ソフトバンクの下り最速はどうなる? 日経BPコンサルティングの主要駅LTE速度調査からJR中央線の調査をコンプリートしてみた
日経BPコンサルティングは10月23日、全国の乗降者数上位500駅を対象とした『全国主要500駅LTE/4G通信速度調査』の結果を発表しました。主要3キャリアで『iPhone 6』、Androidスマートフォン3機種で実施した調査結果は、下りではソフトバンクが、上りではドコモがそれぞれ首位という結果に。ここでは、編集部スタッフで住んでいる人が多く、筆者の実家もありなじみ深いJR中央線の結果に注目してみます。
同調査は、全国47都道府県のうち地下鉄を除くJR、私鉄の乗降者数が多い駅から500か所を選び、スマートフォンでLTE/4Gによるデータ通信の速度計測を実施したもの。調査端末には3キャリアの『iPhone 6』、Androidではドコモに『GALAXY S5』、auに『Xperia ZL2』、ソフトバンクに『AQUOS CRYSTAL』を使用し、通信速度は『RBB TODAY SPEED TEST』で調査。同一地点で3回計測を行った平均値を記録しています。
主要500駅の調査結果のうち、JR中央線の駅は東京駅から高尾駅までの全32駅中23駅が含まれています。下りの速度で見ると、『iPhone 6』ではソフトバンクが23駅中12駅で首位になり、中央線で最速という結果に。Androidでも同じくソフトバンクが23駅中12駅で首位になり、やはり中央線で最速となっています。
表は日経BPコンサルティングの調査結果を駅順にソート、各駅で最速のキャリアの結果をハイライト表示しています。すべての図が表示されない方はガジェット通信をご覧ください。
https://getnews.jp/archives/698746
この「ソフトバンクは中央線で下り最速」は、中央線全駅でも言えることなのでしょうか。気になった編集部は、調査結果に含まれなかった残り9駅についての調査結果を入手。中央線の調査結果をコンプリートしてみることにしました。調査方法は日経BPコンサルティングが実施したのと同様、各駅で3キャリア6端末を使用して各端末につき3回、『RBB TODAY SPEED TEST』による速度計測を実施しています。
『iPhone 6』では全32駅中19駅でソフトバンクが首位という結果に。Androidでは全32駅中17駅でソフトバンクが首位という結果が出ています。50Mbps以上の速度が出ている結果を見てみると、『iPhone 6』の場合ドコモでは3駅、auでは2駅、ソフトバンクでは10駅。Androidの場合ドコモでは1駅、auでは4駅、ソフトバンクでは8駅と、数字のうえでもソフトバンクが最も速い通信速度だったことが分かります。特に国分寺駅のソフトバンクは90Mbps以上の速度を記録。国分寺のソフトバンクユーザーがちょっとうらやましいですね。
中央線の全駅の結果をコンプリートできてスッキリ! 読者の皆さんも、ふだん使っている沿線やなじみのある沿線の結果が気になったら調査結果をチェックしてみては。
日経BPコンサルティングの調査結果
http://consult.nikkeibp.co.jp/consult/news/2014/1023lte/
宮原俊介(エグゼクティブマネージャー) 酒と音楽とプロレスを愛する、未来検索ブラジルのコンテンツプロデューサー。2010年3月~2019年11月まで2代目編集長、2019年12月~2024年3月に編集主幹を務め現職。ゲームコミュニティ『モゲラ』も担当してます
ウェブサイト: http://mogera.jp/
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