勝間和代さん「もう何でも音声入力ですね」 その場で仕事術を実演してもらった
みなさんは、音声入力を活用していますか?
試した家電やサービスは2000以上。テクノロジーで“1日2時間の自分時間”を生み出す方法を解説した『仕事と人生を変える 勝間家電』(ダイヤモンド社)の著者であり、経済評論家の勝間和代さんに直接インタビュー。
前回は、勝間さんが今注目している最新ガジェット3選を伺いました。
記事こちら:
勝間和代さんが選ぶ最新ガジェット3選 『仕事と人生を変える 勝間家電』インタビュー
https://getnews.jp/archives/3700120[リンク]
今回は、勝間さんがフル活用しているという「音声入力」の使い方や、仕事や生活を効率化するガジェットの選び方について伺ってみました。
勝間和代さんの音声入力仕事術
――― 音声入力はどんな感じで外出時に使われているんですか?
勝間和代さん:もう何でも音声入力ですね。私、フリック嫌いなんですよ。フリックって一回に1文字しか入らないじゃないですか? 音声入力って一気に文字入力できるので、なるべく音声入力にしたいんですよ。
だから、音を出すのがまずい場所は「病院」とよく言うんですけど、病院とか以外はだいたい、しゃべって入力しちゃいますね。
――― カフェとか? 音声入力を使いやすい場所ありますか?
勝間和代さん:カフェは逆にありがたいんですよ。ワークスペースで、静かな会議室がよりやばいんですよ。カフェはみんなしゃべってますから。
あと、カラオケボックスもよく使いますよ。この本で紹介した「お仕事パセラ」はすごいですよ。カラオケ屋さんがワーキングスペースを貸してくれるんですよ。
――― 便利そうですね。
勝間和代さん:家で仕事をしたり、原稿を書くときは全部音声入力ですね。だから、音声入力は全部、最新式を全部追っかけていて。古いのはあんまり使わないですよ。
今、LLMを使った音声入力がバンバン出てるんで。そのLLMに使ったやつが、どれが一番いいのかっていうのをずっとリサーチしてます。
パソコンの方はSuperWhisperでしばらく行こうかなと思ってるんですけど。スマホはまだPixelを上回るものがないので、とりあえずPixelのオリジナルでいいかなという感じです。
ーーー 音声入力のコツはありますか?
勝間和代さん:音声入力に慣れるまでのコツは非常に簡単で。
要は、キーボード入力も間違えるじゃないですか。それと同じように、音声入力も間違いを許容するということですよ。
キーボード入力と同程度に間違いがあっても、しょうがないな。そのかわりスピードが速いから、キーボードで直せばいいよ、と。
あと、誤字脱字がどうしても嫌だったら、LLM を通した音声入力を使えば、ほぼなくなります。そのかわり、過度に直しちゃうんで。文脈や文章が変わっちゃったりするんで、そこはちょっと判断しないとではありますけど。
実演:「こんにちは。勝間和代です」音声入力をその場で試してもらいました
ーーー 音声入力の実演を拝見したいです。
勝間和代さん:なんでもいいですよ。文章があれば。例えば普通の新ドキュメントで。
「こんにちは。勝間和代です。今、ガジェット通信の取材を受けています。ここは、ダイヤモンドの会議室の中です。」
これぐらいだと1文字も間違えないですね。
――― すごいですね!
(実演中)
勝間和代さん:あ、ちょっと誤字が入りましたね。
これは、多分、クラウドに持っていく分量が少ないんですよ。だから常にクラウドと通信をしながら、今、話しているものがローカルで判断されるのか、クラウドで判断されるかによって、クラウドに持っていけばいくほど、スピードが落ちて正確性が上がるんですね。
Pixelはローカルか半クラウドくらいの処理で。
さっき誤字が入った出力はローカルで対応しようとするから、謎の言葉になっちゃうんですよ。そこはその自分の好みとのバランスですね。
クラウドを使うのが何が問題かというと、クラウドは基本有料です。
ピクセルやiPhoneに組みこまれていれば、これは当然ピクセルやiPhoneの代金に入ってるんで、無料ですよね。そこの判断ですね。
音声入力が、キーボードでタイピングするより、これからは主流になっていくと私は思います。
ガジェットの選び方「新しい技術を使っていれば、値段が安くてもいいものがたくさんある」
――― 他にどんなガジェットを使っていますか?
勝間和代さん:イヤホンは本当にいろんなものを使ってます。ファーウェイのこのクリップ式のイヤホンは、本当に楽ですよ。耳につけていても、全く痛くならないんで。
――― 様々な家電やデジタル製品を選ぶ基準はありますか?
勝間和代さん:私、値段自体はあんまり気にしないんですよ。要は、その値段に見合う性能があるかどうかと考えています。
値段の理由が、古い技術を使っているとか、製造数が少ないとなると当然高くなるんですよ。それに対して、新しい技術を使っていれば、値段が安くてもいいものがたくさんあるので。
――― じゃあ、技術を追っていけば?
勝間和代さん:そうですね。とにかく、家電の何がすごいかっていうと、みんなの努力の結晶なんですよ。ありとあらゆるエンジニアやユーザーの声がキューッと集まって、だんだんだんだん良くなっていくじゃないですか。
だから、私、最新式が買いたくてしょうがないんですよ。そういうのをですね、気にして見に行っちゃいますね。
炊飯器は象印?「炎舞炊き」に見る家電技術
――― 炊飯器は象印がおすすめ?
勝間和代さん:炊飯器がなぜ象印を気に入っているかというと、白米を炊くだけだったら、結構どのメーカーもみんな上手なんですね。それに対してちょっと玄米にしたいとか、炊き込みご飯にしたいとか、炊き方を少し変えた時でも、象印はそのまま上手に炊けるんですよ。
勝間和代さん:これはやっぱり専業メーカーと兼業メーカーの差で。象印は炊飯器が売れてないと困ってしまうので。
やっぱりソフトウェア的なノウハウの積み上げは、すごく大事だと思っていて。私、「炎舞炊き」が好きなんですけれどもね。かまどの火の揺らぎを全部センサーで計算して、その火のゆらぎをどうやったら、IHで再現できるかどうかを研究していて、それで結論として達したのが、わざわざIHを3つに分けて、それを全部揺らぐようにしたんです。
でも、面白いですよね。かまどはおいしい。じゃあ、かまどっぽいものを作ろうと、だから“炎舞”炊きなんだそうです。踊るんだそうです。
基本的に、どういうシステムや、どういう構造で働いていて、何がボトルネックになっていて、何にお金をかけるのが一番コスパがいいかということは、ガジェット系は全部考えます。
AIとスタイリストの組み合わせ
ーーー エアークローゼットというレンタルサービスも愛用されているのですか
勝間和代さん:エアークローゼットはですね、これもプロンプトに近いんですけど、何か洋服を送ってくるじゃないですか。
それに対して「これは大きい」「色が合わない」「サイズが合わない」「好みじゃない」など、細かくフィードバックするんですよ。
そうすると、3回から10回ぐらい行ったり来たりするうちに、だんだん自分の好みに合う服が届くようになります。
何が素晴らしいかというところも、AIなんですよ。AIがある程度選んだものを最後に人が調整してるんですね。そのAIとスタイリストの組み合わせになっています。だから、すごくよくできてますよね。
どうせ来シーズンには着ないことも多いので、初めから、その時の流行りの服を受け取った方がいいと。たしかトレンド・フェミニン・クール・ベーシックの4択なんですけど、私、めんどくさいから全部トレンドにしています。
――― ありがとうございました!
書籍・詳細情報
『仕事と人生を変える 勝間家電』
著者:勝間和代
定価:1,870円(税込)
発売日:2025年10月8日
発行:ダイヤモンド社
判型:四六判・並製・2C・264頁
https://www.amazon.co.jp/dp/4478123322/
著者プロフィール:
勝間和代(かつま・かずよ)
1968年東京都生まれ。経済評論家。早稲田大学ファイナンスMBA。慶應義塾大学在学中から監査法人に勤め、アーサー・アンダーセン、マッキンゼー、JPモルガンを経て独立。3女の母。経済・教育・キャリア形成に関する発信に加え、合理的な暮らし方を追求するライフスタイル提案でも支持を集める。特に家電の選定・活用に精通し、自身の生活においても複数の家電を組み合わせ、時間と手間を最小限にする工夫を実践し続けている。著書多数。YouTubeやSNSでも積極的に発信中。
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