【大阪珍スポット】人の「骨」で作った仏像を安置する寺
大阪に、聖徳太子が建立したことで有名な四天王寺があり、その近くの「一心寺」に参拝する人々もいつも多いです。一心寺、実は「骨仏」の寺として有名で、骨仏=人間の骨で作った仏像!
一心寺は、宗派に関係なく参拝や納骨を年中無休で受け入れるため、全国からたくさんの納骨が集まっています。1851年(嘉永4年)に遺骨数万体を集めて大きな骨仏を作って以来、1887年(明治20年)以降は10年ごとに集まった納骨で骨仏が作られてきました。
しかし、第二次世界大戦中に戦前の分がすべて焼失してしまい、戦後の1947年(昭和22年)に再開されました。この時の骨仏は空襲で焼失した戦前分の骨仏の残骸を集めて作られたのが第7期骨仏。最近では2006年(平成18年)末までに集めて作られた第13期骨仏で、合計7体の骨仏が安置されています。
この骨仏は、一心寺の境内でいつでも誰でも拝むことができます。どの骨仏がどの時代に作られたものかの案内板も掲げられています。本堂とともに、参拝する人々の列がつねに絶えません。
ちなみに、大坂冬の陣・大坂夏の陣で徳川家康の陣が茶臼山に隣接するこの一心寺に本陣を置いたのも有名な話です。
あべのハルカスや通天閣からも近いこの一心寺、全国的にも珍しい骨仏を拝みに一度ぜひたずねてみてはいかがでしょうか。
一心寺http://www.isshinji.or.jp/
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