WWDCで新“OS X”を発表! 名前は「YOSEMITE」 Macで通話も可能
本日2時から開催されたWWDCでのアップル基調講演。既に毎年恒例となっているこの時期での発表会。発表前から「8」と書かれた看板から「iOS8の発表なのか」と噂されていた。
冒頭ではデベロッパーへの敬意
冒頭では謎のVTRが流れ、恒例のiOSデバイスの自慢が開始。サードパーティによるゲーム、キャンディクラッシュやモーション撮影、音楽演奏を楽しむ様子の映像が延々と流れ生活を変えると紹介。
5分間の映像を終えたあとクックが登場し、「サンフランシスコへようこそ」と挨拶。デベロッパーは既に900万登録されていると話していると解説。
先ほどのVTRはそのデベロッパーに敬意を払ったものである。
“OS X”から発表 名前は「YOSEMITE」
最初に発表されたのは新“OS X”である。現在のバージョンはマーベリック。“OS X”ユーザーの中で51%が利用しているという。ちなみにWindows8は14%。
名前をどうするかという課題があり、今回は「OXNARD(オクスナード)」にしようか「RANCHO CUCAMONGA(ランチョーオクマンド)」にしようか、「WEED(ウィード)」にしようかと迷ったところ、最終的に「YOSEMITE」に決定された。
何が変わったのか?
今度のOSXの特徴はコントロール部分を明確にしており、半透明さも反映される。基本的にマックの伝統を継承しているスタイル。明るいメニューだけでなくダークメニューという暗いインターフェイスも用意。
新たな通知センターにはカレンダー、天気予報、メモ、株価などが一覧され、さらに拡張も可能。「スポットライト」は様々なものを素早く検索可能な機能。画面の真ん中に検索窓が登場しドキュメント名を入力するだけで一覧が表示される。コンピューターだけでなくネット上も検索可能。
『Safari』も強化
『Safari』はタブに改善が加えられ、クリックするだけでどこにアクセスするか見ることができる。また新たなプライベートウインドウを作ることもできる。
高速なアクセスに定期購読したいサイトも簡単に保存出来るようになった。
バッテリー消費電力にも配慮されており、過去のバージョンより更に省電力化されている。
今回の『Safari』の凄さは簡単にタブを探すことができ、タブを自動的にグループ分けしてくれるのだ。何枚、何十枚開いていても自動的に振り分けてくれる。
画像に対して簡単な編集機能も付いており、強調、拡大、文字挿入が可能。
もちろん編集した画像は共有が可能。
Mac間やiOSとAirDrop可能に Macで通話も可能
iOS同士で開いているタブを共有できるAirDrop機能がOSXにも搭載された。Macでの作業の続きをiPhoneやiPadで行える。
またMacで電話を掛けることがことが可能で、例えiPhoneが別の部屋にあってもMacだけで通話が可能となっている。
デモンストレーションとしてDr.Dreに通話をする場面がみられた。Dr.Dreといえば先日買収をおこなったBeatsの設立者である。
Yosemiteは秋から配布開始でもちろん無料。
※この記事は、ゴールドラッシュの「ソル」が執筆しました。[リンク]
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