アメリカ心理学会が認める「間違った9つのストレス解消法」と「本当に効く8つのストレス解消法」
世界でもっとも権威のある心理学団体といえばアメリカ心理学会(通称APA)。で、このAPAが超大がかりなストレスに関する調査をしてまして、科学的に実証された本当に効くストレス解消法(英文)を提唱してますんで、まとめてご紹介します。
・よくある間違った9つのストレス解消法9
正しいストレス解消法を見る前に、間違ったストレス解消法も押さえておきましょう。APAによれば、ストレスを感じた人の多くは以下の対処法に走りがち。
ギャンブル
ショッピング
タバコ
酒
やけ食い
テレビゲーム
ネットサーフィン
テレビを見る
映画
個人的にも「やけ食い」をしちゃいがちなので耳が痛いんですが、これらの方法はストレス解消法としてはムダなので注意したいところ。ちゃんと脳のストレス反応をやわらげてくれる正しい方法は次の8つです。
1. エクササイズ
当ブログでもエクササイズの効用は何度も取り上げてますが、科学的にストレス解消の効果が実証されている点では間違いなくナンバー1。短期的にストレスをやわらげるのはもちろん、長期的にストレスに強い脳を作ってくれる素晴らしさ。その割には、意外なほど実践する人が少ないんですよねぇ。
2. 瞑想
血圧を下げてストレスホルモンを減らし、ネガティブな感情も消してくれるのがすごい。手軽なわりにストレス戦闘力が超高いので、ぜひ手持ちの武器に加えておきたいところです。
3. 読書
意外と見逃されがちなのが、読書のストレス解消効果。本を読むと知識がつくだけじゃなく、ストレスが68%も削減されちゃう。研究(英文)によれば、読む本は自分が好きなものなら何でもOKで、できれば1日30分を読書に使うと良いみたい。その後、自分のストレスがどれだけ減ったかを記録しておくと、さらに効果が高くなるそうだ。
4. 音楽
音楽セラピーもリラックスの定番。研究によれば、テンポの遅い音楽を聞くだけで心拍数と血圧が下がり、実際にストレスホルモンのレベルも下がったそうな。リラックスに効く曲は自分に合ったものを選ぶのが一番ですが、特に候補がないならクラシックを選べばOK。
5. 散歩
外を歩くのは健康にいいだけでなく、ストレスを30%も下げてくれる。研究では、PTSDや失職のショックまでやわらげるうえに、記憶力や注意力もアップしてくれるらしい。また、このときに自然のなかを歩くと、緑の量が1%増えるごとにストレスレベルも急激に下がるそうな。
6. 友人や家族と過ごす
人間関係の大事さは当ブログでも何度も紹介してきたところ。友人や家族と仲が良いと自尊心と安心感が高くなり、ストレスレベルがガツンと下がる。経済学の試算によれば、月イチで友人や家族に会うと、年に5674500円分の価値があるそうな。
7. マッサージ
マッサージのストレス解消効果も、科学的にはかなり実証済み。臨床研究(英文)では、90分のマッサージを受けると心拍数やストレスホルモンのレベルが下がった。ついでに、食い過ぎや怒りの感情までやらわれてくれるそうな。じっとしてるのが苦手なので、個人的にマッサージは避けてきたんですが、ここまで実証例があるんなら試してみようかな…。
8. お祈り
お祈りや宗教的儀式にも、ストレス解消の効果が確認されております。意識が「高次の目的」に向かうと、 人間の脳は快楽物質を出すようにできてるらしい。私は無神論者&スピリチュアル嫌いなので、「祈り」と聞くとちょっと引いてしまうところもあるわけですが(笑)、脳科学的にも効果は高いようですし、仏教の世界で行われる「慈悲の瞑想」なら取り入れてみようかなー、とは思います。
・まとめ
そんなわけで、アメリカ心理学会が認める8つのストレス解消法でした。休日は森のなかを音楽を聞きながら散歩して、夜は静かに読書と瞑想。そのうえで、友人や家族と月イチの会合を開きつつマッサージを受ければストレス知らず! っことですな(笑)。やってみよう。
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