【広島県福山市】「繊維のまち福山就業体験」の参加者を募集中。繊維産業をリアルに体験・学習しよう


福山市では、地場産業である繊維産業をリアルに体験・学習できる「繊維のまち福山 就業体験プログラム」を11月25日(火)〜27日(木)に実施する。11月10日(月)まで、参加者を募集している。

江戸期の綿花栽培に始まった日本有数の繊維産地・福山


福山市は、デニムやワークウェアなどを生産する日本有数の繊維産地。紡績・染色・織布・縫製・加工といった繊維製造に必要な全ての工程がエリア内で完結する、全国的にも稀な地域だ。

江戸時代の綿花栽培に始まり、備後絣(びんごがすり)へと発展したものづくりの伝統が、現在の繊維産業にも受け継がれている。

事業者との情報交換・交流を通じ福山の繊維産業を知る


就業体験プログラムでは、参加者と事業者が情報を交換・交流することで、福山市の繊維産業を多くの人に知ってもらい、人材を集めることを目指している。繊維の仕事が好きな人、学びたい人におすすめのプログラムだ。

定員は15人で、参加費は無料。ただし、交通費・宿泊費・食事代は自己負担。なお、JR福山駅までの交通費・宿泊費のうち、公共交通機関の往復交通費の1/2(上限5,000円)、宿泊費の1/2(上限10,000円)は支給される。

内容は、初日の25日に工場見学を行い、2日目の26日に3班に分かれて福山市各所で体験プログラムを実施。3日目の27日は体験プログラムを行ったあと、3班合同でレポート作成・報告会を行う。

3班に分かれて市内の7事業所を訪問し就業体験を実施

プログラムはA・B・Cの3班に分かれて実施される。

四川

山陽染工

A班では、デニムの洗い・加工、染め、販売の体験を行う。26日に、繊維製品の洗い・加工、製品染め、ユーズド加工などを手掛ける企業の四川を訪問。洗い・加工と染めの工程を体験する。27日には、天然繊維の生地を染める国内有数の染工場・山陽染工へ。染色・製織の工程を見学し、実店舗で商品ディスプレーを体験する。

篠原テキスタイル

坂本デニム

B班は、デニム生地作りの現場を体験する。26日に、世界的なラグジュアリーブランド向けのデニム生地も製造している生地製造業・篠原テキスタイルへ。糸と糸の結び目をつなぐ作業や、生地の検査などを体験する。27日には、インディゴ染色に特化した染色工場の坂本デニムを訪問。染める前の糸を必要本数をそろえ、ビーム(芯)に巻き取る「整経(せいけい)」作業での段取り体験ができる。

サンエス

コーコス信岡

C班は、ワークウェアとユニフォームの現場体験を実施。26日に、ユニフォーム製造で企画開発から販売まで一貫した体制を敷いているサンエスを訪れる。同社では、ミシンを使ったトートバッグのポケット縫いの縫製作業を体験する。また同日、作業服や作業靴・軍手・帽子などを製造販売するコーコス信岡も訪問。CADやCAMなどコンピュータツールを使った裁断と縫製、商品検査の業務体験を行う。そして27日、ワークウェアの商品開発や製造、販売を一貫して手掛けるTS DESIGNへ。企画開発の講義やデザインの体験をする。

TS DESIGN

就業体験を通じて歴史ある福山市の繊維産業を知り、福山の繊維産業への就業を考えてみては。

■繊維のまち福山 就業体験プログラム
開催日:11月25日(火)〜27日(木)
募集期日:11月10日(月)
参加決定通知:11月12日(水)予定
定員:15人/各班5人×3班
対象者:18歳以上で繊維産業に関心のある高校卒業以上の学生、デザイナーなど。居住地は制限はなし
参加費:無料
HP:https://www.city.fukuyama.hiroshima.jp/soshiki/sangyou/380738.html
申込フォーム:
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSea628Cw3EWJVJVlvrKJcT81O4NDFqUjOGAkYXg6Yv0iqqDDg/viewform

(淺野 陽介)

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