自公連立解消と創価学会──公明党離脱の裏には学会内に何が起きていたのか

公明党が自民党との連立を解消しました。が、公明党と言えば、支持母体である創価学会を抜きにして語れません。元々、創価学会の「芸能部門」などと並列して「政治部門」のような形として、池田大作氏の支持の元、出来上がったのが公明党だったという源を忘れてはならないてしょう。学会内部では、カリスマ池田大作氏亡き後、東大派閥と創価大派閥とに分かれているという話も入ってきます。
創価学会は1930年に創設され、日蓮仏法を基盤とした信仰実践を特徴とします。教育者であった牧口常三郎と戸田城聖により「創価教育学会」として発足し、第二次世界大戦後急成長。特に第3代会長の池田大作の時代に組織を全国規模に拡大し、現在では日本国内外に多くの信者を擁する団体となっています。
公明党のルーツは、1954年に創価学会の支援を受けて発足した「公明政治連盟(公政連)」にあります。当初は宗教団体が政治に関与することに批判もありましたが、創価学会側は「庶民の声を政治に届ける手段」として、政治参加を正当化しました。そして1964年、公政連を母体として公明党が正式に結成されました。
当初は「大衆福祉の実現」「平和主義」「中道政治」などを掲げ、戦後日本の政治において「第三勢力」としての役割を果たすことを目指していました。創価学会と公明党の関係は、長らく「支援母体」と「政治部門」という明確な分業関係にありました。創価学会の会員は選挙時において公明党候補を強く支援する動きがあり、選挙戦では非常に高い組織力を発揮します。
ただし、公明党は「宗教政党」ではなく、「宗教団体に支援される政党」であるという立場を強調しています。1999年には創価学会と公明党の間に「政教分離宣言」が出され、政治と宗教の分離を対外的に明言しました。1999年以降、公明党は自由民主党と連立を組み、日本の与党の一翼を担っています。この連立によって、公明党は中道・福祉重視の政策を政権に反映させる立場となり、特に福祉、教育、災害対策などで存在感を示しています。
一方で、保守色の強い自民党との連立によって、公明党本来の中道志向や平和主義との間に矛盾を指摘されることもあり、支持者の間でも意見が分かれることがあります。公明党は日本における「宗教団体の政治参加」の代表的事例であり、創価学会との関係は現在も政治的な論点となっています。一方で、現実政治の中で政党として独自の存在感を示し続けているのも事実です。今後も公明党の動向は、宗教と政治の関係性を考える上で重要な指標となるでしょう。
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