行動経済学的に「正しい異性にモテるための方法」とは?

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renai

いま恋愛科学の世界で主流なのが、恋愛を自由市場として考える見方。

簡単に言えば、頭がいい、顔がいい、背が高い、金があるといった好ましい特徴を持った人ほど恋愛市場では力が強く、あとは需要と供給の関係でパートナーが決まるって発想です。恋愛学の本を多く出している早稲田の森川友義さんなんかは、わりとこの立場。

が、近ごろテキサス大から「恋は顔や金じゃ決まらない!」(英文)と主張する論文が出まして、これがおもしろい。実験のポイントは以下の2点です。

「人間の魅力はどのように働くのか?」
「恋愛関係はどうやって生まれるのか?」

まず研究者は、学生たちに同級生の魅力をランク付けしてもらったんですな。評価のポイントは、性格の良さ、ルックス、頭の良さなど、いわゆる恋愛市場では欠かせないと言われているものばかり。

すると、当然ながら、最初は優しくて頭のいいイケメンと美女に票が集中したんですが、3ヶ月後の再調査では人気のかたよりが完全に消失。学生たちが互いを深く知るほど、ルックスや知性の重要さは減って、票がバラついていったらしい。

恋愛カウンセラーなんかは、よくメラビアンの法則を持ちだして「恋愛は第一印象で決まる!」と断言することが多いんですが、実際に第一印象が重要なのは短期的な話で、長い目で見るとその効力は薄いわけですね。

この結果について、研究者いわく、「あなたの恋愛の市場価値が低くても、気落ちしてはいけない。大事なのは、もっと積極的に社交の場に出かけて、多くの人たちに自分を知ってもらう努力をすることだ」とのこと。

また、同じ研究では「一目惚れでカップルになるケースは少なく、たいていは友人から恋に発展したもの」ってデータも出てまして、「いつも友だちどまりなんだよな〜」という方にも勇気づけられる内容になっております。そんなわけで、ざっくりまとめると、

・恋愛市場説は「短期的には」正しい。
・長期的にみると「親密さ」のほうが大事になる。
・パッと見で「好き」と思った人だけでなく、幅広い異性と長く知り合うのが重要。

といったところ。要は「あわてるな」ってことですね(笑)。

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