ありえない動きをするラジコンを社内で走らせてみたぞ

エアロスパイダーレーザー

ラジコンカーは夢を運ぶおもちゃだけど、所詮は地面を走り回る存在でしかない…と思っているとしたらあなた、それは大間違いですぞ。タカラトミーさんから「壁を走る」ラジコンカーが発売されているときいて、早速借りてみました。その名は「エアロスパイダーレーザー」。壁を走るってどういうことなんでしょう。僕の想像では、タイヤがベタベタしていてその粘着力で壁にくっついてるんだと思ってたんですが、なーんと、ぜんぜん違う仕組み。もっと近代的。未来的。その仕組みは秘密ということですが、動画の中でちょっと説明しちゃってます。詳しくは動画をみてね。メーカーさんの説明によれば「秘密のエアロパワー」によって「固く平らな面」に張り付いて走るんだそうです。平らと言っても完全に平らじゃなくても大丈夫で、あまりデコボコしすぎてない壁紙程度であれば平気で走り回ります。

エアロスパイダーレーザーが壁を走る様子などが収録されたレビュー動画はこちらをご覧ください

赤外線コントローラー

そしてこのラジコンカーのもっとすごいところは、壁を走るってとこだけじゃないんですよね。ん? 天井は走れないのかって? …もちろん、走れます。理論上は。ほら、気になるでしょ? どんな仕掛けになってるのか。でも、メーカーさんは「天井は走らせちゃダメ」って言ってるんですよ。それって、天井を走行するのが不可能って意味ではなくて、「落ちて頭とかに当たったら危ないからダメ」って意味なんですよね。で、このラジコンカーのもっとすごいところについて。普通ラジコンカーって、前後のタイヤの回転の制御+タイヤの角度の制御をうまく組み合わせて走らせるんだけど、このラジコンカーはそういうめんどくさいことは一切ナシ。なんと、コントローラーから光を発射。それをラジコンカーの近くに照射すると、その光を追いかけるようにラジコンカーが走るわけです。すごいでしょ。コントローラーを振り回すだけでラジコンカーを操作できちゃう。

本体は軽くて小さい

そんな少年の夢を現実化させたこのラジコンカー。今年の年末、プレゼントなどにいかがでしょう。尚、このラジコンカーはコントローラーから発射される光で操作するため、直射日光のもとやスポットライトの当たっている場所など、明るすぎる場所では言うことをきかない場合があるそうです。もちろん普通の家の中とかだったら大丈夫。ちょっと明るいうちの編集部内でも問題なく動いてました。パーティ会場など、ちょっと薄暗い場所だったら最適かもしれません。色はブルーとグリーンの2種類。希望小売価格は6300円。

ニコニコ動画での反応

ちなみにレビュー動画をニコニコ動画で公開したら「レイスティンガー!!」ってコメントがいっぱい書かれてました。レイスティンガーというのは、コロコロコミックで連載されていた「爆走兄弟レッツ&ゴー!!」というマンガにでてくるミニ四駆のバトルマシンで、指輪から発射される赤外線をたどって走行する、という特徴があるんで確かに似てるかもしれません。でもミニ四駆については大人の事情でこれ以上詳しく書けないんです。なぜならメーカーが違うからな!

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深水英一郎(ふかみん)

深水英一郎(ふかみん)

トンチの効いた新製品が大好き。ITベンチャー「デジタルデザイン」創業参画後、メールマガジン発行システム「まぐまぐ」を個人で開発。利用者と共につくるネットメディアとかわいいキャラに興味がある。

ウェブサイト: http://getnews.jp/

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