アメリカ限定?!『ゲームボーイアドバンス3D』の正体とは
(※その全貌を含めた、全ての写真を見るにはこちらからどうぞ)
アメリカ、ロサンゼルス郊外での出来事だった。初の海外出張となった記者は、慣れないながらも異国の地での生活や文化を楽しんでいた。
しかし、ある店で展示されている商品を目にしたとき、ガジェ通メンバー一同の表情が強張(こわば)った。
「なぜ、こんなところに?!」「日本では発売されていませんよね?」「…ありえない…」
そう、『GAME BOY ADVANCE(ゲームボーイアドバンス)』の本体に「3D」という文字がしっかりと踊っている。加えて、その本体の中でヨッシーやマリオが質感もあらわに収まっているではないか。しかも、裏面にはNintendoのライセンスであることを証明するシール「Official Nintendo Seal」も貼ってある。本物だ。
「つまり、こういうことだったんだよ!アメリカ合衆国では、極秘裏にゲームボーイアドバンスの3D版を開発していた。我々をはるかに上回る技術力でな!」
「な、なんだってー!」
「もともと任天堂は日本の企業。なのに他国で技術力で打ち負かされるとは…。残念だ。」
書いた人間の頭が非常に心配になる文章ではあるが、『ゲームボーイアドバンス3D』は確かに存在した。ちなみに発見したのは『Ralphs』というごくごく普通のスーパーマーケットの駄菓子売り場(日本で言うところの『西友』くらいのイメージだそうだ、なるほど)。
つまり、我々が見た『ゲームボーイアドバンス3D』は実際にゲームが出来るわけではなく、ゲームボーイアドバンスを模したお菓子のパッケージである。すまない。
他にもこのスーパーマーケットでは日本では刺激が強すぎて消えたとの噂のある「はじけるキャンディー」や、ゴムのようなケミカル臭のする色彩感覚バツグンのグミやら甘すぎて頭が痛くなるチョコレートや気持ちの悪い虫のオモチャなど、ある意味宝の山ともいえる様相であった。恐るべし、アメリカの駄菓子コーナー。機会があれば別途、ご紹介したいと思う。
さてこの『ゲームボーイアドバンス3D』グミキャンディー、2010年現在でも発売されていた事から考えると、アメリカでは『ゲームボーイアドバンス』はまだまだ現役なのかもしれない。ちなみに中身のグミは密閉されすぎてしまった影響か、マリオ(ルイージ?)は半分つぶれてしまっていたり、ドンキーとおぼしきキャラクターは形状をとどめていなかったのは少々惜しい。
実際食べてみると……なんだか懐かしい食感。グミというよりは硬いゼリーのような感じだ。味は、昭和のケーキの飾りに使われていた赤や緑のお菓子の味に近いような甘さと不思議な風味だった。記者はちょっと、……大量に食べるのは、苦手かもしれない。すまない。
さて、記者の予測ではおそらくこの後、『Wii 3D』が登場するのではないか、にらんでいる。さらにはウワサの『ニンテンドー3DS』が、思わぬ形でアメリカに登場する可能性が非常に高い。もしそれらの商品を見かけたら、是非購入して何も知らない子供たちへのプレゼントにしてみてはいかがだろうか。
ただし、その後に何があってもガジェット通信編集部では責任を負いかねるのであしからず。
イラスト原画: まそ先生 「2ch全AAイラスト化計画」より http://riceballman.fc2web.com/
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