3. 【Interview】場所探しの新定番!スポット情報厳選サイト「deece」とは?
Techable

Techable

ウェブサイト: https://techable.jp/

  • ガジェット通信編集部への情報提供はこちら
  • 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。