May J.「1万人と歌うことはたぶん一生に一度、歌の素晴らしさを再認識。」
佐渡裕が総監督・指揮を務める「サントリー1万人の第九」が12月7日、大阪城ホールで開催され、May J.も1万人の合唱団とともに迫力ある歌声を響かせた。
「サントリー1万人の第九」は今年で32回目を迎える世界最大規模の合唱コンサート。抽選で選ばれた小学1年生から95歳までの1万人の合唱団員が、3ヶ月以上のレッスンを重ね当日を迎えた。第一部は『「ラ・ペリ」のファンファーレ』で華やかに幕開け。佐渡は「1万人の第九は、参加している1万人がそれぞれの思いを持っている。1万通りの思いを歌にこめてほしい。」と話した。さらに、ゲストとして白いドレスに身を包んだMay J.が登場。「1年の最後に1万人の皆さんと歌うのを楽しみにしていました。超スペシャルです!」と語り、合唱団ととともに「Let It Go~ありのままで~」を力強く歌い上げた。
第二部では井川遥が登場しシラーの詩「歓喜に寄せて」を朗読。静まり返る大阪城ホールに響く井川の声を受け継ぎ、いよいよ佐渡の指揮で「ベートーヴェン:交響曲第9番」が始まった。今年は2011年東日本大震災直後に「第九」を演奏したケルン放送響や東北3県から集まった合唱団150人も参加し、それぞれの思いを胸に込め「歓喜の歌」で1つになった。
公演を終え、佐渡は「音の神殿のようなすばらしい空間が作れたと思います。東北から来ていただいた150人の方には現地にもどって復興のリーダーとして、少しでも力になってもらえたら。」とコメント。司会を務めた羽鳥慎一も「東北会場の練習も見てきて、1万人いれば1万通りのドラマがあることも知りました。来年もぜひ練習から参加したい。」と述べた。本イベントの模様は、12月23日にJNN系列8局ネットで放送される。
◎開催概要『サントリー1万人の第九』
日時:2014年12月7日(日)14:00会場 15:00開演
会場:大阪城ホール
出演:佐渡裕、May J.(第一部歌唱ゲスト)井川遥(第二部朗読ゲスト)
ソリスト:並河寿美 (ソプラノ)、手嶋眞佐子(メゾ・ソプラノ)、吉田浩之 (テノール)、キュウ・ウォン・ハン(バリトン)
管弦楽:1万人の第九オーケストラ(兵庫芸術文化センター管弦楽団・ケルン放送交響楽団)
弦楽:スーパーキッズ・オーケストラ
吹奏楽:大阪府立淀川工科高等学校吹奏楽部
合唱:1万人の第九合唱団
司会:羽鳥慎一、豊崎由里絵(MBSアナウンサー)
◎放送概要『32nd 1万人の第九 全部見せます!歓喜の大合唱ができるまで』
日時:2014年12月23日(火・祝)午後1時55分~2時52分
TBS系列8局ネットで放送予定(毎日放送(MBS)、東京放送(TBS)、北海道放送(HBC)、中部日本放送(CBC)、RKB毎日放送(RKB)、TBC東北放送(TBC)、IBC岩手放送(IBC)
テレビユー福島(TUF))
More info:http://www.mbs.jp/daiku/
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