おせちにも推し活の波が到来か!? ローソンストア100「2026年 選べるおせち」発表会

全国600店舗以上を展開するコンビニエンスストアチェーン「ローソンストア100」が、2026年の「選べるおせち」発表会を11月18日に東京都内で開催した。単品&少量パックという手軽さで、家族構成やライフスタイルに合わせて好きなものを選べる自由度の高さが人気の「選べるおせち」。全43商品で展開される今年は中華と洋食のメニューを新たにラインナップに加え、おせち離れが進む若い世代への販売拡大を狙う。

「好きなものを好きなだけ」選ぶ、ローソンストア100のおせち

この日の発表会では、まず始めに株式会社ローソンストア100 運営本部の牧野直樹本部長が登壇し、今年5月で20周年を迎えた同社の歩みと今回が14年目となるおせち商品の概要を紹介。

株式会社ローソンストア100 運営本部 本部長の牧野直樹氏(右)と同社商品開発本部 デイリーユニット ユニットマネジャーの宮永理恵氏(左)

「おせちといえば、いわゆる二段重や三段重の形を思い浮かべる方が多いかと思いますが、従来のおせちには『量が多すぎる』や『自分の苦手なものが入っていて残してしまう』といったご意見もありました。それに対して当社は『誰もが好きなものを好きなだけ』をテーマにしたおせちを打ち出し、長年ご好評をいただいてまいりました」と述べた同氏は、次に数々の商品の中から好きな組み合わせが楽しめる「選べるおせち」の魅力に触れ、「好きなものを少量ずつ楽しんでいただくのはもちろん、お重などを用意して無くなったものを買い足していただくような楽しみ方もできると思います」と、自由度の高い同商品の特徴を強調した。

若い世代にも「選べるおせち」の楽しさや利便性を届けたい

続いて、同社でおせち商品の開発に携わる商品開発本部の宮永理恵氏が登壇。

始めに「選べるおせち」のコンセプトである「自由に選べること」「価値ある価格であること」「ちょうどいいと感じてもらえるサイズや量であること」の3点について述べた同氏は、続けて「今年はおせち離れが進む若い世代のお客様にも『選べるおせち』の楽しさや利便性、マルチな可能性を体験していただき、日本の伝統文化を身近に感じる機会をお届けしたい」と今回の企画背景を説明。

その上で今年のリニューアルポイントとして「和洋中へのカテゴリー拡大」と「パッケージデザインの統一」の2点をあげた。

洋食・中華のカテゴリーも加わり、全43品の商品展開

12月25日から全国のローソンストア100で販売される「選べるおせち」商品は、新商品16品を含む計43品。価格は税込108円から486円で、『伊達巻』『田作り』『味付け数の子』(各216円)のような定番商品から、『味付けあわび』(324円)や『かに爪 白だし醤油仕立て』(486円)のような高級感ある商品まで、多彩な商品をおひとりさまサイズの少量パックで販売する。

ちなみに43品すべてを詰め込んだ“全種盛り”はこんな感じ(全品締めて9,180円!)。選ぶのが楽しい「選べるおせち」ではあるが、やはり全部揃うと豪華絢爛な印象だ。

なお、初登場の洋食・中華カテゴリーでは『あい鴨スライス パストラミ』(162円)や『北海道産豚のテリーヌ』(324円)、『焼豚』(216円)など8商品を発売する。そのうち『黒酢酢豚』と『海老のチリソース煮』(各324円)は、全体の中でも「おすすめ商品」として紹介された商品で、日本に本場の四川料理を伝えた料理人・陳建民氏の秘伝ダレを使った本格派中華だ。

酢豚のタレは黒酢など3種の酢をブレンドし、長時間高温調理でまろやかな味わいに。一方で、大ぶりな海老を包むチリソースは、国内で3か月以上天然発酵した豆板醤を使って味に深みをプラス。宮永氏も「本格的ながら日本人好みに合わせた味わいで、奥深い旨味が感じられる自身の一品です」とその味に太鼓判を押す。

ちょこっとおせちや推し活おせちなど自由な楽しみ方

そのほか、会場では「選べるおせち」ならではの楽しみ方として3つのアイデアが、料理研究家・小林睦美氏監修の盛り付け例とともに紹介された。

1つ目の「いつもごはん+おせち」は、いつもの食事に何品かのおせちをプラスして、ちょこっとだけおせち気分を味わおうという提案。

上は『伊達巻』と『かに爪 白だし醤油仕立て』を取り入れた和食の例。例えば「一人暮らしだからおせちは食べない」という人や「年末年始も仕事でおせちどころじゃない」という人も、こういうスタイルなら時間をかけず簡単にお正月ムードを感じることができそう。

2つ目の「選べるたのしさ(推し活編)」は、上の写真のような「肉推しおせち」のように好きな素材に全集中したり、推しのメンバーカラーだけの“色推しおせち”を作るという提案だ。

会場には、黄、赤、黒の色推しおせちが登場。特に黒一色のおせちは、新春到来の明るさとは真逆の位置にありそうな衝撃のビジュアルだったが、黒推しの人にはたまらないチョイスといえよう。

そして3つ目の「選べるたのしさ(人数、ご予算編)」は、1000円盛り、2000円盛りなど予算を決めて、好きなおせち料理をとことん楽しもうという提案で、どのアイデアからも、自分らしさでおせちを楽しむという今風のおせちの在り方を感じた。

会場ではいくつかの商品が試食として提供されたが、その味のおいしさもさることながら、個人的に惹かれたのは、ほとんどの商品が封を切るだけで食べられる点だ。長期休みで初日の出と初詣以外はずっとコタツにこもっていたいという人もきっと少なくないお正月。そんな時に甘露煮も昆布締めも、さらには手羽先や海老チリまで、酒のつまみにもなりそうな料理を”開けるだけ”で用意できる商品の数々は、ズボラになりたい時期の食卓で大活躍してくれそうだ。

「選べるおせち」各商品は12月25日より全国のローソンストア100で販売開始。一部商品はローソンアプリでの予約・店舗受取サービスのほか、au PAYマーケット ダイレクトストアでのオンライン販売も行う。

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