英語が生みだす1.5億円の収入格差 AI時代の今こそ英語を学ぶべき理由
「AI翻訳があるなら、英語は不要」という発想はもはや時代遅れです。
確かにAIは進化しました。しかし、それが「英語を学ぶ必要がない」理由にはなりません。むしろ、英語を使える人と使えない人の格差は、今後さらに広がっていきます。
世界のトップ企業では、新しいビジネスの潮流や投資案件の意思決定が英語で行われています。
「英語×ビジネス」が生む、富裕層への分岐点
なぜ、英語ができるだけで、収入の桁が変わるのでしょうか?
それは、市場のルールがすでに英語で書かれているからです。
グローバル市場では、次のような「英語格差」が生まれています。
エンワールド・ジャパンの調査(2020年)では、英語レベル「上級」の約60%が年収1000万円以上、「初級」では約10%にとどまるという結果が出ています。
ビズリーチの調査でも、年収750万円以上のビジネスパーソンを対象にした結果、英語レベルが高い人ほど年収が高く、ネイティブスピーカーの平均年収は1354万円、ビジネスレベルが1174万円、日常会話レベルが1037万円、基礎会話レベルが1003万円、英語を話さない人が976万円で、ネイティブと英語を話さない人では378万円の差があることが分かりました。
投資・テクノロジーの最前線の情報も英語でしか手に入りません。
AIが英語を「代替できない」理由
「翻訳ツールがあるから大丈夫」というのは誤解です。というのは、AIは文化や背景を理解しないからです。
1,交渉力とビジネス判断
相手の意図を読み解き、最適な言葉を選ぶ交渉はAIには難しい。
2,最新の市場情報は英語でしか手に入らない
ChatGPTの活用法やマーケティング戦略など、最先端の情報は英語で発信されます。
3,英語ができると収入の「上限」がなくなる
海外案件の受注、ドルやユーロでの収益化が可能になります。
英語を「学ぶ」のではなく「使う」時代へ
英語を「勉強する」だけでは不十分な時代になりました。今後は、英語を実際に使いこなし、価値を生み出す人が優位に立ちます。
・英語で市場調査をし、独自の情報を発信する
・海外向けのビジネスを立ち上げる
・英語×AIを活用し、新たな価値を生む
おうちキッズ英語™代表の馬場早織氏は、次のように語ります。
「W3Techsの統計によると、2025年時点でインターネット上の情報の49.2%が英語、5.1%が日本語で発信されています。つまり、日本語の約10倍の情報が英語で流通しているのです。この差が、得られる知識やビジネスチャンスにも大きく影響します。英語を使えなければ、重要な情報を逃してしまう可能性が高いのです。」
さらに、生涯賃金においても大きな差が生じます。上記のネイティブスピーカーの平均年収1354万円と英語を話さない人の976万円との差を40年間で計算すると、その差は1.5億円以上にもなります。ビジネスレベルでも1.2億円、日常会話レベルでも1億円近い差が生まれます。これは単なる年収の違いではなく、資産形成や老後の生活の質にも直結する大きな要因となるのです。
私自身、日本の企業が海外市場とつながるための貿易ビジネスを展開しています。英語のスキルを活かすことで、国内市場だけでなく、海外の需要を的確に捉え、ビジネスの可能性を拡大しています。
英語を学ぶか、それとも1.5億円の収入差を受け入れるか。今決断しなければ、この差はさらに広がり、後から埋めることが困難になることでしょう。英語を活かせば、世界の経済・金融の動向を直接キャッチし、戦略的な資産運用にもつなげられます。
インタビュー協力:おうちキッズ英語™ 馬場早織氏

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