9政党アンケート「外交政策」について ネット党首討論会(2013年6月28日)
参院選では初となる「ネット党首討論会」が2013年6月28日夜におこなわれる。同討論会に先立ち、参院選で争点となる「経済政策」と「外交政策」について、9政党がアンケートに答えた。
回答をしたのは、自由民主党・民主党・日本維新の会・公明党・みんなの党・生活の党・日本共産党・社会民主党・みどりの風の9政党(国会の議席数順)。
本ニュースでは、各党が掲げる「外交政策」についての回答を掲載する。
・[ニコニコニュース]9政党アンケート「経済政策」について
http://news.nicovideo.jp/watch/nw670264
■ 自由民主党「さあ、外交・防衛を取り戻そう。」
日米同盟を基軸とした戦略的外交の展開と揺るぎない安保政策で、国民の生命、領土、領海、領空等を断固として守り抜きます。
■ 民主党「戦略的な外交、確固たる防衛」
警戒監視、警備体制を拡充するなど、主権を断固として守る。
動的防衛力の強化、南西重視、サイバー対応など、専守防衛の原則の下で安全保障体制を充実。
外交安全保障の基軸である日米同盟を深化させ、戦略的なアジア外交を展開。
北朝鮮による拉致、核、ミサイル問題の解決に全力をあげる。
■ 日本維新の会「価値観・法の支配外交」
自由・人権・平等・民主主義の価値観を共有する国との関係を強め、それ以外の国とも対話は閉ざさず信頼関係構築に努力する。我が国の領土・領空・領海を脅かす力に対しては、それに対抗できる我が国の力をしっかりと備えるが、対話の窓口を常に開き、国際司法裁判所などによる法に基づく解決を目指す
■ 公明党「人間の安全保障の推進」
経済的貧困や飢餓、対人地雷、感染症、自然災害などの国家の枠組みだけでは解決できない国境を越えたリスクから生命・生活を守る「人間の安全保障」を積極的に推進します。これによって、国際社会における平和と安定の基盤強化に貢献し、我が国の信頼を確保します
■ みんなの党「激動する国際情勢の中で戦略的な外交を!」
領土・領海問題には毅然と対応し、日米同盟を基軸としながら、アジア諸国との信頼関係を構築します。自由と人権を重んじる先進民主主義国として、貧困や地球環境問題、核拡散防止にも積極的に取り組み、世界の平和と安定に貢献していきます。
■ 生活の党「日米・日中・日韓の信頼を取り戻す」
日米関係は外交の要であるが、安倍内閣の姿勢はその信頼関係を揺るがす危険性をはらんでいる。今後、対等な関係の中で更に絆を強めるべき。日中・日韓関係については、歴史的な関わりの深い隣人であるにもかかわらず、関係が急速に悪化している。率直な話し合いにより、信頼関係を取り戻すことが急務。
■ 日本共産党「9条を生かす平和外交」
憲法9条を変えて、国防軍をつくり、日本を「戦争をする国」にする自民党と対決します。9条を生かした、自主・自立の平和外交にきりかえます。食と農、雇用と地域経済をこわし、アメリカ型ルールを押し付けるTPP参加の撤回を求めます。沖縄県民の総意を踏みにじる基地押しつけを許しません。
■ 社会民主党「ゆずりません 平和憲法!」
平和憲法の理念を活かした平和・人道外交を展開します。基地の整理・縮小に取り組みます。オスプレイの配備と低空飛行訓練に反対します。米国主導のTPP参加ではなく、東アジアを中心とした相互互恵的な経済連携を推進します。領土問題は、長期的な視野で冷静な対話を基本に対応します。
■ みどりの風「バランスのとれたもの言う外交」
21世紀の外交にふさわしい外交人材の質のアップ。日米地位協定の見直し。米国防省中心から国務省中心へ。ネオ・コン偏重から米の多様性に対応した日米関係。科学・文化の交流や、自然災害、疫病、原子力災害など多様化した危機に対する「人間の安全保障」を基軸に国際貢献。他国から信頼される日本を。
アンケートの回答をもとに政党の代表たちが討論する「ネット党首討論会」は、2013年6月28日19時30分から開催。ユーザーからの質問も募集している。
・PCから質問を投稿する – ネット党首討論会
http://otayori.nicovideo.jp/form/input/lv142315925?mode=pc
・携帯電話から質問を投稿する – ネット党首討論会
http://otayori.nicovideo.jp/form/input/lv142315925?mode=mobile
◇関連サイト
・[ニコニコ生放送]ネット党首討論会 – 会員登録なしで視聴できます
http://live.nicovideo.jp/watch/lv142315925?po=newsgetnews&ref=news
ウェブサイト: http://news.nicovideo.jp/
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