大吉かどうかは重要ではない!? おみくじをもっと活用するための3つのポイント
お正月に初詣に行った際、ほとんどの方がおみくじを引くと思います。ただ、運試し的に捉えている方が多く、おみくじが占いの一種だということを意識している方は、あまりいないかもしれません。
・おみくじは『卜』という種類の占い
占いは、『命(メイ)』『相(ソウ)』『卜(ボク)』という3種類に分類され、使用する道具や占うことのできる期間、変えられるものかどうかなどの違いがそれぞれにあります。『卜』は専用の道具を使い、いま必要なメッセージを瞬間的に導き出す占いで、主に3カ月~1年という短期間を占います。
・花占いも『卜』の一種
『卜』は、心理学的にはシンクロニシティ(心に思い浮かぶ事象と現実の出来事が一致すること)を利用した占いといえます。例えば、「好き」「嫌い」と花びらを摘んでいく花占いも『卜』ですし、「明日天気にな~れ!」と靴を飛ばすのも『卜』の占いと言えます。
・おみくじの正しい引き方
何気なく引いているおみくじは、実は占いの知識があると、より自分の未来に活用できるようになります。そこで今回は、おみくじをもっと活用するためのポイントを、3つ挙げてみました。
1. ふと思い立ったときに引く
初詣、旧正月、誕生日、記念日などの節目や、何か行動を起こすタイミングでおみくじを引くのもいいのですが、『卜』という占いの性質上、シンクロニシティが重要なので、ふと思い立ったときに、思い立った神社で引くのが効果的です。運命に導かれるように、素晴らしいメッセージを受け取ることができます。
2. おみくじを引くときは左手で
おみくじを引く前に、参拝はすませておきましょう。そして、おみくじを引くときは、必ず左手で引くようにしてください。左手は「受ける手」と言われ、自分では意図しない、自分の欲望でもない、純粋にいま自分に必要なメッセージを引き寄せてくれます。
3. 和歌などのメッセージを読み解く
おみくじで大事なのは、和歌などのメッセージの部分をどう読み解くかです。『恋愛』『仕事』など分野ごとの運勢が端的に示されていることもありますが、これらはむしろ、参考程度の情報と言えます。また、おみくじは、大吉や凶などのわかりやすい部分に一喜一憂しがちです。
しかし、凶が出ても、落ち込む必要はありません。実際、凶は『後は上がっていくだけ』と言われることもありますし、『凶=強』とされ、運の勢いが強い様子を示すとも言われています。
・おみくじは神様からのメッセージ
3つのポイント、いかがでしたでしょうか。おみくじは、あなたがより良くなるために神様が送ってくれたメッセージです。そのヒントを和歌などから探すようにしましょう。おみくじは読んだ後に神社に結んでいく方が多いと思いますが、メッセージが読み取れなかった場合は持ち帰るようにしてください。
神様からの宿題だと考えて、じっくりとメッセージを読み解き、それが実践できたら改めて神社に結びに行けばいいのです。そうすれば、次の機会にまた素晴らしいメッセージを受け取ることができるでしょう。
初詣に限らず、この3つのポイントを意識しておみくじを引いてみてください。いままで見逃していた大切なメッセージに、気づくことができるかもしれません。
記事: バズプラスニュース Buzz+ http://buzz-plus.com
執筆: 國武亜紀
國武亜紀
株式会社Occitania代表。自由大学「自分軸をつくる占い」「‘流れ’をつくる手帳学」教授。「自分軸」をキーに自己分析のツールとしての占い、手帳、心理学の使い方を研究、実践する専門家。著書に『占い女子のための運命のトリセツ』(かんき出版)。
知らなかった!がそこにある「速報ニュース バズプラス」。世界の情報を集め、気になるニュースをお届けします。
ウェブサイト: http://buzz-plus.com/
TwitterID: buzzplus_news
- ガジェット通信編集部への情報提供はこちら
- 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。