貯金は30歳までが大事! 年収分を貯めるには?
貯金したいけど、家賃や年金の支払いもあるし、クレジットカードの引き落としもそろそろだし・・・と悩む女性社員の皆さん。
仕事、結婚、出産など、これからのライフスタイルを考えながら上手にお金を貯めていきたいですよね。
『女性が28歳までに知っておきたいお金の貯め方』(中村芳子/著、三笠書房/刊)は、ファイナンシャル・プランナーとして活躍する著者の中村さんが、女性が充実した生活を送るために必要なお金の基本から投資、保険の問題まで分かりやすく説明した一冊。
終身雇用制度が崩れ、先行き不透明な現在では、自分自身でお金の仕組みを理解し、満足できる使い方・貯め方を実践していく必要があります。
■収入が少なくても、苦しくても、貯金を続けなさい!
「今はまだ生活に余裕がないから、もっと生活に余裕ができたらお金を貯めよう」と、のんびり構えている人はいませんか? 収入が増えるほど、つき合いや欲しいもの、やりたいことが増えるので、余裕ができるとは限りません。収入が少なくても、少ないなりに貯金するのが大切です。
まずは、手取り収入の最低10%を貯めること。手取り収入の10%を貯め続ければ10年で年収分が、15%なら7年で年収分が貯まることになります。今20代なら、30代で年収分が貯まる計算になるのです。単純に1年間は遊んで暮らせる計算になると思うと、ちょっと勇気が出てきませんか?
30歳前後は人生のターニングポイント。結婚、転職、独立、留学など、次のステップを考える時期です。そのときに年収分ほどの貯金があれば、それを元手に新しい道へ進むこともできるはず。
「何もしないうちに年を取ってしまった」と嘆かないためにも、自分の将来を見据えて準備することが大切です。
■「4つの口座」で面白いほどお金が貯まる
お金がどんどん貯まる、とっておきの方法があります。それは、「手間をかけずにお金の管理ができて、貯金も確実に増える」と、著者が太鼓判を押す貯蓄法。
その方法とは(1)生活口座、(2)緊急口座、(3)とり分け口座、(4)ふやす口座 の4つの口座を用意して目的別に使い分けるだけ、なのです。その4つの口座について、少し説明しましょう。
(1)生活口座・・・給料の振込口座をあて、日々の生活費を管理します。公共料金やクレジットカードの引き落としもこのカードに集中させます。こうすることで、通帳だけでも家計をおおざっぱに管理できて便利になります。
(2)緊急口座・・・その名の通り、予想外の緊急出費に備えるための口座です。金額は生活費の1〜3か月分が目安。
(3)とり分け口座・・・賃貸住宅の更新料などの、1〜3年単位で必ず必要になる特別支出用のとり分け口座。年収の10〜20%を用意しておきたいものです。
(4)ふやす口座・・・将来のために貯金するための口座。(1)から(3)の口座が用意できたら、いよいよ夢や目標をかなえるための貯金を始めます。手取り収入の15%を目安に、積立や、10年以上先に使う予定のお金は投資にも回してみたいですね。
本書では、お金の貯め方だけでなく、同時に上手な使い方もお教えします。
今貯蓄するお金も、「将来使うため」にあるもの。必要以上に貯めこんでいると、今すべき経験が出来なくなってしまうかもしれません。将来を見据えつつも、今やりたいことを楽しみながら上手にお金とつきあっていきたいですね。
(新刊JP編集部)
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