【編集長日記】これは騙されたほうが悪い

スウェーデン・ストックホルム取材2日目、朝食は風邪をひいて寝ていたために食べられず、体調が良くなった昼ごろから「ストックホルム名物」とまで言われているフイッシュスープ（75クローネ / 約1000円）を食べる。今まで飲んだスープのなかでいちばん美味しかった……！　この美味しさは私の稚拙な文章力では表現できないものの、イワシ、エビ、貝など、まさに海の幸の美味しさをギュッと濃縮したような味だった。

腹ごしらえが終わり、ゲームショップや家電店などをめぐり写真撮影。気がつくとすでに夜となっており、またお腹がすいてきた……。どうせならスウェーデン料理を食べたいところだが、かなりお腹が空いていたのでおやつ感覚でホットドッグを食べることに。ちょうどストックホルム中央駅の地下にファーストフード店があった。ソーセージがはみ出すほどの巨大なホットドッグのポスターが貼られており、値段も手ごろ。これは食べたいッ！

期待に胸を膨らませつつ待つこと2分。出てきたのは極端にパンが小さなホットドッグ。確かにポスターの通りだが、ホットドッグ自体がデカいわけではなく、ただ単にパンが小さいからソーセージが大きく見えるだけだった。つまり、巧妙な騙しのテクニック！　と言いたいところだが、これは騙しというよりストックホルマーという名称の “そういう料理” らしい。

パンの大きさはiPhoneより少し小さいくらい。おやつとしては丁度いい大きさだったのでむしろ良かったのだが、これを日本でやったら「インターネットでネタになるか大炎上になるなあ」と思ったのだった。ちなみにストックホルマーとコーラのセットで約600円。ちょっと高いと感じるがスウェーデンでは普通の価格らしい。

スウェーデン入国から2日が経ち、取材の合間に現地の魚介類を食べたり、IPhoneから『Twitter』にウソを書きつつ暇つぶしをしている時間がいちばんホッとする時間となっている。近日、スウェーデンで人気の “変” な和食レストランについてお伝えしたい。

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