長澤まさみ、共演者の身を案じて手作り弁当差入れ「内容は…控えます」

映画『おーい、応為』の初日舞台挨拶が10月17日に都内で実施され、主演の長澤まさみ、共演の永瀬正敏、髙橋海人、大谷亮平、監督・脚本を務めた大森立嗣が登壇した。
天才浮世絵師・葛飾北斎の娘にして弟子でもある絵師・葛飾応為を演じた長澤は「本日は映画館まで足を運んでいただきありがとうございます。楽しんでいただけましたか?」と会場に語りかけ、「初日ということで晴れ舞台なので、きりっと白で決めてきました」と着物姿を披露した。

本作を通して受けた影響について長澤は「皆さんそれぞれから学びました。永瀬さんは現場で常に映画そのものと会話しているような方で、その背中を見て作品と生きるということを教わりました。髙橋くんは現場ごとに表情が変わっていく。日々の変化を恐れずに吸収していく姿が頼もしかったです。大谷さんは、どんな場面でも空気のように自然で、芝居を軽やかに楽しむ姿が印象的でした」と述べた。

一方、永瀬は「北斎の経年変化を表現するために、どんどん小さくなっていこうと思っていた。撮影初期はほとんど食べずにいたんです。極端にやるしかないと思って」と撮影中に減量。すると長澤が、毎朝手作りのお弁当を差し入れてくれたという。「体を気遣って作ってくださって、本当にありがたかった。毎日違う内容で、ちゃんと考えられていて、美味しくて。富士山での撮影の時も、おにぎりを作ってきてくれたんです。発芽玄米のおむすびで、冷たい風の中でも不思議と温かかった。体にも心にも染みました」と感謝。当の長澤は「お弁当の内容は…控えます」と照れ笑いだった。

髙橋は「この映画を観て印象的だったのは、応為が金魚を見つけて“これちょうだい”と言って描くシーン。見たものに感動して描こうとする、その素直さがすごく素敵でした。今の時代、情報に振り回されがちだけど、自分の目で見たものに心を動かされることの大切さを感じました」と見どころに挙げていた。

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