『テッド』監督の最新作は西部劇! 有吉弘行吹き替え版のテッドがお届けするルール無用な予告編が公開
全世界で興収550億円というR指定オリジナルコメディ映画史上ナンバーワンのヒットを記録した映画『テッド』。その愛らしい見た目とは裏腹に、下ネタとブラックジョークを連発するテディベアのキャラクターが受け入れられ、日本でも興収40億円を超える大ブームとなりました。そのテッドの生みの親であり、昨年のアカデミー賞授賞式では司会という大役を務めるなど、世界のエンターテインメント業界を笑いで支える男、セス・マクファーレンの新作『荒野はつらいよ ~アリゾナより愛をこめて~』が、10月10日(金)より公開となります。本日、その予告編が解禁となりました。
映画『荒野はつらいよ』90秒予告(YouTube)
http://youtu.be/Po6irxajbj4
予告編の冒頭では、今回の映画とは一切関係のないテッドが、監督・主演のセス・マクファーレンと共に登場。なんとその声を、日本語版の吹き替えを担当した有吉弘行さんが務め、オリジナル版で声を担当したセス監督と夢の(?)共演を果たしています。「(新作の映画に)呼ばれてねぇよ」と不満げなテッドをよそに、さっそくセス監督が新作の映像を紹介。
1882年、西部開拓時代のアリゾナ。そこは、タフさ自慢の無法者と低モラルな民衆が町にあふれる、まさに“生活するには最悪な土地”。そんなアリゾナの田舎町で暮らす地味でオタクな羊飼い・アルバート(セス・マクファーレン)は、危険で暴力的な町に生まれてしまった自分の運命を嘆き、同じくオタクな友人に「オレはこの町にハマってない。都会に行きたい……」と愚痴をこぼす冴えない日々を送ります。そんなある日、超一流の射撃の腕を持つミステリアスな美女・アナ(シャーリーズ・セロン)が町に現れ、アルバートはある事をきっかけに彼女と急接近。やがて二人は恋に落ちますが、時を同じくして西部最悪の大悪党・クリンチ(リーアム・ニーソン)が町に乗り込んできて、アナに近づいたアルバートは、なぜか分からないまま襲われ始めます……。
予告編をご覧になったみなさん、気付きましたか? 3度の飯よりアマンダ・セイフライド好きな筆者は見逃しませんでした。アマンダちゃんがわずかに一瞬登場したのを。そして、『バック・トゥ・ザ・フューチャー』好きな筆者は見逃しませんでした。明らかにドクことエメット・ブラウン博士と思われる人物が、タイムマシン“デロリアン”で西部開拓時代にタイムスリップしてきたのを。「あのお尻は誰だ?」という疑問に関しては、その道の専門家に意見を譲るとして……、テッドを連想させる動きを見せる羊たちも登場し、なんだか今回もハチャメチャな展開が予想されます。
西部劇を舞台にした映画と聞いた有吉さんも、この作品について「『テッド』とは違って、下ネタやマニアックなギャグはない緊張感のある西部劇だと思った自分が恥ずかしい。下品な映画じゃねえかよ(笑)」とコメントしたとのこと。予告編の最後には、「ヒットするなかな?」とセス監督に聞かれたテッドが「知らねえよ」と突き放す落ちが付いて映像は終わります。今回の『荒野はつらいよ ~アリゾナより愛をこめて~』も『テッド』同様に“R15+指定”。セス・マクファーレンが仕掛ける下品なギャグやサブカル的な笑いは、映画館に集まったほかの観客たちと大笑いして楽しむのがいちばん! 年齢制限に引っかからない良い子のみんなは、頭をカラッポにして劇場まで足を運びましょう。
『荒野はつらいよ ~アリゾナより愛をこめて~』公式サイト:
http://kouya-tsuraiyo.jp/
(c)Universal Pictures
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