【東京モーターショー2013】まるでナイトクラブ! MINIのブースがスゴかった!
モーターショーと言えば、いかにも“大人”な雰囲気が漂う落ち着いたイメージであるが、ひときわ異彩を放つブースがあった。今回のモーターショー中で最も異質な催しであったMINIブースの模様をレポートする。
壁に飾られた巨大なモニターにはハリウッド風のオシャレな映像。時折、場内に設置されたカメラで取り込まれた来場者の笑顔が映し出されていた。
ブース内にはカジュアルなファッションに身を包んだコンパニオンたち。MINIの関連スタッフは全員カジュアルファッションだったため、広報担当を探すのにも一苦労したほどだ。
ブースに立ち入る前から聞こえていた、落ち着いたラウンジミュージック。その正体はなんと生DJプレイ!
バーテンダーがお酒をつくり、軽食などケータリングも充実しており、一晩くらいなら遊んで過ごせそうな程の充実度であった。ビール! ビール!
車は相方。MINIブースの意図とは。
取材であることを忘れてしまいそうになるほど娯楽にあふれていたMINIブース。他のブースがフォーマルな雰囲気であったのに対し、まるでナイトクラブのように演出されていたのが何よりも印象的だった。
モーターショーながらも最新の車を中心にアピールするのではなく、MINIのイメージや意図そのものを具現化したのだという。黒地に蛍光色といったビビッドなデザインが用いられていたが、これはMINIのイメージカラーに基づいたものである。ユニーク・やんちゃ・元気といったMINIの企業イメージがあり、今回のブースでは特に“フレンドリーさ”に気を配ったそうだ。
カジュアルなファッションもまたその表れで、コンパニオンたちが着ていた服は「MINIコレクション」というMINIでデザインしている服とのこと。
「“車=相方”をコンセプトに、車をより身近なものとして提案したかった」という広報担当者の言葉通り、ファッション・飲食・音楽・空間の雰囲気、これらすべてにおいて非常に親近感を感じることができた。
現代において車とは、生活に深く関わる要素であることは間違いない。車を生活必需品としてだけでなく、ライフスタイルの一環としてとらえることで、利便性はもちろんのこと、日常にちょっとした刺激を見出すことができるのかもしれない。そんな車との付き合い方を考えさせる展示内容だった。
- ガジェット通信編集部への情報提供はこちら
- 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。