デタラメなゴムバンドをデザインするとデタラメなムービーがTVショー感覚で楽しめるAGFの『エコぱっちんコロシアム』
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みなさん、インスタントコーヒーが切れたらどうしてますか? 通常、瓶入りで売られているインスタントコーヒー。瓶入りを新しく買う人もいれば、袋入りを買って瓶に詰め替える人もいるのでは。AGFは、袋入りのままでインスタントコーヒーを保存できるゴムバンド『エコぱっちん』を提供開始。詰め替え用として販売していた袋入りの『Blendy』と『MAXIM』に付属して販売しています。これを記念してウェブサイト『エコぱっちんコロシアム』を4月25日に公開。ウェブ上でオリジナルデザインの『エコぱっちん』を作ると、結果に応じたコンテンツが楽しめる仕掛けになっています。このサイト、過去に氷のウェブサイトやヒゲ型ウェアラブルデバイスを作ったAGFが気合十分でデタラメなエンタメを提供してくれるのです。
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ジェネレーターでオリジナルデザインを作ってSNSでシェア、というキャンペーンはよく見かけますが、『エコぱっちんコロシアム』はそんなもんじゃありません。まずデザインの工程を見ていきましょう。最初はバンドの素材を選択します。布や皮など一般的なものも選べますが、なぜか毛がフサフサの素材まで!
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続いてベースカラーを選択。ゴムバンドにありそうな一般的なカラーパターンのほか、アーガイル柄や迷彩、グラデーションパターンなども用意。デザインはバンドの3Dモデルをマウスでグリグリ回して確認できます。
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次にデコレーションするパーツを選ぶのですが、これがいろいろおかしい。ハート、星、リボンなどは普通ですが、ハードロック調のスパイクやスカル、日本風のサクラ、フジヤマ、鶴、小判、鯛、テック系(?)のソーラーパネル、電卓にテスラコイル、高級品の松茸やダイヤなどをラインアップ。デタラメです。

最後に名前を入力したら完成です。現実には絶対作れない、世界にひとつだけのオリジナル『エコぱっちん』ができました。
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すると画面にデカデカと「JUDGE」の文字が。
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ん? 画面が急にテレビみたいに変化。「Eco Pacchin Show」?
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デザインした『エコぱっちん』を紹介してくれてますが、さっきまでのカッコいい3Dモデルがイラストみたいな絵に。
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司会者風の男が登場。この人誰?
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スタジオにいる審査員3人が、電光掲示板に得点を発表します。懐かしい雰囲気。でも点数は渋く、筆者のデザインは合計18点でした……。
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続いて「WATCH THE HOW TO USE」の文字が。
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『エコぱっちん』を引っ張る映像に、「Eco Pacchin Stress Test」のナレーション。ストレステストをやってるそうですが、引っ張るのは人力というシュールな映像が再生されました。なんだこれ……。
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最後は出演者がステージ上で踊って番組終了。なんなんだこれ……。
この『エコぱっちんコロシアム』、ゴムバンドをデザインするだけではなく、そのデザインについた得点に応じて『エコぱっちん』の使い方をアメリカのバラエティショー風に見せてくれるのがキモなのです。しかもその映像は70年代風。3DCGから70年代風映像までと、振り幅大きすぎです。
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デザインを変えると得点が変わるのでいろいろ試してみると、古くは遣唐使が巻物を巻いたり船の補修に使っていたとか、手首に巻いて歌い踊る歌番組があったり、パスタを巻く器具として通販番組で売られていたりします。はい、デタラメですね。
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柳家小せん師匠による、ご隠居が八っつぁんに『エコぱっちん』のいろいろな使い方を指南する落語もあったりします。
動画何本撮ってるんだよ! やりすぎだろ! とツッコんでいる間に、気がつくと動画見たさにいろいろなデザインを試してしまう『エコぱっちんコロシアム』。シャレが分かる大人はコーヒーを飲みながら楽しんでみてください。
エコぱっちんコロシアム
http://eco-pacchin.jp/colosseum
参考記事:
「氷でウェブサイト作りました」 AGF『STICK ICE WORLD』の職人技がスゴい
https://getnews.jp/archives/375984
iPhoneと連携してカフェラテを3倍おいしく飲める ウェアラブルデバイス『Higerable Device』レビュー
https://getnews.jp/archives/542782
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宮原俊介(エグゼクティブマネージャー) 酒と音楽とプロレスを愛する、未来検索ブラジルのコンテンツプロデューサー。2010年3月~2019年11月まで2代目編集長、2019年12月~2024年3月に編集主幹を務め現職。ゲームコミュニティ『モゲラ』も担当してます
ウェブサイト: http://mogera.jp/
TwitterID: shnskm
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