第一三共ヘルスケアの「全国統一 セルフケア検定」で正しいセルフケアの知識を学ぼう
第一三共ヘルスケア株式会社が、クイズ形式で正しい健康情報を学ぶことができるWebコンテンツ「全国統一 セルフケア検定」を公開しています。
全国統一 セルフケア検定
https://selfcarekentei.daiichisankyo-hc.co.jp/[リンク]
同検定は10月22日に公開された後「公開10日で約1万名の方に受検いただいています」という同社のサステナビリティ推進担当、中村美由希さんに詳しい話を聞いてみました。
「全国統一 セルフケア検定」を公開した理由・目的
本検定は、現在SNSやAIの発達によりセルフケアに関する偽情報や誤情報が社会に溢れていることを背景に、「正しいセルフケアの知識」について触れ、「セルフケア」について改めて考えてもらうきっかけを提供することを目的としています。
このたび、特にSNSを通じて情報を得る機会が多いZ世代にも検定にチャレンジいただけるよう「基礎編」を公開しました。実際、当社の調査(※)によると、Z世代(15~29歳)はミドル世代(30~59歳)と比べると、SNS上の投稿されている情報を信頼している割合が高い傾向にあり、誤情報の接触率も高いことが分かっています。但し、すべての生活者に向けた内容にしておりますので、幅広い世代に楽しみながら受検いただけると考えています。
検定を受けて解説を読むことで「これって違ってたんだ」「そうなんだ」といった気づきや発見を得て、楽しみながら正しい知識を学ぶことができます。セルフケアをより身近に感じ、自身の健康状態や生活習慣を見直すきっかけとなり、セルフケアを検定後も継続的に意識していただく起点となることを期待しています。
※Z世代のセルフケア現在地に迫る「Z世代セルフケア白書2025」
https://www.daiichisankyo-hc.co.jp/content/000141207.pdf[リンク]
17タイプのキャラクター診断の精度
本検定では、「薬の知識」「食事」「運動」「生活習慣」「美容」の5カテゴリーから、各3問ずつ、計15問が出題されます。17タイプは正答数と、5カテゴリーごとの正解傾向に基づいて判定されており、それぞれの傾向に応じたキャラクター設定を行いました。設問内容にもバリエーションを設けることで、傾向が見えやすいように設計していますので、精度が高いと捉えていただけるのではないかと思います。
「健康に関する正しい情報」を発信するために行っていること
弊社では今年5月に「セルフケア アカデミー」として、セルフケアの文化を根付かせるため、事業の強みや資産を活かしてセルフケア啓発を強化する活動を立ち上げました。セルフケアを学べるプラットフォームとして、自分自身で健康を守り対処する“セルフケア力”を養う取り組みを展開し、生活者のヘルスリテラシー向上を目指しています。
具体的には、次世代の中心となるZ世代に向けて、早い段階から正しいセルフケア知識を届け、自分の健康を自分で守る力を育むサポートをしています。これまで、高校に出向いて行うリアルの「出張授業」と、中高生に向けたメタバース空間で学べる「教育コンテンツ」の2つの施策を展開し、Z世代を中心にセルフケアの大切さを広めてきました。この「セルフケア アカデミー」の活動に、今回「全国統一 セルフケア検定」が加わったという形になります。
また、健康に関する正しい情報提供のため、日常生活で起こる症状の原因や対処法が楽しく学べるアニメをYouTubeで発信する「ねこいちさん 〜楽しく健康セルフケア〜」、からだに起こる症状の原因・予防・対策、市販薬の正しい選び方などの役立つ情報を掲載する「くすりと健康の情報局|第一三共ヘルスケア」、日常のお悩みから女性特有の健康課題まで、セルフケアに関する情報を発信する「健康美塾|第一三共ヘルスケア」といったオウンドコンテンツの充実にも力を入れています。
ねこいちさん 〜楽しく健康セルフケア〜
https://www.youtube.com/@neko_ichi_san[リンク]
くすりと健康の情報局|第一三共ヘルスケア
https://www.daiichisankyo-hc.co.jp/health/[リンク]
健康美塾|第一三共ヘルスケア
https://www.daiichisankyo-hc.co.jp/kenko-bijuku/[リンク]
セルフケアやセルフメディケーションの重要性
日本は公的医療保険(国民皆保険)制度があることから、誰もが高い品質の医療を受けられる環境が整っています。しかし、この制度を守り、高度な医療を必要としている人にきちんと適切な治療・薬を届けるためには、軽度な不調である場合はOTC医薬品(市販薬)を活用するなど、セルフケア・セルフメディケーションで対処していくことも大切です。
一人ひとりが自分の健康に関心を持ち、症状や対処法の正しい情報を入手するスキルであるヘルスリテラシーを身につけていただきたいと考えています。また、日本は世界トップクラスの長寿国であることから、健康寿命(健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間)を延伸することが、長い人生を自分らしく生きる上でとても大切です。そのためにも、誰もがセルフケア・セルフメディケーションを実践できる社会を実現する必要があると考えています。
健康や医療に関する正しい情報の見極め方
まずは、SNSや生成AIなどで検索した情報に対して「これは本当か?」と意識を持つことが大切です。その上で、出典(どこが出している情報なのか)を見ていただくことをおすすめします。根拠に基づいて発信されている情報かがポイントとなります。(個人発信よりも、官公庁や企業、病院、大学などの発信を参考にするなど)。
また、複数の情報を見比べる。ということも大切です。なお、健康に関わる研究も日々進化しており、「昔はこうだったけど今は違う」というケースもあるかと思います。常に情報に敏感になり、その時その時で情報を更新していく姿勢も大切かと思います。
***
医療情報に限らず、インターネット上にはガセネタやフェイクが蔓延しています。「情報の真偽を確認するために裏付けを取る」ことを「裏取り」と言いますが、インターネット上のガセネタやフェイクに踊らされないためには、一般の方も裏取りする必要性がある時代に突入しているようです。
※画像提供:第一三共ヘルスケア株式会社
(執筆者: 6PAC)
- ガジェット通信編集部への情報提供はこちら
- 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。
