【愛知県瀬戸市】国際芸術祭あいち2025と一緒に巡ろう! 市場がアート空間に変わる「瀬戸現代美術展」

愛知で過ごす、芸術の秋。

9月27日から10月26日までの期間、国際芸術祭「あいち2025」と連携した「瀬戸現代美術展2025」が開幕します。

会場はなんと“市場”。名古屋駅から1時間ほどで行ける尾張東地方卸売市場が、この秋だけはアートの香りに包まれます。

やきものの街に芽吹く、新しい美術の風

「瀬戸物(せともの)」という言葉をご存じですか?

陶磁器全般を指す言葉ですが、その語源は、古くから窯業で栄え、“やきものの町”として親しまれてきた愛知県・瀬戸地方にあります。

近年、大規模な窯業関連工場の廃業が相次ぐ中、瀬戸ではアーティストたちの移住という新しい動きが生まれ、かつて職人たちが汗を流していた工房や倉庫には、陶芸家はもちろん、絵画・彫刻・写真・デザインなど、多彩なジャンルの作家が活動の拠点を置きはじめました。

ものづくりの歴史が根付く瀬戸に、現代美術がそっと溶け込み、静かに広がりを見せています。

瀬戸のものづくりの“今”を発信する展覧会

そうして2019年から始動したのが「瀬戸現代美術展」。

瀬戸現代美術展 2022 ©植松ゆりか

3年に一度、産業・文化・遊休施設の活用など幅広い視点で、未来へつながる場をつくり出してきました。

第3回を迎える今年は、瀬戸にゆかりのある13組のアーティストが集結。

瀬戸現代美術展 2022 ©城戸保

絵画、彫刻、やきもの、インスタレーション…市場のあちこちに広がる作品たちは、まるで“宝探し”。

遊休施設の空気感と、現代美術が生む非日常感。

瀬戸現代美術展 2022 ©栗木義夫

本展は、国際芸術祭「あいち2025」(9月13日~11月30日)とも連携し、お得な相互割引も実施。

今年の秋は、アートで彩られる愛知を訪れてみてはいかがでしょうか。

■「瀬戸現代美術展 2025」開催概要
名 称:瀬戸現代美術展 2025/SETO Contemporary Art Exhibition 2025
会 期:2025年9月27日(土)-10月26日(日)11:00-17:00(最終入場16:45)※月曜休み(祝日の場合は開催)
会 場:尾張東地方卸売市場「ふれあい市場せとの里」ほか(住所:愛知県瀬戸市南山口町640)
参加アーティスト:井出創太郎/植松ゆりか/川西りな/城戸保/栗木清美/栗木義夫/小杉滋樹/後藤あこ/近藤佳那子/鋤柄ふくみ/ニュースペーパーズ/古畑大気/文谷有佳里
URL:https://cafebarrack.com/scae/2025/

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ぴかっとさん

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北海道生まれのアラサーです。たくましく生きたいので、筋肉をつけようとしていますが、プロテインは苦手です。読書とオシャベリが好きです。

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