買う前にチョット待て!「3Dテレビの落とし穴」見落としていませんか?

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3D映像を楽しむことができるテレビが、ソニーとパナソニックから相次いで発売される。ちょっと奮発して買って、毎日3D映像を楽しみたい。そう考えている人もいるようだが、大きなポイントを忘れてはいないだろうか? 3Dメガネと3Dテレビだけでは、完璧な3D映像を楽しむことができないのだ。

3Dテレビを買うだけで3D映像が楽しめると思っている人は多いのではないだろうか? たとえば、ソニーの『3D BRAVIA』とパナソニックの『3D VIERA』の特徴は以下の通りである。

・3D VIERA で3D映像を観るには?
大前提として3Dメガネと『3D VIERA』が必要で、3D対応ブルーレイプレーヤーと3D対応ブルーレイソフト(映画等)も必要。テレビ番組が3D対応テレビ番組であれば3Dメガネと『3D BRAVIA』のみで3D映像を試聴可能だが、通常のテレビ番組やブルーレイソフトを3D化することはできない。

・3D BRAVIA で3D映像を観るには?
大前提として3Dメガネと『3D BRAVIA』が必要で、3D対応ブルーレイプレーヤーや3D対応ブルーレイソフトがなくても、通常のブルーレイソフトやテレビ番組を3D映像に変換して楽しむことができる(ただし、変換により3D効果は薄れ、飛び出す具合は1/10になるという)。また、プレイステーション3が3D対応ブルーレイプレーヤーにバージョンアップされる可能性があると、ソニーの問い合わせセンターは語っている。

家電事情通によると、「パナソニックは、3Dメガネと『3D VIERA』と3D対応ブルーレイプレーヤーと3D対応ブルーレイソフトがないと、基本的に3D映像を楽しむことができません。3D対応テレビ番組が放送されれば3Dメガネと『3D VIERA』だけでも観られますが、民放各局も積極的に3D対応テレビ番組を作ることはしないらしいので結構厳しいですね。その点、ソニーの『3D BRAVIA』のほうがやや有利かもしれません。3Dメガネと『3D BRAVIA』と3D対応ブルーレイプレーヤーと3D対応ブルーレイソフトがあれば完璧な3D映像を楽しむことができますが、3Dメガネと『3D BRAVIA』だけでも、リモコンの「3Dボタン」を押せば、立体効果が薄れるものの通常のテレビ番組やブルーレイソフトを3Dにすることができますからね」とのこと。

しかし、3D対応テレビ番組に関して詳しい事情通は次のように語っている。「地デジの3D放送の規格はまだ固まってなかったと思います。今後『スカパーHD』で3D放送を流すという話はありますが、現状対応しているのは『BS11』の実験放送のみ。『BS11』や『スカパーHD』での3D放送はサイドバイサイド形式(右目用左目用を画面半分ずつに分割して送出する形式)なので、従来のテレビで見ると2画面横並びに見え、一般放送に流すのには向きません」。当分の間、3D対応テレビ番組にはあまり期待できないようである。

型番によって性能が違うので一概に両メーカーのテレビを比較することはできないが、ハイスペックな機種でも3Dメガネと3Dテレビだけでは完璧な3D映像を観ることができない。とりあえず購入前に徹底的にインターネットでチェックし、店頭でもスタッフにいろいろ聞き、購入するかどうか判断を慎重にしよう。

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