ブラッド・ピット記者会見で見せる本当の魅力

映画『ベンジャミン・バトン-数奇な運命-』の記者会見が、28日六本木にあるホテルで行われた。会見には、主人公ベンジャミンを演じたブラッド・ピットと監督デビッド・フィンチャーのふたりが3年2か月ぶりに来日。すべての年代を演じきった名優ブラッドをひと目見ようと、会場には予想以上の人が押し寄せ、関係者を驚かせていた。これほどまでに人を夢中にさせるブラットだが、もちろん彼の魅力は俳優としてだけではない。会見で見せたいくつかの何気ないジェントルマンぶりは、感動に値するものがあった。

この日、ブラッドの通訳を務めたのは、有名な翻訳家戸田奈津子さん。舞台に上がり、戸田さんとの最初の挨拶で、敬意を払いつつ軽く握手を交わしながらほほ笑み合うシーンは、ブラッドの繊細な心配りが、ひしひしと伝わる最初の一面であった。会場からの質問に答えながらも、ブラッドの姿勢には終始、高齢である戸田さんを気遣う様子が垣間見られる。

約40分の会見が終わり一端退場する際には、ブラッドが戸田さんを軽く支えながら、彼女の歩調に合わせて少しずつ少しずつ歩いて舞台から下がってゆく姿が大変印象的で、その様子は、映画の中のひとシーンのようであった。

また、彼の思いやりは会見中のちょっとしたアクシデントからも伺える。最後のビデオ撮影を終えないうちに、ブラットと監督が舞台から下がろうとして、アナウンサーが慌てて呼び止めるシーンがあった。ブラッドがすぐに気づいて、指示を聞き取ろうと、自ら舞台の前方まで行ってわざわざしゃがみ込み、熱心に応えようとする様子がとても新鮮だ。映画の中では知る由もない、ブラッド・ピットの魅力的な人間性が感じられる有意義な会見であった。
 
<映画詳細情報>
作品: ベンジャミン・バトン 数奇な人生
公開情報: 2009年2月7日(土)より丸の内ピカデリーほか全国ロードショー!
配給: ワーナー・ブラザース映画
公式サイト: http://wwws.warnerbros.co.jp/benjaminbutton/
(C) 2008 Paramount Pictures Corporation and Warner Bros. Entertainment All Rights Reserved
 
 
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