「実写ワンピのルフィ」ことイニャキ・ゴドイさんに色々聞いてみた件

シーズン2公開が決定した、伝説的コミックのNetflix実写ドラマ『ONE PIECE』。シーズン1は配信直後から世界93ヶ国でTOP10入りを果たし、46ヶ国で1位を獲得。まさに一大旋風を世界中に巻き起こした作品と言えるでしょう。

その“実写ワンピ”のルフィを見事に演じたのが、イニャキ・ゴドイさん。

今回はイニャキさんのプライベート含め、色々と伺ってみました。

──まず初めに、シーズン1の反響お聞かせください。

イニャキ・ゴドイさん:本当に皆さんのウケが良かったです。いい反響でした。それがすごく嬉しかったですし、ベストなシリーズを作っていこうと、スタッフ一丸となって頑張っていたので、すごく楽しいプロセスでした。

ただ、シーズン2に向けての道のりはまだまだ長いし、学ぶことも全然たくさんあります。まだまだこれからではあるんですが、願わくばシーズン2も、観てくださるみなさんが今まで以上にエンジョイしてくれる作品が出来上がればいいな、と。

──ONE PIECEの撮影において、ビジュアルエフェクトはかなり特殊だと思うのですが、シーズン1で大変だったポイントと、シーズン2での進化などを教えてください。

イニャキ:VFXを相手に演技するということ自体については、実を言うとそこまで大変に感じてなかったんです。そもそも芝居ってそういうものだと思っているので。

僕ら役者が芝居をする上での前提として、「自分の周りで何が起こっているのか」ということ──それを頭の中で想像するということから始めるわけです。
なので、VFXを相手に演技していても「そこに巨大なクジラが居る」ということであれば、頭の中で想像を膨らませてそのクジラを相手に戦うことは、それほど大変ではないんです。

どちらかというと、すごいチャレンジを重ねてくれているのは、そのVFXを作ってくださっている人たちだと思うんです。動物や様々なクリーチャーなど、いろんな情景を描かないといけないので、それは大変な事なんじゃないかな……。演じている僕らは楽しいです!

──Instagramのリールを拝見していると、シーズン2の撮影風景がすごく楽しそうだと感じました。ご一緒に出演している真剣佑さんとは運動を一緒にやってるというお話もありました。他にも撮影風景のエピソードなどがあれば教えてほしいです。

イニャキ:真剣佑さんとは家族のようなお付き合いをさせてもらっています。今はもう、本当に仲良くなっているので、改めて何か一緒に楽しもうって言ったりする必要はないくらいです。

お互いにそこにいるだけでもリラックスできるような仲になっているので、そんなに気遣わなくていいレベルですね。だから、撮影中に僕が疲れて、──たとえば寝てたりしてても、なんか別にツッコんでこないし、それはそれでわかってくれている。そういうリラックスできるような関係性を築いています。

楽しいと言いつつも、やっぱり時には大変な撮影で疲れることももちろんあります。だから、そういう時はお互いを気遣ったり、配慮したりなんていうことが自然にできる仲ですね。

──アクターとして、ルフィになることが夢だったと伺っています。ルフィになって1番テンションが上がったのはどんな時でしたか。

イニャキ:ルフィというあのキャラクターは、僕にすごくインスピレーションを与えてくれるんですよね。より良い自分になろう!と、鼓舞させられるようなキャラクター像です。鼓舞される気持ちも含めて、色々なことを学ばせてくれるキャラクターなので、ルフィを演じられること自体、ものすごく幸せです。

──ルフィにとっては、海賊王あるいはONE PIECEを求めるというのが生涯の目標です。イニャキさんにとってのONE PIECE、生涯の目標と言えるものを教えてください。

イニャキ:僕の人生の目標は、世界中に友達を作ること、ストーリーテリングを続けることです。そのためには、世界中どこへでも飛び立てるような、そういう身でいることも大切かな、と思いますね。

俳優としての目標は、多種多様なキャラクターを演じることかな。そしてその中で、僕にとって意味のある役柄を演じ、それを楽しむことです。

──日本にいらっしゃって、色々な都市を見て回ったと思うんですが、実際の日本を見たことで、ONE PIECEというストーリーやキャラクターの捉え方について、印象が変わったり理解度が深まった部分はありましたか?

イニャキ:ありましたね。こうして日本に訪れたことで、日本人の皆さんにとってONE PIECEという作品がどれだけ大事なのか、ということがすごくよくわかりました。

例えば、熊本にはルフィの銅像があるんですけれども、そこには家族の人たちがやってくるんですよ。子供を連れて「ほら、ルフィだよ」って家族全員が笑顔になる。

他にもONE PIECE新幹線があったり、数えきれないくらいのおもちゃやグッズが出ていたり、カラオケに行けばONE PIECEのテーマソングを必ず誰かが歌うとか。そういう光景を見ていると、本当にこの国の皆さんにとって、この作品が大事なものなんだなってことがわかりました。

日本では、ホストファミリーの皆さんと一緒に生活をしていたことがあるんですが、そのホストファミリーの娘さんの1人が、ONE PIECEの超大ファンなんです。エピソードが放映されれば、とにかくいろんな話をするんで、僕らはいろいろな話で盛り上がりました。ちなみにこの娘さんの特技は、チョッパーの声真似です(笑)。

彼女は人生の中でONE PIECEから大きな影響を受けた、こうして励まされた、という話を僕にしてくれました。

このホストファミリー内だけでも、こうして人々をインスパイアしているすごい作品です。それだけ、みなさんにとって大事な作品の役柄を演じられるということを、もちろん当たり前だとは思っていません。すごく良い機会を得られたんだ、ということを、改めて噛みしめています。

なので、このストーリーを更に全世界に広めていきたいです。日本の皆さんの信頼を取り付けるには時間がかかるかもしれませんが、僕らはその分、頑張るつもりでいます。

──イニャキさんの最近のお気に入りコンテンツはありますか? コミックや映画、ゲーム、なんでも良いです。

イニャキ:実は日本語の勉強が忙しすぎて、いろんなコンテンツは見れていないんです。古い映画なんかは観たりしているんですが、とにかく日本語の勉強ばかりしてるんです。

日本語の学習におすすめなのが、「にほんご多読ブックス」っていうシリーズです。最近はこれを読んでいますね!

──では、最後に一言、いただいてもよろしいですか?

イニャキ:(日本語で)実写版「ONE PIECE」シーズン2をぜひ見てください。皆さん、ありがとうございました。

──ありがとうございました!

Netflixシリーズ「ONE PIECE」シーズン2:2026年世界独占配信
(C) 尾田栄一郎/集英社

Netflix:https://www.netflix.com/jp/
X(@NetflixJP):https://twitter.com/NetflixJP [リンク]

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オサダコウジ

慢性的に予備校生の出で立ち。 写真撮影、被写体(スチル・動画)、取材などできる限りなんでも体張る系。 アビリティ「防水グッズを持って水をかけられるのが好き」 「寒い場所で耐える」「怖い場所で驚かされる」 好きなもの: 料理、昔ゲームの音、手作りアニメ、昭和、木の実、卵

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