カーディ・B、2025年の米ビルボード<インパクト・オブ・ザ・イヤー賞>受賞「不滅のレガシーでありたい」

 現地時間2025年9月4日、カーディ・Bが米ニューヨークのブルックリンで開催された米ビルボードの【R&B/ヒップホップ・パワー・プレイヤーズ・イベント】にて、<インパクト・オブ・ザ・イヤー賞>を受賞した。

 R&B/ヒップホップ部門のシニア・ディレクター、カール・ラマールによって紹介されたカーディは、ヒップホップへの愛と永続的なレガシー構築を強調する熱のこもったスピーチを披露した。彼女は、「ヒップホップはフィーリングです。小さい頃、私はシャキーラやジェニファー・ロペス、R&Bアーティストたちのようにはなりたくありませんでした。私はトリーナやリル・キムのようになりたかった。彼女たちのようになりたかったんです」と述べた。

 カーディは幼少期から抱いていたヒップホップへの情熱を叶えたいと語る中で、自身の生活環境が夢を打ち砕くのではないかと恐れていた過去を明かし、その文化への愛着を改めて示した。「大好きなことに携われることが本当に幸せです。ずっとこの仕事を夢見てきたんです」と彼女は語り、「でも当時の環境では、夢はただの夢に過ぎないと思っていました。現実は夢を打ち砕くものだから。だから今、夢見てきたとおりの仕事に就けていることが本当に嬉しいです」と続けた。

 そして、「私は永遠に語り継がれたい。20年前、30年前に登場したヒップホップ・アーティストたちの話は今も語り継がれています。私もその一部になりたい。一過性の存在にはなりたくないんです。いつか安らかに逝けるような、子どもたちに“あれが私のママ”と言ってもらえるような、不滅のレガシーでありたい」と付け加えた。

 カーディは、【2025ビルボード・R&B/ヒップホップ・パワー・プレイヤーズ・イベント】で表彰された数組のアーティストの一人だった。伝説的ヒップホップ・グループ、ウータン・クランは米ビルボード【ヒップホップの殿堂】入りを果たし、新星のレオン・トーマスは<ブレイクスルー・アーティスト・オブ・ザ・イヤー賞>を受賞した。有望な新人アーティストであるジェロ(GELO)、オディール、レイヴィン・レネーはそれぞれ、ヒップホップ、アフリカ音楽、R&B部門の<新人賞>を受賞した。

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