タフなスマホはビジネスでもプライベートでも活躍! 防水・防じん・耐衝撃を備えた『GALAXY S5 ACTIVE』レビュー
アウトドアウェアやグッズを街でもよく見かけるように、タフな仕様のアイテムはガンガン使える安心感やこだわりが支持され、日常でも使われるのが一般的になりました。肌身離さず利用するスマートフォンでも、堅牢なケースに入れてタフネス仕様にすることができますが、端末にフラッグシップモデルの性能とタフさが両立していたら理想的ですよね。ドコモの冬春モデル『GALAXY S5 ACTIVE SC-02G』は、そんな理想的な端末のひとつ。ハードなアウトドアシーンではなく、日常的なシーンでレビューを実施して、ビジネスとプライベートそれぞれで活用できる特徴をまとめてみます。
『GALAXY S5 ACTIVE』は、サムスン電子製スマートフォンのフラッグシップモデル『GALAXY S5』をベースに耐衝撃、耐温度、耐湿度、防水・防じん機能を備えたタフネスモデル。OSにAndroid 4.4、2.5GHzのクアッドコアCPU、5.1インチのフルHDディスプレー、1600万画素カメラと『GALAXY S5』同様のハイスペックを誇りながら、米国国防総省の軍用規格(MIL-STD-810G)に準拠するという、若干やりすぎ感もあるタフさを両立しています。
MILは下記の17項目に対応。
落下、浸漬、粉塵、塩水噴霧、湿度、太陽光日射、振動、雨滴、風雨、氷・低温雨、熱衝撃(-20~50℃)、高温保管(63℃固定)、高温保管(30~60℃)、高温動作(71℃)、低温動作(-51℃)、低圧保管、低圧動作
軍人や登山家でもない限り、ここまでの性能が必要になる過酷な環境でスマートフォンを使う人はいないでしょうが、タフネス性能に裏付けられた安心感は一般人のユーザーにも心強いもの。水没や落下でスマートフォンを壊してしまった経験がある人にはなおさらではないでしょうか。日常でも活躍する『GALAXY S5 ACTIVE』の機能を見ていきましょう。
[ビジネス]安心感が違う物理キー搭載
『GALAXY S5 ACTIVE』のハードウェア上の大きな特徴のひとつが、物理キーの搭載です。Androidスマートフォンはいつからか、ディスプレー上のソフトウェアキーで「戻る」「ホーム」「アプリ履歴(メニュー)」の操作をするものが主流に。以前の画面下に3コの物理キーが並んだ仕様が使いやすかった、という人も多いのでは。そんな古参Androidユーザーや、携帯電話からスマートフォンに乗り換えるユーザーにも親しみやすい物理キーが利用できます。
しかもこの物理キー、フラットで面積が広いから押しやすいのです。デザイン性を重視して細かったり小さかったりすると押しやすさが犠牲になりますが、このキーならしっかり押せるので安心。年齢層高めのビジネスマンにも使いやすいのではないでしょうか。
[ビジネス]アクティブキーでよく使うアプリを一発起動
『GALAXY S5 ACTIVE』の物理キーはこれだけではありません。画面から見て左側面にもうひとつ、“アクティブキー”を搭載しています。もともと、後述するアウトドアに役立つ機能を集めたアプリ『アクティビティゾーン』を起動するためのボタンなのですが、「設定」の「アクティブキー」からアクティブキーを「短く押す」「長く押す」のそれぞれの操作に1種類ずつ、任意のアプリを起動できるように設定できます。
ビジネス用途でいつでもすぐに起動したいアプリをアクティブキーに割り当てれば機動性がアップ。メールアプリを設定すれば「通話が終わったらすぐにメールをチェック」、ボイスレコーダーを設定すれば「音声を残したい瞬間にボイスレコーダーを起動」、などワンプッシュで操作できるのはなかなか便利です。
[ビジネス]バッテリーの持ちがハードワークをサポート
バッテリー容量は『GALAXY S5』と同じ2800mAh。過去に検証したように、『GALAXY S5』は通常使用でも3日は余裕で動作したので、同様のバッテリーの持ちが期待できます。
参考記事:
バッテリー持ち重視の『GALAXY』最新機種『GALAXY S5』で『ウルトラ省電力モード』を徹底検証 バッテリーは何日持った?
https://getnews.jp/archives/583996[リンク]
レビュー中でも、週末を挟んで充電しなくてもバッテリーが持ったり、Googleアカウントを同期してブラウザを使用しても無充電で3日は使えるというパフォーマンスが確認できました。
バックグラウンドのデータ通信を停止する、バイブの停止やCPU、画面表示のパフォーマンスを抑える、画面をグレースケールに切り替えるなど細かい設定が可能な『省電力モード』、画面のグレースケール表示と使用可能なアプリ数の制限でさらに省電力を実現する『ウルトラ省電力モード』、緊急時に必要な機能のみに絞り込む『緊急時長持ちモード』といった省電力メニューも充実。外出時にバッテリー残量が少なくなったときなど、ハードに働く人をサポートします。
[プライベート]外でも安心して使えるタフネス仕様
『GALAXY S5 ACTIVE』のタフネスぶりが発揮できるのは、やはり野外。耐衝撃性能は、高さ約1.5メートルから26方向で合板(ラワン材)に落下させる試験をクリアしています。たとえばズボンのポケットに入れてサイクリングに出かけたり、ランニングに持ち歩いたりしても、手から滑り落ちるなど万一のときの安心感が違います。
IPX5/7・IP6対応の防水・防じん性能は、天候が変化したり土や砂の上に落としても安心。
湿度にも耐久性が高いので、スキーやスノーボードのお供にも。ドコモの発表会では、氷の中で端末を動作させるパフォーマンスを披露していました。
[プライベート]手袋をしていても物理キーで楽々操作
物理キーは、もともとアウトドアで手袋をしたり濡れた手でも扱いやすいように用意されたもの。スキー用の手袋を装着して操作してみましたが、物理キーの操作、特にアクティブキーを使うと手袋をしたままアプリが起動できるのが重宝します。バイクに乗る人にも便利なのでは。
アクティブキーにデフォルトで割り当てられている『アクティビティゾーン』は、気圧計、コンパス、トーチライト、ストップウォッチの機能が1画面から呼び出せる、アウトドアでの使用を想定したアプリ。日常でもコンパスで方角を確認したり、夜道の探し物にトーチライトを使ったりと活躍しそうです。
[プライベート]カメラ起動はアクションキーを活用
約1600万画素、最速で0.3秒の高速オートフォーカス機能を備えたカメラは『GALAXY S5』と同等の高性能。プライベートシーンでもよく利用するであろうカメラの起動には、アクティブキーが便利。デフォルトの設定では、アクティブキーを長押しするとカメラが起動できるのです。
ほかのアプリを起動中でも、アクティブキーを長押しするとカメラが起動。アクティブキーのすぐ下にある音量キーを押すとシャッターが切れるので、シャッターチャンスを逃しません。アクティブキーをシャッターボタンとして使うように設定することもできます。ただし、なぜか標準ブラウザだけは起動中にアクティブキーによるアプリ起動ができないので注意。
使ってみるまでは「山登る人用のスマホでしょ?」と思っていた『GALAXY S5 ACTIVE』ですが、実際に手にするとゴツさもなく洗練されたデザインで、物理キーを使った操作は最近のスマートフォンにない“道具”っぽい使い心地が印象に残りました。これならオンでもオフでも安心して使い倒せるというイメージ。タフさを持たせるためにスマートフォンとしての性能は犠牲にしていないので、スマートフォンとしての使い勝手も良好です。タフなアイテムを日常に取り入れている人なら、一度店頭で手にとってみることをオススメします。
『GALAXY S5 ACTIVE』主な仕様
OS:Android 4.4
Xi:150Mbps/50Mbps
FOMAハイスピード:14Mbps/5.7Mbps
VoLTE:対応
サイズ:約W74×D145×H9.2mm
重量:約171g
連続待ち受け時間(LTE/3G/GSM:時間):約450/約570/約460
連続通話時間(LTE/3G/GSM:分):約1020/約1020/約770
実使用時間:約67.1時間
ディスプレー:約5.1インチ 1080×1920 フルHD 有機EL Super AMOLED 1677万色
外部メモリー:microSDXC(128GB)
カメラ:有効画素数約1600万画素 裏面照射型CMOS
インカメラ:有効画素数約210万画素 裏面照射型CMOS
CPU:APQ8974 2.5GHz クアッドコア
バッテリー容量:2800mAh
ROM/RAM:16GB/2GB
おサイフケータイ:対応
ワンセグ:対応
フルセグ:非対応
防水/防じん:非対応
NOTTV:非対応
NFC:対応
ハイレゾオーディオ:対応
カラー:Camo Green、Titanium Gray
ウェブサイト:
http://www.samsung.com/jp/galaxys5_active/
宮原俊介(エグゼクティブマネージャー) 酒と音楽とプロレスを愛する、未来検索ブラジルのコンテンツプロデューサー。2010年3月~2019年11月まで2代目編集長、2019年12月~2024年3月に編集主幹を務め現職。ゲームコミュニティ『モゲラ』も担当してます
ウェブサイト: http://mogera.jp/
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