生主婦キャラメル作ってみた

バレンタインから数日経ったが、ダンナが会社から持ち帰ってきた義理チョコのお返しが面倒くさい、という主婦は少なくないだろう。私もそんな主婦のひとり。3月14日前になったら必ず準備しておかなければならないし、我が家の場合、数は知れてるわけだが、女性が多く男性が少ない、といった職場の場合、男性側からのお返しがかなり大変になる人も多いのではないか。

そんな中、巷では、タレント田中義剛さんが手がける「花畑牧場」の生キャラメルがブームだ。2ちゃんねらーたちの間で厳しい評価ということだが、先日、テレビで料理番組を観ていたところ、太っ腹な田中さんは、生キャラメルとおんなじレシピを公開し、本人自ら実際に調理していたのだ。

この不景気真っ只中、サラリーマンの家計は本当に厳しい。ホワイトデーのお返しとして、お菓子自作というのもありかもしれない。そんなこんなでチャレンジ開始。題して、「生主婦キャラメル」。主婦が入る位置がおかしくはないかというツッコミはさておき、主婦の愛情やら怨念やら手あかやらがたっぷりな生キャラメルだ。

●材料（番組で田中さんが言ってた分量）
（A）
牛乳…150cc
グラニュー糖…120g　※私は、「てんさい糖」を利用しましたが、おいしくできました
蜂蜜…10g
水飴…10g
（B）
生クリーム…200cc
バター…20g

●作り方
（A）を火にかけ、砂糖が溶けたら、（B）を投入。

そこから、25分ほど加熱して、キャラメルが「どろーん」というかんじになってきたら、クッキングペーパーをひいた容器にいれて冷やし固めて、完成！　（「どろーん」を具体的に言うと、水にいれて、ある程度形になるくらいの粘度。）ちなみに、バニラビーンズ1/5本を加えられれば、パーフェクトだが、私は予算削減のためにカットした。

作ってみた結果は、超びっくり。こんな簡単に作れるもんなんだなあ。これは正直、料理の下手な人でも失敗のしようがない。しかし、よく見ていただければわかるように、私は容器の上に直接キャラメルを流しいれるという大きな失敗をおかしている。失敗のしようがないと書いた直後にアレだが、クッキングペーパーなどをひかないと、固まってもなかなか容器からはがれない。そこだけ注意すれば、もう生主婦キャラメルはあなたのものだ。

ところで、生主婦キャラメルと、花畑牧場のキャラメル、値段と味にどれぐらいの差があるのだろう。どれぐらいのサイズに切るかによるが、今回は、キャラメル40-50個程度は作れた。かかった材料費は1,315円（税込）。しかも、材料はすべてこの生主婦キャラメルに使い果たすわけではない。50個作れるとして、キャラメル1個の値段は、およそ26.3円。1個あたりの単価で比べると……生主婦キャラメルに軍配か!?　味については、実際に食べ比べてみたいものだ。個人的には、フレイバーの差しかないのではないか、と予想している。

もし、あなたが既婚男性なら、もらった義理チョコのお返しに、生主夫キャラメル、あなたが独身男性なら、生男キャラメルを自作でお返ししたらどうだろう。あまりのおいしさに、相手の心は生キャラメルのようにとろりと溶け、来年は、本命チョコがもらえるかもしれない。

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