【連載コラム】遊津場の関西アーティスト週報vol.81「今年の総決算イベント紹介!〜2nd LINE・堺Tick-Tuck」

こんにちは。神戸在住の音楽キュレーター、遊津場(ゆつば)です。普段は邦ロック系インディーズアーティスト情報をSNS、メディア寄稿、自主イベント開催など、様々な手法で発信する活動をしています。
そして今回、OTOTOYで私のメインの活動地域である関西エリアで活躍する若手アーティストの様々なトピックを発信する機会をいただきました。これを読めば、関西邦ロックシーンの最前線が分かります。どうぞ、ご贔屓に。
「今年の総決算イベント紹介!〜2nd LINE・堺Tick-Tuck」
気付けば今年ももう1ヶ月半もありません。そしてこの時期のニュースとなるのは、各ライブハウスの今年の総決算と言えるようなイベントの発表です。1週間くらいの長い期間を使い、この1年よくそのライブハウスに出演してくれたアーティストを中心に集めて、言うならば忘年会的な雰囲気を持って、演者もお客さんもライブハウス側も楽しんでいます。全国各地で行われますが、もちろん関西でもいろんなライブハウスで行われます。その中からいくつかピックアップします。
今年少し驚いたのは、大阪福島2nd LINEの恒例年末企画「RED HOME PARTY」です。通称・セカランのこの企画は関西のインディーズバンドにとっては選ばれると嬉しいイベントの1つになっています。今年は期間の長さに驚きました。12月23日〜31日まで行います。恐らく過去最長なのではと思います。出演者は本当に関西でこれから頑張っていく若手アーティストもいれば、関西最大の年末フェス・RADIO CRAZYに出演するArakezuriやプッシュプルポットまでいます。ちなみにこのコラムで取り上げた関西アーティストは18組いました。関西だけでなく、日本全国からライブハウスシーンで人気のバンドが集結しており、セカランに行くだけで今年全体のライブハウスシーンも分かるでしょう。大阪にあるセカランが全国のギターロックやポップロックのバンドにとって、大切な場所になっているのがよく分かります。そして驚きはいずれかの日程のチケットを買えば、他の日もドリンク代のみで入場ができます。

12月1日から始まっているライブハウスもあります。堺Tick-Tuckは〈フロムナウオン〉というイベントを12月1日〜10日まで開催しています。堺Tick-Tuckはこの数年でバンドにとって初めの一歩を応援するライブハウスのイメージが強くなりましたが、それを象徴するような若いアーティストが揃っています。いろかにほへとなど大型サーキット出演者も何組かいれば、まだサブスクを出していないアーティストもいれば、高校生バンドも何組かいます。まだ見ぬアーティストに出会いたい人は堺まで足を伸ばしてみるのもいいでしょう。こちらに関してはチケット代無料で2ドリンク代で入場可能となっています。いいんですか?

その他にも12月中旬や月末に沢山のライブハウスでこのようなイベントが行われます。今年やり残したことに「ライブハウスに行くこと」があるような方にも、ちょうどいいかもしれません。デビューして2026年の楽しみを増やしましょう。
インフォメーション
・遊津場SNS
X:https://x.com/sakidori_yutuba?t=R1J43f6okqiZ7g2bqGn7PQ&s=09
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