元ギャルが「お前のところのPV稼げればそれでいいのか」と怒り
「お前のところのPV稼げればそれでいいのか」と怒っているのは、『はてなダイアリー』で思いを書き綴(つづ)っている自称・元ギャルの女性。インターネットニュースサイト『JCAST』(ジェイキャスト)に掲載された記事に対しての怒りだ。
その『JCAST』の記事は、“「ギャル」嫌いな人たちへ 「どうぞシカトしてください」 ” というタイトルで、執筆をしたのは、ギャル社長として有名な藤田志穂さんが設立した有限会社SGRだ。内容としては、ギャルたちの気持ちをよく知っているSGRのスタッフから、「ギャルなんていらない」と考える人たちへメッセージを伝えるというもの。
ではなぜ、その記事に対して元ギャルが「お前のところのPV稼げればそれでいいのか」と怒っているのか? その理由は、『JCAST』の記事やバナー文の書き方が、あまりにもPV至上主義で、あえて過激なことを書いて客寄せをしているだけなのではないか? SGRのスタッフが本当に伝えたいこと掲載段階で曲げて伝えているのではないか? そう思ったからのようである。ちなみに、PVとはページビューの略で、記事が見られた回数を意味している。つまり、PVが多い記事ほど、注目されている記事ということになり、その記事に掲載されている広告からの収入も増える。
この元ギャルは、次のように『JCAST』に対して怒りをぶちまけている。
「JCASTのページにのトップには、赤文字で挑発的とも取れるような感じで「ギャル」嫌いな人たちへ 「どうぞシカトしてください」というバナーと笑っているギャルの女の子の写真。本文の中にも、ギャルが笑っている顔の下に「我が道を行くので~す!」というキャプション。なんか、これだけ見るとわざと自分達から悪い印象を与えているようにしか見えない感じするんですけど…。本当にこれって、ギャル革命の会社の人が書いてるの?なんかの釣りじゃないの??って、すっごい「?」が頭の中にいっぱいだった」。
その真相を確かめるべく、元ギャルはSGRに電話をするという行動に。そこではじめて、『JCAST』の記事はSGR自身が書いたものと判明したようだ。しかし、SRGは「(過激な)バナーについてはこちらで作ったものではない」とコメントしており、このことに対して元ギャルは「JCASTなのかよっ!なんであんな誤解を招くような作りで作るわけ?お前のところのPV稼げればそれでいいのかよって感じがしました」とコメントしている。
ときとして、同じものであるにもかかわらず、読者と企業、そしてニュースサイトの受け取り方や意図がまったく違ってくることがある。受け手がどう感じるか、送り手がどう考えているか、その部分は非常に難しいポイントであり、マスコミは常に考えていかなくてはならない部分である。
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