『ポケモンレジェンズ Z-A』先行体験リポート / 苦手意識が全部解消された最新の戦闘システムが激アツすぎる

2025年10月16日(木)、『ポケットモンスター』シリーズの最新作『Pokémon LEGENDS Z-A』(以下、『ポケモンレジェンズ Z-A』)がついに発売される。
本作は2013年に発売された『ポケットモンスター X・Y』にも登場するミアレシティが舞台ということで、シリーズのファンにとっても注目度の高いタイトルだ。
新たな冒険の準備を整えよう
本記事では2025年9月某日に開催されたメディア向けの先行体験会で判明した『ポケモンレジェンズ Z-A』の魅力を、舞台・環境・バトル、3つの項目にわけてリポート。
この最新作、なんだかすごいぞ!!

都市再開発が進む街
本作の舞台は都市再開発が進むミアレシティ。
人とポケモンの共存を目指した街ということもあって、街のいろいろな場所でたくさんのポケモンを目にすることができる。
そんなミアレシティは2013年に発売された『ポケットモンスター X・Y』でも登場した街であり、今作では都市再開発によって変化した街並みと当時の面影を同時に味わえた。

昼と夜で変化するミアレシティ
今作の主人公は旅行でミアレシティを訪問。
街を冒険しながらさまざまな出来事に挑んでいく。
そんなミアレシティの大きな特徴は、昼と夜で街が様変わりする点だ。
探索をメインとした昼の街並みから一変、日没から夜明けまでのあいだは街のなかにバトルゾーンが出現する。

▲昼のあいだは野生のポケモンを捕まえたり、手持ちのポケモンを育成。さまざまな戦いに備えて道具を整えるなんてのも重要だ。

▲街なかでオヤブンのヘルガーを発見。手持ちのポケモンと比べてかなりのレベル差だったけど、自由に動ける本作なら十分対応できるのがよかった。

▲夜になると街中に個性豊かなポケモントレーナーたちが登場。

▲トレーナーたちとの勝負が毎晩行われている。
この日没から夜明けまで続くバトルゾーンはもちろん、再開発が進むミアレシティをより自分の目線に近い3D環境で散策できる点は、過去のシリーズ作品を知るトレーナーにとっては感動のひと言。
路地裏からビルの屋上まで想像していた以上に立ち入れる範囲が広く、そこにポケモンが潜んでいたり、新しい道具を発見するといった体験は、本作からポケモンの世界に触れるひとにも直感的でわかりやすいと感じた。

▲まずは失敗を恐れず街中の散策。

▲人々とポケモンの共存を目指し再開発が進むミアレシティの歩みをたどってみよう。
全体の流れとしては、昼はワイルドゾーンでポケモンを捕まえたり育成を行い、夜に向けて下準備。
夜になると出現するバトルゾーンでトレーナーと勝負したり、ZAロワイヤルというランクアップ戦に挑戦するというのが基本的な流れになりそうだ。

▲最強のAランクを目指すランクアップ戦もある。

▲ZAロワイヤルの参加者にはZからAまでのランクがあり、Aランクに到達すると最強の称号と名誉が与えられる。
ちなみに、ポケモンやトレーナーに勝負を挑む際、視界の範囲外から先制攻撃を仕掛けることができる。
例えば、茂みに隠れて近づいたり、ビルの影から様子を伺い隙を狙ったりなど、そこまでのプロセスはいわゆるステルスゲームのような感覚で、そうしたタイトルが大好きな筆者にとってうれしい要素だった。

▲見つかりそうになったら急いで退避。ステルス要素といっても難易度はライトなほうで安心して遊べた。

▲Nintendo Switchで発売されるようになってから、同シリーズを遊ぶのはこれが初。そんな筆者にとって今作はすべてが新鮮で驚きの連続だった。
新感覚のバトルシステム
『ポケモンレジェンズ Z-A』では従来の1ターンに1回行動するバトルシステムが一新。
トレーナーとポケモンが共に移動しながら技を繰り出すアクションゲームに近い駆け引きがメインとなっている。
相手のポケモンが仕掛けてくる攻撃の範囲外に身を置きながら、ポケモンの交代や技を選んで使うタイミングを狙う。

▲ポケモンの攻撃がトレーナーに向くこともある。そんなときは範囲外に急いで退避。自身のポケモンが狙われているときも同様だ。
また、今回の先行体験会では“暴走メガウツボット”にも挑戦できた。
ここでの戦闘はより精度の高い駆け引きが必要。
本作では条件を満たせばその都度メガシンカできるので、対象のポケモンを主軸に根気よく挑む緊張感がとてもよかった。

▲ワイルドゾーンやバトルゾーンよりもやりこみ要素のある戦闘だ。

▲すべての戦闘に共通しているが、相手に有効な攻撃が丸や三角などの記号(技名)で示されている。シリーズの経験がない人でもひと目で把握できる点もうれしい要素だ。

▲技の届く範囲や繰り出すまでのスピードを把握することも重要。絶え間なく動き回りながらの駆け引きは大変だけど、そのぶん自分のペースで戦況を動かせるのはおもしろいと感じた。
ここまで何度か触れている通り、筆者にとって『ポケットモンスター』シリーズは久しぶりの体験。
2016年11月に発売された『ポケットモンスター サン・ムーン』が最後。
それまではシリーズ作品が発売されるごとにプレイしていたのだけど、同年に『ポケモン GO』がリリースされて以降はそちらが仕事になってしまい余力がなくなってしまっていた。
あれから約9年。
久々に触れた最新作は筆者の大好きなシステムを多く取り入れた手に馴染む環境に変化。
最初は不安でいっぱいだった先行体験会だったけど、実際に触れてみると迷うことなくたのしむことができた。

そんな筆者、最大の不安は本作が発売されるまでにNintendo Switch 2 が購入できるかどうか。
もちろん、Nintendo Switch版で始めて、あとからNintendo Switch 2 Editionにアップグレード(専用のパスが必要)することもできる。
うーん、悩ましい。
なにはともあれ約9年ぶりに「ポケモンがしたい!」と背中を押してくれるほど『ポケモンレジェンズ Z-A』に魅力を感じることができたぞ。

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※画面は開発中のものです。
※ゲーム画面はNintendo Switch 2 Editionのものを使用しています。
P.N.深津庵
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