新しいサッカーを作家が提案する『新しいルール』展が面白い
メインビジュアルは、イラストレーターのNoritake(のりたけ)さんによる、白の「新しい反則カード」と黄色の「現在の反則カード」イラスト
架空のサッカー協会・JFA(Football Association by JUUICHI)が主催する展覧会として、『新しいルール』が6月18日(水)から7月1日(火)まで渋谷ヒカリエ8F・aiiimaにて、『ルール・スタディーズ』が6月13日(金)から6月29日(日)まで原宿VACANT DNAにて開催されている。
『新しいルール』はサッカーの新ルールを提案する展覧会に、『ルール・スタディーズ』ではこれまでの歴史やルールを振り返る展覧会になっている。
8人の作家が提案するユニークなルール
1925年のオフサイドルールの変更以来、大幅なルール改正は行われていないサッカーという競技。今回、2010年に発足した架空のサッカー協会・JFAがmサッカーにまつわる2つの企画展を開催する。
『新しいルール』では、“ルールが変わったらどんなゲームが見られるだろう”というコンセプトのもと、現代サッカーのルールを作家独自の視点で見つめなおし、別の形のサッカーのあり方を提案・表現する。
アーティスト・平山昌尚さんによる「新しい何か」では、2014年の渋谷発祥のフットボールの一種「そっかあ」と「まいっかあ」という、2つの架空のスポーツを提案。
aiiima directorsは、現代のフットボールで広く使われている、道具やルールのルーツを明らかにする試み「新しいルーツ」を行う。トラフ建築設計事務所による「新しいスポーツ」ではフィールドの白線の形・面積を変える事によってゲーム性の拡大を提案する。
さらに、ナイキのユニフォームデザイナーとして、2014ブラジルワールドカップで着用されているクロアチアやオランダ、ブラジル代表などのユニフォームを手がけるFloor Wesseling(フロア・ヴェッセリング)さんはじめ、『フットボールの新世紀』などを出版している今福龍太さん&pauBrasil(パウ ブラジル)、財団法人日本サッカー協会(JFA)常務理事の松崎康弘さんら、総勢8組の作家が出展する。
また、『新しいルール』と対になる展覧会『ルール・スタディーズ』では、イギリスを発祥とする近代競技スポーツとしてのサッカーの、誕生から現在までのルール・歴史についての展示が行われる。
6月13日にブラジルで開催され盛り上がりをみせる2014 FIFA ワールドカップ。世界各国の人々に愛され続け、既存のルールで行われるサッカーと新しいルールで行われるサッカーの違いを、この機会に楽しんでみるのはいかがだろう。
イベント情報
新しいルール会期2014年6月18日(水)~7月1日(火)開館時間11:00~20:00会場aiiima (渋谷ヒカリエ 8F)入場料無料主催JFA企画・運営伊藤耕平協力aiiimaGoogleカレンダー
イベント情報
ルール・スタディーズ会期2014年6月13日(金)~29日(日)開館時間12:00~20:00休館日月曜日会場VACANT DNA入場料無料主催JFA・HUTU企画・運営伊藤耕平・大神崇協力VACANTGoogleカレンダー
ウェブサイト: http://kai-you.net
- ガジェット通信編集部への情報提供はこちら
- 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。