【ソルのゲー評】国内でやっと発売された『スカイランダーズ』の3DS版 携帯ゲーム機ならではの工夫

先日発表会が行われたアクティビジョンの『スカイランダーズ スパイロの大冒険』。こちら海外では10億ドルを越えるとまで言われているマーケットを持っている。そんな巨大なマーケットを持つ『スカイランダーズ』がようやく国内でも発売。機種はWiiU、PlayStation 3、Wii、そしてニンテンドー3DSの4機種。その中でニンテンドー3DS版だけ少し特徴があるので別途紹介したい。

こちらニンテンドー3DS版は他機種と同様にスターターキットがあり、それにはフィギュア3体、ゲームソフト、パワーポータルが付属する。パワーポータルは電池(USBでも電源供給可能)で動作し『ニンテンドー3DS』との接続は赤外線で行う。赤外線接続というせいもあり、ステージの最初にスカイランダーを乗せて選択し、ステージ中に乗せ替えて交換するという他機種でできることはできなくなっている。

その代わりニンテンドー3DS版ではあらかじめ2キャラまで登録できるので、それを事前に読み込ませゲーム中に下画面のタッチ操作で切り替えるという仕組み。

ゲームの内容も多少異なっており。他機種版のように縦横無尽に動き回れるのではなく、前方に移動する形のアクションゲームとなっている。もちろんバックも可能で上方向や左右にも移動は可能であるが、基本的には前に進むタイプのゲームとなっている。また戻る際は視点が逆向きにならずに視界が前方のまま逆走するという少し煩わしさもある。どうやら全視界を描画するのを省くための処置であると思われる。

このゲームを遊んでいてワクワクするのは、パワーポータルにフィギュアを乗せて読み込まれた瞬間だろう。実際にリアルに目の前にあるフィギュアが吸い込まれたかのようにゲーム画面に登場するとやはりワクワクが止まらない。『ニンテンドー3DS』でも同様な体験ができる。もちろんゲーム中にいつでも交換できたら尚更よかったのだが、それは仕様上仕方ない。

ゲーム内容は様々なステージをミッション形式でクリアーしていくものである。ステージを単純に進んで行く物から課せられたチャレンジ条件を満たす物など様々である。条件を満たすとクリスタルを入手でき、このクリスタルを使って新たなゲートを開くことが可能。『スーパーマリオ64』を思い出してくれたらいいだろう。

最初に遊ぶこととなるステージは「かがやきのとりで」というステージ。最初なのでかなり易しめにつくられている。最初に与えられた3体のフィギュアで問題なくクリアできるだろう。ここで得られるクリスタルは計25個。ステージを只単にクリアするだけなら簡単なのだが、条件を満たしてのクリアとなると話は別である。つまりやりこみ要素があるということになる。

子ども向けかと思いきや、大人も十分に楽しめるそうな作りになっている『スカイランダーズ スパイロの大冒険』の3DS版。こちら全国のトイザらスで販売されているので、興味のある方は是非遊んでみてほしい。

パワーポータルとフィギュア

WiiU版、PlayStation 3版では同時プレイだが、パワーポータルからキャラクターが消えると画面上のキャラクターも消えてしまう。しかしニンテンドー3DS版は携帯ゲーム機ということもあり、読み込んでデーターは保持されたままである。つまりパワーポータルを持ち運ばなくてもいいわけである。お気に入りのスカイランダーをあらかじめ読み込んでおけば外出時にはソフトと『ニンテンドー3DS』だけでプレイできるという、携帯ゲーム機ならではの工夫がされている。

先日の発表会の様子もあわせてどうぞ。

フィギュアとテレビゲームが融合した海外で大人気の『スカイランダーズ』が日本でついに発売 福くん「もう一回やりたい!」

元の記事:https://getnews.jp/archives/384111

※この記事は、ゴールドラッシュの「ソル」が執筆しました。[リンク]

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