屋上菜園つきの賃貸マンションで、ボサノヴァライブを聴いてきた
横浜駅から徒歩7分の「ブローテ横浜高島台」は、賃貸物件でありながら共用施設も充実、さらにコミュニティ形成にも力をいれているマンションです。
この日は「屋上菜園でとれたハーブを使ったハーブティーを飲みながらボサノヴァを聴こう」という無料イベントが行われたので行ってきました。入居者の憩いの場にもなっている屋上菜園
横浜駅そばの高台にそびえたつブローテ高島台は、バルコニーの青いガラスが目を引く大型賃貸マンション。
物件自体も緑に囲まれていますが、共用テラスにも緑があふれていて、居心地のよさは遠くからでも分かるほど。
【画像1】ターミナル駅の近くとは思えない静かな環境です(写真撮影:ほそいあや)
【画像2】トマトからさつまいも、じゃがいも、オリーブなどなど。都会であることを忘れそう(写真撮影:ほそいあや)
【画像3】お茶の木まで植わっていました。お茶が植わっているマンションってなかなかないです(写真撮影:ほそいあや)
屋上菜園は、入居者はいつでも庭のように入ることができ、学校帰りの小学生もよく遊びに来るようです。1区画月3000円(1年契約3万6000円)で貸し出しをしており、野菜などを本格的に育てることが可能。
ハーブは沢山の種類があり、管理員さんがとても詳しく説明をしてくださいました。週に2日は管理員さんがいるので、菜園を利用していて分からないことがあったときにも気軽に質問することができますね。
【画像4】このハーブを使ったドリンクがふるまわれます。このマンションに住んでいたら、ハーブの香りに誘われて毎日屋上に足を運んでしまいそう(写真撮影:ほそいあや)ボサノヴァの演奏とハーブティーで優雅なひととき
演奏を聴きにきた皆さんがハーブティーを手に着席し、いよいよボサノヴァライブの始まりです。やわらかいギターの調べにのせて、ボサノヴァ特有のウィスパーボイスが響きます。
Karenさんと露木達也さんはお二人ともボサノヴァを弾き語りするアーティストなので、ダブルヴォーカル・ダブルギターという構成のライブです。男声と女声の織りなすハーモニーが印象に残りました。
お二人のトークも楽しく、会場に一体感がありました。「ボサノヴァは眠くなる音楽なので、眠かったら寝ちゃってくださいね」と話していましたが、確かにそれほどに心地よく、ボサノヴァは力を抜いて聴ける音楽だな…と感じました。
【画像5】ボサノヴァ奏者のKarenさんと露木達也さん(写真撮影:ほそいあや)
【画像6】とれたてのハーブ(写真撮影:ほそいあや)
【画像7】レモンバームティー、ラベンダーミルク、レモングラスの麦茶3つから選べました(写真撮影:ほそいあや)
【画像8】開放的なつくりの共用スペースでの演奏。ゆるやかな音楽がハーブティーによく合います(画像提供:ディグアウト)
このイベントは、オーナー会社である株式会社ピーオーリアルエステートと、管理会社である東急リロケーションが主催し、他のマンションなどでもコミュニティ形成イベントを企画しているディグアウトが企画・運営をしており、入居者同士が楽しみながら交流できるように趣向を凝らしています。
今回、約25名ほどの参加でした。たまたま通りかかり、ポスターが目に付いたという方もいました。
このようなイベントを無料で楽しめて、うらやましい限りの入居者さん。次はどんなイベントだろう?と掲示板をチェックするのも楽しくなりそう。
ボサノヴァライブに来ていた、赤ちゃんをつれた若い夫婦にもお話をきけました。「まだ住民の方との交流まではできていないけど、前にあった屋上菜園でのイベントや今回のイベントに参加することで、どんな人が住んでいるのかが分かるので安心です」とのことでした。
息子さん夫婦が入居者で、一週間ほど遊びに来ているというご婦人は「孫はここの保育園に通っています。このマンションは、居心地がよいのでいくらいても飽きないです。さっきまでバルコニーで子どもたちと遊んでいたら、うっかりボサノヴァの開始時刻がすぎていました」と言っていました。分譲マンション並みの共用施設とイベントでコミュニティをつくりやすく
この物件は、今年(2014年)3月から入居開始した新築マンション。もとはポーラの研究所があった場所に建てられました。新しくてスタイリッシュなこともそうですが、一番の魅力は、賃貸なのに分譲顔負けの共用設備といえるかもしれません。マンション内には屋上菜園だけでなく、パーティースペースやキッズルーム、そして保育園や店舗も併設されています。(※保育園は入居者専用ではありません)
そんな設備やイベントを利用しているうちに、マンション内にどのような人が住んでいるか把握することができ、「あいさつくらいしかしない」「いざというときに協力しあえるか心配」というような、多くの賃貸マンションが抱える問題を変えられる仕組みがあります。
特に子どものいる家庭なら一緒に遊んだり相談したりできるママ友も見つけやすいかもしれません。
「大切なのは入居者同士が交流するきっかけづくりだと思います。このマンションのように、魅力的な共用施設を活かしたイベントを実施し“ハードだけでなく、ソフト面のサービス”を充実させる事で、”人と人が結びつく”住まいになっていけたら」と語ってくれたのは、今回イベントを企画したディグアウトの長田昌之さん。
マンションコミュニティ形成支援サービス「ユウト」を立ち上げた、「住まい」を舞台にしたコミュニティづくりの仕掛け人です。
「このサービスを通じて、入居者同士が程よく繋がり、いざというときの助け合いや、子育てのちょっとしたお悩みの解決、居住価値の向上などに貢献できれば幸いです」
【画像9】窓の外の緑が目を楽しませてくれる(写真撮影:ほそいあや)
ブローテ横浜高島台は、ファミリー層をメインターゲットにしていますが、実際は夫婦2人の入居者が多いとのこと。賃貸マンションということもあり、それもうなずけます。
【画像10】おつかれさまでした!(画像提供:ディグアウト)
自然と顔を合わせる回数が多くなり、そこからコミュニティが生まれる、そんな工夫がたくさんの賃貸物件。子育て中の家庭はもちろんのこと、そうでない家庭も、入居者どうし仲良くなればよいことずくめ。
震災が来たら助け合えるか。いざというときに協力しあえるか。賃貸に住んでいると一度は考えることですが、こういった物件が増えていけば、ずっと安心で楽しい暮らしができるのですね。●ブローテ横浜高島台
HP:http://www.tokyu-relocation.co.jp/shintiku/brote_takashimadai/
●マンションコミュニティ形成支援サービス「ユウト」
HP:http://yuu-to.com/
元記事URL http://suumo.jp/journal/2014/08/22/67920/
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