iOS版『ATOK for iOS』が登場したので開発話を聞いてきた 「開発はiOS8発表後から」
ジャストシステムが先日開発表明を行ったiOS版の日本語変換システム『ATOK(エイトック)』。Android版は既にリリースされているが、このたびiOS8からサードパーティー製キーボードの変更も受け付けるようになった。そのため『ATOK』や『Simeji』といった入力環境がユーザー側が選ぶことが可能。
今回リリースを機にジャストシステムに伺い開発話を聞いてきたので是非ご覧頂きたい。今回『ATOK for iOS』の開発をしているのはジャストシステム コンシューマ事業部の入江賢治さん。入江さんに気になる点を探ってみた。
記者 開発はいつから行われていたのですが?
入江 “iOS 8”が発表されてからですね。それまで本当に何の情報も知らされていなかったので。ほかのサードパーティも同様の条件だと思います。記者 このアプリはイチから開発したのでしょうか、それとも過去の『ATOK Pad』などから流用しているとか?
入江 イチから開発になりますね。見た目は参考にしていますが、基本的に最初から開発してます。また今回は“EV エンジン”を搭載しているので、iOSに最適化されています。記者 苦労した点などは。
入江 パソコン版のATOKを利用されているとわかると思いますが、データ量が膨大なんです。それをそのまま持ってくるとなると、AndroidでもキツいしiOSでもキツい。だいぶコンパクトにし工夫しました。
リリースして間もない『ATOK for iOS』の開発秘話を話して頂いた。
機能としては「確定アンドゥ機能」「カーソルボタン機能」などがあり、今後は『ATOK Sync』などや外部辞書にも対応予定だという。
価格は1500円でiOS8が入る全てのデバイスに対応。また『iPad』の場合はQWERTYキーボードとなる。また『iPhone 6 Plus』では片手でフリック操作がしやすいように右寄せ、左寄せできるようになっている(現時点では高解像度対応アプリのみ)。ユーザーからの要望をどんどん取り入れるとのことなので、みんなも要望を出してみよう。
※この記事は、ゴールドラッシュの「ソル」が執筆しました。[リンク]
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