アンティーク好きにはたまらない? 「横浜骨董ワールド」レポート
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大掃除シーズンも近付き、見渡せば、間に合わせで購入した家具や小物で埋め尽くされている部屋。自宅で過ごす時間も増える冬場、自分で選んだ一点ものを置くことで、くつろぎ時間をランクアップさせてみてはどうだろう。そんなとき訪ねてみたいのが、骨董市。骨董店やアンティークショップに入店するのは緊張するという方でも、多くのブースが集まるイベントなら、ゆっくり品物を堪能できる。
今回は、今年で26回の開催を数える『横浜骨董ワールド』にお邪魔した。パシフィコ横浜のホールCで11月上旬に3日間行われた同イベント。ホール内に入ると、多くのお客様が自由にブースをめぐっていた。押し売りモードはまるでなく、並ぶ商品への自信がうかがえる。「大型のイベントは扱うジャンルも豊富だから、お客様は年代問わずいらっしゃるね。あと、海外から来られている方は日本の骨董品に詳しくて、買い付けも真剣。こっちも、いつの間にか簡単な会話なら五か国語でできるようになったよ」
そう話してくださったのは梅島商店の店主さん。確かにあちこちで外国語が飛び交い、インタビュー中も、台湾からお越しの骨董商の方が購入した骨董品をチェックしていた。
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【画像1】日本の古美術品に関心の高い海外の方も多い(撮影:岡島梓)
日本の古美術から、ポップなアメリカの商品看板まで、見ていて飽きないブースの数々。東京からお越しのご夫妻にお話を伺うと、今日はアンティークの絵皿を見に来たそうだ。美術品の買い付けから、普段使いの食器の購入まで、どんな目的でも楽しめるのが魅力だ。
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【画像2】なんと車まで! 『商談中』と張り紙がしてあったので、売り物だ(撮影:岡島梓)
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【画像3】昔の電話機や蓄音機など、アンティーク好きにはたまらない一角(撮影:岡島梓)
そんななか、ふんわりと温かく光る照明に、虫のように吸い寄せられた筆者。南フランスやアメリカのアンティークランプを扱う、カンランシャの店主さんにもお話を伺うことができた。「骨董ワールドは第1回から参加しています。今は照明もLEDの時代で厳しいけど、この温かい光を気に入ってくださる方、物に対して手間を惜しまない方は立ち止まってくださいますね」
では、アンティークを扱う楽しみはなんだろうか。「アンティーク品は一点ものが多く、売れてしまったらどんなにお金を積んでも手に入れることができない。自分が見つけてきた商品との縁を、お客様に感じていただけたときはうれしいです。まず買い付けで素敵な照明を前に「見つけた!」と感じる瞬間も喜びですね」
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【画像4】主に南フランスで買い付けられる照明の数々。柔らかな光に癒やされる(撮影:岡島梓)
私たちが知らない時の流れを経て、この場所で出会える骨董品の数々。自宅に連れて帰れば、自宅で過ごす時間に深みを与えてくれそうだ。12月12日(金)~14日(日)には、大田区の平和島東京流通センターで「平和島全国古民具骨董まつり」という、国内最古の室内での骨董市が開催される。休日の楽しみに、さまざまな時代の一点ものを探してみてはどうだろう。
平和島全国古民具骨董まつり(2014年12月12日(金)~14日(日))
大田区平和島・東京流通センター(年5回開催)
HP:http://www.kottouichi.com/
次回開催:骨董ワールド(2015年5月8日(金)~10日(日))
パシフィコ横浜Cホール
HP:http://home.att.ne.jp/sigma/y-world/kottouworld/Home.html
元記事URL http://suumo.jp/journal/2014/12/10/74625/
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