【9/15〜9/21の運勢】9月3週目の運勢はどうなる?SUGARさんが贈る12星座占いをチェック!

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今週のおひつじ座の運勢

おひつじ座をイメージした女性のイラスト

illustration by ニシイズミユカ

空白に向かっていく

今週のおひつじ座は、「はかなさ」の純粋な形式をさりげなく示していこうとするような星回り。

『見失い又見失ふ秋の蝶』(高浜虚子)という句のごとし。「秋の蝶」は見えなくなってしまうことによって記憶に刻まれる。そこには秋という季節特有の衰微感との共鳴があると同時に、「何かを捉えようとしても、結局は手に入らない」という諦観の響きも感じられます。

人びとの目に映り印象に残ることよりも、何かが見失われたあとに残る空白の方にこそ、季節の翳りと生命の不安はより色濃く刻まれているのだと。

あなたもまた、そうした詩的な真実を誰かにそっと話したり、さらりと共有したりしてみるといいでしょう。

今週のおうし座の運勢

おうし座をイメージした女性のイラストillustration by ニシイズミユカ

わが心のふるさと

今週のおうし座は、自身最大のインスピレーションの源へと密かに心寄せていこうとするような星回り。

イェイツの「湖の島イニスフリー」という詩の一節のごとし。

朗読されていたのを一声聴いて、こんなに美しいものがあるのかと思った詩の一つに、イェイツが自身の幼少期によく訪れたという、山に囲まれた湖に浮かぶ小島について思い出しながら詠んだ「湖の島イニスフリー」があります(『対訳 イェイツ詩集』岩波文庫)。

あなたもまた、故郷から引き裂かれつつ都会に生きようとしたイエィツのように、最もかけがえのないものの実感を他ならぬ自身の心の中にゆっくりと宿らせてみるといいでしょう。

今週のふたご座の運勢

ふたご座をイメージした女性のイラストillustration by ニシイズミユカ

なだらかな曲線に沿っていく

今週のふたご座は、自分なりの美意識や人間観を高らかに表明していこうとするような星回り。

『秋風や酒肆(しゅし)に詩うたふ漁者樵者(ぎょしゃしょうしゃ)』(与謝蕪村)という句のごとし。

漁者や樵者の歌声は、文字に書き留められた古典的な詩歌とは違うかもしれない。調子は素朴で、言葉は粗野かもしれない。けれども、彼らが秋風のもとで酔いに任せて放つ声は、まぎれもなく心から生まれる詩であり、人間存在のために必要不可欠なことを最前線に立ってしているという点では、彼らこそが「前衛」と呼ぶのにふさわしい生き方をしているのではないか。

あなたもまた、自分なら秋風の清らかな響きと何を同じ「詩」の次元に並べてみせるか、よくよく考えてみるといいでしょう。

今週のかに座の運勢

かに座をイメージした女性のイラスト

illustration by ニシイズミユカ

欲望の渦から離れて

今週のかに座は、自分でも気が付かないうちに染まったり扇動されたりしていた可能性に思い至っていくような星回り。

昭和11年に発表された夢野久作の短編小説に『人間レコード』という作品があります。

これはある「組織」がレコード盤同様に、人間を平然と使い捨てにする非情さが浮き彫りにされていくという内容で、人間レコードとは「脳髄にだけ電気吹込みで複雑な文句を記憶させるという医学上の新発見を応用した」もので、要は人間そのものを記憶媒体として利用するわけです。

あなたもまた、吹込みや洗脳の解除、すなわち、もともとは自分のものではない感情や思考の過度な影響や支配からいかに脱していくかといいうことがテーマとなっていきそうです。

今週のしし座の運勢

しし座をイメージした女性のイラストillustration by ニシイズミユカ

他なるモノにふれる

今週のしし座は、単なる偶然やハプニングを超えて、人間存在の根源的な平等性や孤独、そしてそれを包む自然のまなざしに浸っていくような星回り。

『一つ家(や)に遊女と寝たり萩と月』(松尾芭蕉)という句のごとし。

「萩(はぎ)」は秋草の代表であり、控えめながらも美しく咲く存在。月は空高くありながら、闇に覆われた地上をさりげなく照らしている。それはまるで、僧と遊女が同じ「夜に眠る一人の人間」として過ごした一夜を、(世間はともかく)宇宙は非難も称賛もせず、ただ静かに見守っているかのようでにあります。

あなたもまた、さまざまな「一つ家」に泊まり、同じ月に照らされながら、ふと誰か何かを自分と近しく等しい存在なのだとしみじみ感じていくことでしょう。

今週のおとめ座の運勢

おとめ座をイメージした女性のイラストillustration by ニシイズミユカ

新たな統合を求めて

今週のおとめ座は、互いを結びつける一つの目的を自覚することで、かえって解放されていくような星回り。

リンドバーグにせよ、ガガーリンにせよ、はるか上空から地上を「決定的に別の仕方で見てしまった」人というのは、それまでになかった視野へ切り開かれていくように思います。

例えば飛行士でもあった小説家サン=テグジュペリの『人間の大地』(渋谷豊訳)には、「僕らは宇宙的尺度で人間を捉え、実験器具を覗き込むように飛行機の窓から人間を観察する。僕らは僕ら自身の歴史を読み返す」という、視野の拡張が私たちにとって何を意味するのかを示唆する文章が出てきます。

あなたもまた、自分なりの立ち位置や持ち場を通してそうした意味での「自覚」を深めていきたいところです。

今週のてんびん座の運勢

てんびん座をイメージした女性のイラストillustration by ニシイズミユカ

自然・自分・名前

今週のてんびん座は、無言の圧力のもとに排除されてきた存在が、無言の叫びを伴なって吹き戻されてくるような星回り。

『台風の目が赤くなるデンデラ野』(佐怒賀正美)という句のごとし。

ここで詠まれているのは、過去の伝承に棲みついた声なき者たちの眼差しが、いま台風となって世界を睨み返しているという、言わば逆襲の神話に彩られた作者の幻想であり、「老い」や「切り捨てられた存在」に対する世界の無関心が、やがてどんな形で吹き戻されるのか、という予兆でもあります。

あなたもまた、そうした眼となった沈黙や、風になった怒りを少なからず自分事として感じ取っていけるはず。

今週のさそり座の運勢

さそり座をイメージした女性のイラストillustration by ニシイズミユカ

隠れていたもののよみがえり

今週のさそり座は、目に見える表層的現実の下に流れる地下水のごとき思いや、先人たちの遺志をそっと汲んでいこうとするような星回り。

英国のネイチャーライターであるロバート・マクファーレンは『アンダーランド』というノンフィクション作品において、極端に色が少なく、感じられる経験の幅も制限される冷たい地下の闇のなかの空間で、さまざまな文化や時代を通じて三つのことが繰り返されてきたのだと言います。すなわち、

「(記憶や、貴重なもの、メッセージ、はかない命を)守る。

(情報や富、隠喩、鉱物、視界を)生み出す。

(廃棄物やトラウマ、毒、秘密を)捨てる。」

あなたもまた、「自分はよい先祖となれるか」ということについて思い巡らしてみるといいかも知れません。

今週のいて座の運勢

いて座をイメージした女性のイラストillustration by ニシイズミユカ

困惑の悦び

今週のいて座は、強く逞しくなる以前の原初の記憶や本能がサーっと引き出されていくような星回り。

『人間であること久し月見草』(和田悟朗)という句のごとし。

つまりこの句は、「文明をまとったあとでなお、人は夜を忘れられぬ」という、存在の奥底に残る夜の遺伝子を示唆しているのです。日本人が親しんできた「色」とは昼の外界に実在するものではなく、夜の光のスペクトルと網膜が織りなす幻影の体系なのだということ。私たちはそうして幻影に執拗に言葉を与え、文化を築いてきたのです。

あなたもまた、夜の花を見て「弱い生きもの」としての自己を思い出してみるといいでしょう。

今週のやぎ座の運勢

やぎ座をイメージした女性のイラストillustration by ニシイズミユカ

かすかな脈動を感じ取る

今週のやぎ座は、それがなくては生きていけないような「大狂気」の現われを感じたり、取り込んだりしていくような星回り。

手塚マンガ特有の作者登場手法のごとし。

どうだろう、実際の人生でもし、昔の知り合いから久しぶりに電話がかかってきたとして、どうしたのかというあなたの問いに、「いやあ、出番が少なかったから」なんて言ってハッとさせてくれたら、その瞬間、さぞかし哲学的な感度はグッと深まっていくはず。

あなたもまた、自分の人生にコマ割りの中に、作者の意図的な登場シーンが入り込んでくるところを想像してみるべし。

今週のみずがめ座の運勢

みずがめ座をイメージした女性のイラストillustration by ニシイズミユカ

想定外の踏み出し、を

今週のみずがめ座は、一度きりの、取り返しのつかない感情の高まりを反芻していくような星回り。

『別れ来て栗焼く顔をほてらする』(西東三鬼)という句のごとし。自註に「考えてみると私は、この句を作ってから其の後の十何年、栗を焼いて食ったことがない。女には其の後もたびたび別れたが」とあり、思わず笑いを誘うような皮肉を感じさせます。

つまり、この焼き栗の場面は、その後何度も繰り返された多くの「別れ」の中でただ一度だけ現われた得意な儀式のようなものだったのでしょう。

あなたもまた、「無垢な儀式」とも「艶やかな残像」とも取れるような、純真と官能の交錯点を改めて思い出してみるべし。

今週のうお座の運勢

うお座をイメージした女性のイラストillustration by ニシイズミユカ

頭を真っ白にしていく

今週のうお座は、これまで気付かないふりをしてきた事々に、どうしたって無神経でいられなくなっていくような星回り。

武田泰淳の初期作品に『「愛」のかたち』という小説があります。愛ではなくてなぜ「愛」とカッコつきなのか言うと、それが不感症の女性と不能の男性の恋愛に関する物語だから。

不感であり不能であると言っても、やはり抱きあって愛を確かめたいという欲望は持っている。しかし、不自由な「愛」を確かめるために相手がひとりでは比較もできず、結果的に、多くの他の男や女に接触しなければならぬという展開に。そして、二人は互いに求めれば求めるほど「愛のかたち」が曖昧になっていき、しまいに男は自分自身のことを「利口な野獣」「危険な物質」と思い込むようになってしまう。

あなたもまた、今の社会の不具な現実に何も感じられない「精神的な不具者」で居続けられるほど堕ちてはいないのだと、思い直していきたいところです。

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