「絵心がない」は言い訳! 誰でも絵がうまくなる方法があった!!

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「絵心がない」は言い訳! 誰でも絵がうまくなる方法があった!!
 旅先の美しい風景を上手にスケッチしたり、短時間でササッと友達の似顔絵が描けたり、絵心がある人って憧れますよね。
 「自分は絵心がないから……」そう思っているとしたら、もったいないことです。なぜなら、絵を描くのに「絵心」、つまり才能は必要ないからです。

 『読むだけで絵がうまくなる本』(山田雅夫/著、自由国民社/刊)の著者は、一級建築士。本業の傍ら、そのスケッチ技法書が海外でも翻訳され、総発行部数は100万部を超える人気となっています。同書では、そんな速描スケッチの第一人者が本邦初公開する、頭脳派テクニックの数々を紹介しています。

■まずは思い込みを捨てよう
 白い紙にいきなりペンで描くのは怖いもの。学校の美術の授業では、「まず鉛筆で下描きをすること」と習ったかもしれません。しかし、なぞることで線の勢いは失われ、絵の魅力は半減します。この問題を解決するのが、消せるボールペンです。ボールペンの先端についているゴムで線をこすると消える商品で、愛用している人も多いでしょう。これなら下描きはいらない上に、気に入らなければいつでも消すことができます。まずは「スケッチは鉛筆でするもの」なんて思い込みを捨て、身軽になることから始めましょう。

■建築士直伝、理論派スケッチ
 では、本当に誰でも絵が上手になるコツなんてあるのでしょうか?具体的なテクニックを見てみましょう。

☆黄金比率で構図をきめる
 絵を描いてみたものの、「なんとなくバランスが悪い」というのは、多くの方が抱える悩みではないでしょうか。しかし、人が無意識に美しく感じるバランスが実在します。それが下の「黄金比率」です。黄金比率は2乗、3乗することで、さらにバリエーションが広がります。

 黄金比率    = 1:1.6
 黄金比率の2乗 = 1:2.6
 黄金比率の3乗 = 1:4.2

 例えば、空と地面を分ける地平線、中心に据えたい建物などを、黄金比率に当てはめて配置すれば、美感に訴える絵になるのです。

☆風景画には人物を入れる
 気に入った風景を描いてみたものの、なんだかきまらない……そんな経験はありませんか?これを解決するのが、ごく小さく人を描き入れることです。人物がいることで、見る人はそこに描かれた山や海、建物や橋がどれくらいの大きさなのか、想像をふくらませやすくなります。これは、見る人を描き手の土俵に載せるテクニックと言えるでしょう。

 一見難しそうに思える絵も、ちょっとしたコツを押さえることでさまになります。同書には他にも、簡単な樹木の描き方、マンガっぽくならない雲の描き方、物と影の美しいバランスの取り方など、さまざまなテクニックが載っています。

■絵を描く前にも起こる、魔法の体験
 さらに、この本にはもうひとつ魅力があります。線を引き、対象を絞り、構図を考え……頭の中では自然と様々なイメージがふくらんでいきます。すると、ふと見上げた帰り道の街路樹や、部屋に置かれた家具など、見慣れたはずの物が急に新鮮な「形」を持って、目に飛び込んできます。私たちが暮らしているありふれた世界が、実は美しい「形」や「色」であふれていることに気づくでしょう。これは、そんな素敵な発見を与えてくれる本でもあるのです。
(新刊JP編集部)



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