映画『ピリオド』瀬口黎弥(FANTASTICS)インタビュビュー 「細かいセリフでは表現されない部分がたくさんありました」

ダンス&ボーカルグループFANTASTICSのパフォーマー、瀬口黎弥さんが、武田梨奈さん主演の映画『ピリオド』に出演しました。

ストーリーとアクション、雄大なロケーションを融合させたハードボイルド・オペラ作品である本作。武田演じるレイと運命の糸に翻弄される男役を演じた瀬口さんに作品のこと、近況について聞きました。

――今回の映画への出演が決まったとき、率直にいかがでしたか?

めちゃくちゃうれしかったです。自分が普段観る映画の中でも、ノワール作品にはこれまであまり出会ったことがなかったんです。でも、社会の事情や、自分の知らない裏社会のこと、アクションや暗殺などを映画で観るとドキドキしますし、面白いので好きなんです。そんな作品に自分が出演できることがすごくうれしかったですし、自分が持っているポテンシャルをすべて発揮したいと思いました。僕はその役に入り込めるタイプだと思うので、撮影の環境や場所を用意していただいた中で、素直に自分らしく表現しようという思いで撮影に臨みました。

――今回はご自身がその世界に入ることになりましたが、演じてみていかがでしたか?

すごく楽しかったです。ネタバレになるのでキャラクターについて詳しくは言えないんですが、芝居をするうえではその瞬間に生まれる感情や、「なぜそこでスイッチが入らないのか」「なぜそこでハッと動き始めたのか」といった、細かいセリフでは表現されない部分がたくさんありました。目で表現することもそうですし、笑顔ひとつとっても、ただ笑うだけではない。人の笑い方にはいろいろな種類があると思うので、その細かいところを意識しながら演じました。

――こうした役を自分なりに表現できると、お芝居がますます楽しくなり
そうですね。

めっちゃ楽しいです。幅広い役を演じるのが好きなんです。会社員のような役を演じることも好きですし、日常的な場面のお芝居も好きです。今回のように、人を無残に傷つけるキャラクターを演じることもあります。ただ、全てを自分の経験だけを頼りにしたり、経験のないことを無理に表現しようとしたりしても、上手くいくものではないと思うんです。だから、お芝居をするときは、自分の中にあるものを解放して表現するようにしています。

――メンバーのみなさんの反応はいかがでしたか?

メンバーの八木勇征は、すごく観たいと言ってくれています。2年前に出演が決まったときから話していたんですが、当時からこういう作品が好きで、観るのを楽しみにしてくれていました。やっと完成したと聞いて、「やっと観られる!」という感じで喜んでくれていましたね(笑)。

――普段とは別人のような役柄ですしね。

そうですね(笑)。ぜひこの作品を通して、みなさんに僕のお芝居を知っていただけたら嬉しいです。

――今年は2冊目の写真集も発売されました。最近の活動について、どのように感じていますか?

グループとしても、僕個人としても、すごくいい1年だと実感しています。12月まで、まだまだ駆け抜けていく1年になると思います。今年は本当に幸せな気持ちで活動できています。FANTASTICSとしては、アリーナツアーで、僕たちがこれまで一番伝えたかった想いを表現できました。個人としても、サッカーのお仕事をさせていただいたり、映画の公開が重なったりして、いいタイミングが続いています。

この映画も、去年公開されるのと今年公開されるのとでは、受け止め方が全然違ったと思うんです。今のタイミングで公開していただけるのは、いい意味で作品を寝かせて、熟成させられたということなのかもしれません。みなさんに注目していただけるタイミングで公開できるのはありがたいですし、運命のようなものを感じています。

――撮影時は20代だった思うので、振り返ればいろいろ思い出されますよね。

そうですね。ファンのみなさんも、ずっと僕たちの活動を見守って応援してくださっているので、「懐かしいな」と感じるところもあるのかなと思います。僕たちにとっても、この2年でいろいろなことが変わりました。活動のスピード感もありますし、今、同じ役を演じてほしいと言われても、また違うものになると思います。だからこそ、時間のことはいったん忘れて、シンプルに瀬口黎弥が演じているということを感じてもらいたいですね。ファンのみなさんにそういうところを認めてもらえたら、自分自身も強くなれると思います。反響が楽しみです。

――FANTASTICSのみなさんの中でも、これまであまりなかったジャンルの映画ですよね。グループとしても幅が広がりそうです。

そうですね。普段からこういうお芝居をしているメンバーもたくさんいるので、グループとしても幅が広がると思います。

――順調に活動されている一方で、ご自身で直したいところや課題に感じていることはありますか?

僕は、気を遣いすぎてしまうんです。いろいろな人が考えていることが気になってしまうので、もっと自分に集中しないとなと思っています。そこは直したいですね。人のことまで考えすぎると、自分がいっぱいいっぱいになってしまうので。

――それはたとえば、ほかの人が注意されているときに、自分のことのように受け止めてしまうような?

はい。けっこう受け止めやすいんです。メンタルは意外と弱いので(笑)。もっと集中しないと、いろいろなことを背負いすぎて、いっぱいいっぱいになってしまいます。「何を背負っても余裕です!」と言えるくらい、メンタルが強くなりたいとは思います。でも、それができてしまったら僕じゃなくなるのかな、とも思います。

――それは難しいところですね。気遣いを直しすぎると、それも自分らしさではなくなってしまうのかもしれませんね。

そうですね。だから、結局は今のままでいいのかなと思っています(笑)。強くなろうとは思っていないんです。僕のマネは、誰にもできないと思っているので。

――グループとしての今後はいかがでしょう?

来年もまだ発表していないこともありますし、FANTASTICSには、叶えられていない夢がまだまだあります。日本全国を巡って、みなさんに僕たちの魅力を届けられるグループになっていきたいです。

メンバーそれぞれにものすごく個性があって、みんなが個々に活動している。その一人ひとりが集まったときの強さが、僕たちの武器だと思います。アベンジャーズのようなチームになれたらいいですね。そういうところがFANTASTICSらしさなのかなと感じます。

――FANTASTICSのメンバーは、それぞれ個性が違いますよね。

みんな違います! D.LEAGUEでディレクターを務める世界さんもいますし、俳優業で活躍するメンバーもいれば衣装を手がけるメンバーもいて、すごく個性豊かなグループです。

――今後、個人として成し遂げたいことや目標はありますか?

今回『ピリオド』のような作品に出演して、改めてお芝居がものすごく好きだと感じたので、いろいろなジャンルにチャレンジしていきたいです。アーティストとしてFANTASTICSで活動する自分もいますが、一人の人間として、もっといろいろな活動ができたらいいなと思っています。最近は、サッカーのお仕事もさせていただいているので、4年後のワールドカップを現地で観たいと思っています。

――今日はありがとうございました!

■公式サイト:https://period-movie.com/ [リンク]

■ストーリー

時計の修理屋・レイ(武田)は天涯孤独で、小さな海辺の町でひっそりと暮らしている。

しかしその本業は暗殺者。バーの店主(嶋田)から殺しの依頼を受けると標的を仕留める凄腕のアサシンであった。

また同じ町に、施設で共に過ごした同じ暗殺者の男(萩原)も凄腕のライバルとして稼業をこなしていた。

影の如く仕留めていくレイだが、ある日町に訪れた一人の男(瀬口)に惹かれていく。

それは宿命の出会いであり、どちらかがこの世を去る運命の訪れであった。

(C) 2026「ピリオド」製作委員会

(執筆者: ときたたかし)

  1. HOME
  2. 映画
  3. 映画『ピリオド』瀬口黎弥(FANTASTICS)インタビュビュー 「細かいセリフでは表現されない部分がたくさんありました」
  • ガジェット通信編集部への情報提供はこちら
  • 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。

記事ランキング