入社後のギャップは?25卒新入社員が語るデジタルバンクの研修と配属後のリアル

この記事では、みんなの銀行の25卒新入社員である私、鈴木と、同じく同期の樋口さんがペアとなり、入社から約2ヵ月間、デジタルバンクでのリアルな体験談を綴っていきたいと思います。
入社式:「期待と不安で足が震えた……」私たちの社会人生活が始まった日

鈴木:今回は回顧録のような形で、入社から研修、配属までの時間を一緒に振り返ってみましょうか。それでは早速……みんなの銀行の新入社員として、初めてオフィス(福岡・西中洲)に出社した日のことは覚えていますか?
樋口:初出社となる入社式の朝、不安と期待を胸に、緊張しながら地下鉄に乗ったことをよく覚えています(笑)。会社に到着して、みんなの銀行の同期と顔を合わせてもまだ緊張は解けなくて、むしろ増す一方でした。
鈴木:そうですね、社会人として初めての出社だったというのもあって、自分も通勤中ずっと緊張していたのを覚えています。出勤してすぐに、同期がいる会議室に案内してもらったのですが、みんなガチガチに固まっていた記憶があります(笑)。
胸に刺さった頭取の言葉「守破離」――“新時代の銀行員”になると決意した瞬間
鈴木:この日、午前中は説明を受け、書類などの手続きで終わりました。お昼ごはんを食べた後、午後からみんなの銀行の入社式でしたよね。
樋口:みんなの銀行の福岡オフィスで開催された入社式は、オフィスにいる社員の方々はもちろん、東京オフィス勤務や在宅勤務の方々も、オンラインから参加されていましたよね。
あんなに大勢の方に見守られる経験はこれまでなかったので、嬉しくも、緊張感がすごかったです。緊張し過ぎて足が震えていたのを覚えています(笑)。頭取の永吉さんや先輩社員の方々から贈られた言葉を聞きながら、社会人として「どう働いていくか」、「どう成長していくか」を改めて考えました。
特に永吉さんのお話の中の「守破離」の言葉が印象に残っています。「守:基本を学び、知識を身につける」、「破:基本を打ち破り、応用力を高める」、「離:独自に創造し、新たに確立する」の3つを念頭に置いて、社会人として学びながら成長していきたい、と強い決意を持つことができました。
「社会人」としての第一歩。同期との絆が生まれたグループ合同研修
鈴木:入社式の翌日から、「ふくおかフィナンシャルグループ(FFG)」(※)の新入行員研修が始まりましたよね。これはグループ合同で行われる合宿形式の研修でした。
※ふくおかフィナンシャルグループは九州を地盤とし、地域経済発展への貢献により人々の生活を豊かにするとともに企業価値向上を目指す地域金融グループです。傘下の銀行には、福岡銀行、熊本銀行、十八親和銀行、福岡中央銀行、そしてみんなの銀行があります。
樋口:そうでしたね。3泊4日、福岡県内の研修施設で行われました。兄弟銀行の新入社員(←グループの同期)も全員参加していて、それに対してみんなの銀行の新入社員(←みんなの銀行の同期)は7名だけで。初対面の方々ばかりだったのでちょっと心細かったです。
鈴木:そう。最初にグループ分けがありましたが、みんなの銀行の同期とはバラバラになったので、最初は「大丈夫かな?」って私も少し不安になりました。
樋口:合宿研修中はどんなことをしたか覚えていますか?
鈴木:社会人のビジネス基礎やFFGの歴史など、社会人として、FFGの一員として働いていく上で必要なことを教わりました。勉強だけではなく、合宿という集団行動を通じて同期との一体感や達成感を味わうことができて、かなり楽しい研修でした。
樋口:兄弟銀行の新入社員も、私たちと同じように不安な気持ちを抱えていたでしょうから、一度お話しすると、打ち解けるのにあまり時間はかからなかったですよね。合宿研修を通してグループの同期と仲良くなるきっかけができて、良かったです。
鈴木:そうですね。3泊4日の短い期間でしたが、同期との絆を深められた研修となりました。
金融知識ゼロからの挑戦。私たちが「銀行員」の第一歩を踏み出したFFG本社研修
鈴木:合宿研修の後は、FFG本社(福岡・大手門)に場所を移して、研修は続きました。ここでは金融知識や投資など「銀行員としての基礎」を教わりました。
樋口:そうそう!私自身、大学時代に金融を学んでこなかったので、そのことをずっと不安に感じていたのですが、研修を通して学べる機会があったので安心できました。
FFG本社研修では、銀行業務に関する講義や、実際に営業店で働く先輩行員の方からのお話がありました。「金利とは何か」から始まって、株価や市場の話などの金融経済の基礎、また「銀行の3大業務」である預金業務・貸出業務・為替業務といった銀行員としての初めの一歩を学べた点が良かったと思っています。
鈴木:そうですね。3泊4日の短い期間でしたが、同期との絆を深められた研修となりました。
いきなり難題!? お題は「10年後の金融」。同期7名で挑んだ、未来を創るプレゼン研修

鈴木:「10年後の金融ビジネスモデル、サービスについて」というテーマに対して、みんなの銀行の同期でチームを組んで、「BaaS」についてまとめましたよね。
今年5月に4周年を迎えたばかりのみんなの銀行ですが、誕生のきっかけとなったのは、永吉さん(頭取)が「10年後の銀行のあるべき姿を考えよ」というお題を、当時FFG社長であった柴戸会長から命じられたことだと聞いています。
今まさにイノベーティブな取組みをしている真っ最中のみんなの銀行なのに、更にここから「10年後の金融ビジネスモデル」を考えるということが、とても難しかったことを覚えています。
樋口:プレゼンの時は本当に大変でした。考える時間が全然足りなくて、隙間時間に皆で話し合っていましたよね。スライド作成組とテキスト作成組で分担し、チームの仲間で一つのものを一生懸命作るという、とても良い経験を積むことができました。
ただいま、みんなの銀行!遂に配属先部署でリアルな業務がスタート

樋口:グループ合同の合宿研修とFFG本社研修が終わって、新入社員はそれぞれが所属する銀行に戻って、研修が続きました。鈴木さんは、みんなの銀行に戻った後、どんなことをしましたか?
鈴木:みんなの銀行での研修では、配属先の部署であるローン事業部のミーティングに参加したり、与えられた課題に取組んだり、オンボーディングで各部署がどのような仕事をしているかを学んだりしていました。
樋口:ローン事業部では、具体的にどんな課題に取組みましたか?
鈴木:ローン事業部は、「ローン事業企画グループ」、「与信企画グループ」、そして「ローン管理グループ」の3つのグループに分かれているのですが、私の配属先はローン事業企画グループです。
ここでの研修は、「みんなの銀行Loan」の認知向上に向けて、広告を含めたマーケティング施策に取組んでいました。傾向や施策の有効性を考えたり、実際の広告に使っている金額や契約者数、貸出金額などのリアルな数字に触れながら施策を考えたりするのですが、とても面白かったです。
ローン商品自体の魅力や価値だけでなく、「誰に何を届けたいか?」、「どのような使い方をして欲しいか?」など、みんなの銀行のミッションである「みんなに価値あるつながりを。」を体現していると体感できたのも嬉しかったですね。
研修後はローン事業部の一員として、みんなの銀行のローンをきっかけに「みんなに価値あるつながりを。」を提供していきたいと思うきっかけになったと思います。

鈴木:樋口さんはデザイン部でどんなことを経験しましたか?
樋口:デザイン部は、「サービスデザイングループ」、「プロダクトデザイングループ」、「コミュニケーションデザイングループ」、「オウンドメディアグループ」の4つのグループに分かれていて、私の配属先はサービスデザイングループです。
研修中は、毎週開催されるデザイン定例や、運用中のプロジェクトに関する他部署との情報共有の他に、現在の「みんなの銀行アプリ」の改善を目的とするプロダクト改善のミーティングなどに参加させてもらいました。
研修後はユーザーインタビューにも挑戦して、みんなの銀行ユーザーのリアルな声を捉えた施策を考えていきたいと思っています。
8部署を駆け巡る!みんなの銀行を丸ごと知れる「ジョブリレー研修」が面白い
樋口:そして最後に、みんなの銀行の「各部署が何をしているか」を学ぶ「ジョブリレー研修」に参加しましたよね。
鈴木:ジョブリレー研修では、サービスプランニング部、経営企画部、ローン事業部、ITリスクマネジメント部、エンプロイーサクセス部、マーケティング部、デザイン部、BaaS事業部の8つの部署を一気に体験できるんですよね。
樋口:色々な部署を回れるのが本当に楽しみで! 最初に「8部署を体験する」と聞いた時はびっくりしましたが、自分の配属先だけではなく、みんなの銀行の各部署がどんな業務を行っているか学び、そこで働く先輩社員と知り合えるのはとても貴重な機会ですよね。
鈴木:本当にそう! それぞれの部署では実践的なワークが準備されていて、改めて業務についての説明を受けたり、実際の業務を体験したり……各部署に対する理解が深まりましたよね。とても勉強になりました。
実はこの記事の執筆も、エンプロイーサクセス部における「ジョブリレー研修のワークの1つ」だったりします(笑)。
樋口:ジョブリレー研修の中で、鈴木さんが特に印象に残っていることは?
鈴木:サービスプランニング部では、「口座開設時に生じるフリクションをどう解消するか?」、「デビットカードをどうしたらもっと使ってもらえるようになるか?」という2つのお題をもらったのですが、それが特に印象に残っています。
スライド作成、プレゼン、フィードバックを通して、企画をする上で意識すべきポイントを学べたと思います。

(写真は、2025年5月に誕生したみんなの銀行デビット「リアルカード」)
樋口:デビットカードといえば、最近、みんなの銀行デビット「リアルカード」が発行されましたよね。
鈴木:そう、実はすごくタイミングよく、ジョブリレー研修の初日から、リアルカードの申込みができるようになったんですよね。
これまでみんなの銀行のデビットカードは「バーチャルデビット」だったので、利用シーンは、スマートフォンでのタッチ決済やECサイトでの決済でした。今回、リアルカードが誕生したことによって、「タッチ決済非対応のお店」でも使えるようになったので、より便利になりました。
鈴木:樋口さんが一番印象に残ったジョブリレー研修は?
樋口:鈴木さんの配属先であるローン事業部です。ローン事業部と私の配属先のデザイン部は同じフロアにあり席は近いのですが、普段どんな業務を行なっているかを知る機会はなかったんです。
ジョブリレー研修では、一般的なローンの仕組みや審査の他、延滞が発生した際の手続きなどを具体的に学びました。座学の他にも、みんなの銀行のローン業務の最前線「ローンカスタマーセンター」で働く方々のお話を聞く機会もあって、リアルな業務を感じることができました。
デザイン部とローン事業部は連携して推進する施策も多いですから、ジョブリレー研修でローン事業部の業務を体験できたのは本当に良かったです。
鈴木:ジョブリレー研修でしか得られない貴重な経験ができましたよね。
樋口:そうですね。どんどん新しい知識を吸収して、研修での学びを活かせるように頑張っていきましょう!
※この記事はオウンドメディア『みんなの銀行 公式note』からの転載です。

(執筆者: みんなの銀行)

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