Google、Androidの次期メジャーアップデート版Android “L”リリースを発表(インタフェース編)

Googleが26日に行われたGoogle I/O 2014カンファレンスの初日基調講演でAndroidの次期メジャーアップデート版「Android “L”リリース」をお披露目しました。Android Lは今年後半にリリースされる予定ということもあり、カンファレンス中に最終的なコードネームとバージョン番号は発表されませんでした。終始「Android L」として紹介されています。Android Lの大きな特徴は、システムからアプリにいたるインタフェースを刷新した点と処理性能/グラフィックス性能/電力効率に関する“パフォーマンス”を改善した点です。内容が盛りだくさんだったので、この記事では最初のインタフェース周りのことをお伝えします。インタフェースにおける変更のポイントは、“Material Design”という新たなデザイン方式の導入したこと、通知システムのデザインを刷新して機能を拡張したこと、WEBとの親和性を高めたところの大きく3つです。

この中でも“Material Design”の導入が目玉と言えます。“Material Design”は、アプリの外観を刷新して、スマートフォン、タブレット、WEBを通じて一貫したUIを作成できることを目指したデザイン方式です。

画像をご覧のとおり、iOS 7のようなフラットデザインが基本となっており、ステータスバーカラーがアプリによって変化します。また、ナビゲーションバーのボタンデザインもよりシンプルなものに変わりました。

Googleアプリのアイコンもリニューアル。

動画では、アプリ内のUI要素が操作内容によって新しいアニメーションと共に独立して動くようにでき、タッチ操作時にもアニメーションを利用できるようになりました。Googleはこのデザイン方式を、紙とインクからヒントを得て構築し、“美しくて際立つ”デザインを表現できると言っています。新しいデザインガイドラインも公開されています。

通知機能では、通知の表示スタイルがGoogle Nowのようなカードスタイルに変わり、ロック画面上でも操作しやすくなりました。また、フルスクリーン時に通知を確認できる「Head Up」も追加されています。

 WEBとの親和性向上については、アプリと同じくWEBインタフェースにも“Material Design”を適用できるようになったほか、“Recent”の表示方法が刷新。WEBからAndroidアプリをダイレクトに起動することもできます。



(juggly.cn)記事関連リンク
Sony Mobile D66XX(PM-080X-BV)がドイツで認証を取得、Xperia Z3?
Google I/O 2014で発表されたChromebookの販売国リストに日本が含まれる、Androidと連携する新機能も発表される
Android “L”リリースのDeveloper PreviewがNexus 5とNexus 7(2013)向けに米国時間26日朝リリース予定

  1. HOME
  2. デジタル・IT
  3. Google、Androidの次期メジャーアップデート版Android “L”リリースを発表(インタフェース編)

juggly.cn

国内・海外のAndroid(アンドロイド)スマートフォン・タブレットに関するニュースや情報、AndroidアプリのレビューやWEBサービスの活用、Android端末の紹介などをお届けする個人運営ブログ

ウェブサイト: http://juggly.cn/

TwitterID: juggly

  • ガジェット通信編集部への情報提供はこちら
  • 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。