【9/1〜9/7の運勢】9月1週目の運勢はどうなる?SUGARさんが贈る12星座占いをチェック!
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今週のおひつじ座の運勢
illustration by ニシイズミユカ
秋風に誘われるままに
今週のおひつじ座は、ありえたかも知れない人生の可能性について、よくよく検討していこうとするような星回り。
『秋風や机の上の小人形』(渡辺水巴)という句のごとし。
おそらく作者がこの時におちいった感覚は、完全な諦念でも、穏やかな受容でもなかった。むしろ、小さな部屋の中でどこか停滞していた作者の心の奥を、秋風がかすかに震わせては、ざわざわさせていたのでしょう。そして小人形を見つめる視線には、どこか自分の「はかなさ」を見抜いてしまった瞬間の痛みもまた含まれていたはず。
あなたもまた、うすうす感じつつも見ないようにしてきた感情や思いにじっくり向き合い、寄り添ってみるといいでしょう。
今週のおうし座の運勢

だんだんすんでいく
今週のおうし座は、人の目を気にする代わりに、もっと大事なことを心から大切にしていこうとするような星回り。
ムーミン作品の登場人物は、作者であるトーベの周りにいた実在の人物が投影されていることが多いそうですが、スナフキンの場合は、若い頃に結婚まで考えたアトス・ヴィルタネンという男性だったと言われています。
二人は様々な事情で結婚には至らず、後にトーベに同性の恋人ができて結局アトスとは破局。しかしそれでも、スナフキンは主人公ムーミンの親友として描かれ、自由と旅を愛しつつ、ムーミンたちと過ごす時間も大切にし、大好きな作曲を邪魔されてムッとしたかと思えば、ムーミン谷の住人たちと無邪気に、ときには過激に戯れもするのです。
あなたもまた、そうしたスナフキン的な人物に自然と縁ができたり、自分自身がスナフキンのようになっていきやすいでしょう。
今週のふたご座の運勢

時間をかけて育てていくべきもの
今週のふたご座は、傍らにある歴史や気配を静かに、しかし着実にまとっていこうとするような星回り。
『人とある大黒柱冷やかに』(井上康明)という句のごとし。
代々の人間を見守ってきた大黒柱は、笑いや涙やさみしさ、怒り、やり切れなさをすべて吸収しながら、今も変わらずそこに在る。人は去りゆき、世代も移ろうけれど、柱はただそこに生きた人々の歴史の証人として、今もこれからも、冷たくも凛とした気配を放ち続けていくのでしょう。
あなたもまた、みずからもまたそんな誰かにとっての大黒柱となるべく、静かに立ち続けていくべし。
今週のかに座の運勢
illustration by ニシイズミユカ
脱機械化していくために
今週のかに座は、ロボット人間を脱していくための創意工夫を、きちんと生活の中に呼び戻していこうとするような星回り。
建築や都市が「人間的」でなければならないという話は、今日ではほとんど自明とされる主張ではありますが、日本を代表する建築家のひとり・槇文彦は、『記憶の形象―都市と建築との間で』という著作の中で次のように述べています。
「われわれはここで、いわゆる人間的であるということを、たんに人間に対応したスケールの確保、ゆっくりした生活のテンポ、緑と太陽、静寂、歴史の保存といった形でのみとらえてはならない。真に人間的であるということは、どのくらいその時点において人間であることが尊重されているか、ということにほかならないからである」
あなたもまた、自分にとって「人間的」であるとは、そしてそれを促してくれるようなデザインとは、どのようなものかについて改めて見直してみるといいでしょう。
今週のしし座の運勢

言葉を選んで呼びかけて
今週のしし座は、近いようで遠く遠いようで近い親交をスーッと深めていこうとするような星回り。
『あなたなる夜雨(よさめ)の葛のあなたかな』(芝不器男)という句のごとし。
その意味で、この句のキモは遠くを見つめながら、身近な誰かに頬を寄せるような不思議な二重体験にこそあり、作者はその異様な磁場のなかで、葛の葉の裏からふと「あなた」という声を聞いていたのではないでしょうか。
あなたにおいてもまた、そうした「呼びかけの呪力」ということがテーマとなっていきそうです。
今週のおとめ座の運勢

「たまたま」を研ぎ澄ます
今週のおとめ座は、ベタベタと、シラケのどちらかに振れていかずに、その中間くらいに踏み留まっていこうとするような星回り。
90年代半ばの村上春樹と河合隼雄の対談を収録した『村上春樹、河合隼雄に会いにいく』では、それぞれの海外への移住や留学経験をもとに、日本社会ではなかなか「個人」ということを体感としてわかるということは難しいという話題が取り上げられていました。
日本社会では、政治であれ身近な人間関係であれ「個人として何かにコミットする」ということが難しい問題として残り続けてきたのではないか。ただそういう中で、河合は自身が留学先で学んできたことの中に、ベタベタでもシラケのどちらでもない、「静かなるコミットメント」というものがあるのだという話もしています。
あなたもまた、改めて思慮分別(good judgment)ということを、みずからの他者との関わり方において効かせていきたいところです。
今週のてんびん座の運勢

平らにしていく
今週のてんびん座は、平常心の安らかさを基準に生活を整えていこうとするような星回り。
『野分雲湧けど草刈る山平ら』(飯田蛇笏)という句のごとし。
掲句の農夫は、ただ淡々と生きることそれ自体が、嵐に対向する人間の最大の強さとして立ち上がっている。その意味で、何があっても日々の務めをやめずに続けていくことこそが、現代を心を殺さず生き延びてい上での最大のライフハックなのかも知れません。
あなたもまた、コツコツと長く続けられるような習慣作りや悪習の見直しを改めて図ってみるといいでしょう。
今週のさそり座の運勢

真の意味でのリロード
今週のさそり座は、対的で限定的な時間の代わりに、循環的で永遠の相の下にあるような時間に触れていこうとするような星回り。
たとえば、「定年」だとか、「おばさん(ババア)」だとか、そうした相対的で限定的な「時」を生きることがない者にとっては、少なくともそういう「時」以外の「時」に触れている者にとっては、やはり相対的で限定的な新しさには意味がありません。
つまり、新しさを不可能にするもの、すなわち、永遠(に感じられるもの)、大きな生命の循環(サイクル)、あるいは、そうしたものによって地上にもたらされるすがすがしい風といったものだけが、本当の意味で新しいと言えるのではないでしょうか(語源的に「新」という漢字は神さまの意思によって選ばれた特別な木を新しく切り出すことの意)。
あなたもまた、すでに使い古されてしまった「時」の使用に、身をもって反旗を翻していくことがテーマとなっていくでしょう。
今週のいて座の運勢

記憶と先祖
今週のいて座は、言葉や感覚を通して過去と現在とを結びつけていく喜びや驚きに心打たれていくような星回り。
『東京に名の谷多し爽かに』(高橋睦郎)という句のごとし。
掲句の「名の谷多し」という言い方には、ただ谷が多いという客観的事実を述べるだけでなく、そうした近代以前の痕跡や記憶が失われずに都市空間の中に点在していることへの驚きと感慨が込められているのでしょう。
あなたもまた、自分が暮らしている土地やよく通っている街の歴史や由来について掘り下げてみるといいかも知れません。
今週のやぎ座の運勢

俳人の目をもって
今週のやぎ座は、「物語」や「運命」以前の「あっ!」に執拗に立ち返っていこうとするような星回り。
なにか「あっ!」と驚くことが起きた時、私たちはしばらくのあいだ自分の身に起こった出来事をどう捉えていいのか分からず、困惑してしまうことがあります。そして、そうした混乱状態に我慢できずに、目の前の事態をさっさと「単なる偶然」か「起こるべく起きた必然」のどちらかに帰着させようとしてしまうはず。
前者の連続は精神に非常にストレスになりますから、どうしても私たちは後者に傾きつつ出来事を“解釈”しがちで、それが「最近何も変わったことがない」という心理へと繋がったり、それが集積して「いつまでも政治が変わらない」という話になったりしていくのだとも言えます。
あなたもまた、そうした「読み替え」が自然に起きてくるまで、「偶然」やそれがもたらす「驚異」ないし「困惑」を、下手に飼い馴らそうとせず、あえて放置していくだけの我慢強さが問われていくことでしょう。
今週のみずがめ座の運勢

人生ならではの味わい
今週のみずがめ座は、現代社会が見失ってしまった停滞や鬱屈の価値をみずからの生活に呼び戻していこうとするような星回り。
『萩に雨こんな日もなければ困る』(中原道夫)という句のごとし。
現代人の生活は予定を埋め、効率を上げ、つねに前へ前へと進むことが当然視されますから、そのなかで「足止めを食ら」い、「何もできない」ことは最も忌むべき事態に思えます。しかし作者はそこで「こんな日もなければ困る」という逆説を示す。雨の重さ、動けぬこと、花がうなだれる姿――まさに停滞や抑圧の状態をあえて肯定して見せるのです。
あなたもまた、思うように動けない、押しとどめられる時間こそが、じつは生を支える根本の呼吸を整えてくれるのだということを念頭に置いて過ごしてみるといいでしょう。
今週のうお座の運勢

縁は異なもの味なもの
今週のうお座は、空気を読んで自分を殺すか、時間を無駄にすることで幻想を維持するかのいずれかに振れていこうとするような星回り。
山内マリコの連作短編集『選んだ孤独はよい孤独』に収録された「あるカップルの別れ理由」で、結婚を前提としていたはずのカップルの同棲は、一年も経たないうちに彼女が出ていくという形で唐突に終焉を迎えてしまう。
それでも、一人で住むにはちょっと広い1LDK45平米の家に、彼はその後も住みつづけます。ある日ひょっこり彼女が帰ってきて、何事もなかったようにまた同棲生活が再開し、そのまま結婚することをどこかで期待して。しかし、そんな淡い期待はある日ネットのインタビュー記事で、すっかり肌が小麦色に焼け、はじけるような笑顔の彼女を見つけたことで崩れ去る。
あなたなら、彼と彼女のどちらにより自分を重ねるでしょうか。
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