故オジー・オズボーン、応援していたサッカーチームがリーグ開幕戦で大々的に追悼
故オジー・オズボーンが応援していた地元のサッカーチーム、アストン・ヴィラFCが、現地時間8月16日に英バーミンガムのヴィラ・パークで行われたプレミアリーグ開幕戦のニューカッスル・ユナイテッド戦において、オジーを追悼した。
両チームは、現地時間7月5日に開催された【バック・トゥ・ザ・ビギニング】公演で披露されたオジーのソロ代表曲「Crazy Train」の特別バージョンに合わせて入場。【バック・トゥ・ザ・ビギニング】は、オジーがブラック・サバスの仲間たちと、そしてソロとして最後にステージに立ったイベントであり、彼が7月22日に76歳で逝去するわずか2週間前のことだった。
試合中には、オジーのバラード「Mama I’m Coming Home」が流され、スクリーンではオジーの映像モンタージュが上映された。その中には、彼が両手を突き出し鬼気迫る表情を浮かべ、「アップ・ザ・ヴィラ」のスローガンに囲まれた印象的な姿も含まれていた。
バーミンガム生まれのオジーは、生涯にわたりアストン・ヴィラの熱烈なサポーターであり、最後のコンサート会場としてヴィラ・パークを選んだこともその証だ。現地時間7月30日に行われた彼の公開葬列で演奏したバンド、ボスティン・ブラス・バンドもこの日の試合に参加し、ファンゾーンで彼のソロ曲やサバスの楽曲を披露した。また来場者はクラブストアで弔辞を述べることができ、試合プログラムでもオジーを称え、背番号9に「Ozzy」と書かれたユニフォームを着てスタジアムに向かう彼を描いたイラストが掲載された。
試合前にアストン・ヴィラは「アストン・ヴィラFCは、世界的に有名なロックスターでありヴィランであるオジー・オズボーンを、8月16日のプレミアリーグ開幕戦となるニューカッスル・ユナイテッド戦に先立ち追悼します。アストンで育ったオジーは7月に76歳で逝去しました。彼はクラブと生まれ故郷のコミュニティに特別なつながりを持ち続けていました」と声明を発表し、オジーを称えた。
また、声明では「先月初め、ダークネスの帝王はヴィラ・パークで忘れがたい【バック・トゥ・ザ・ビギニング】公演を締めくくりました。彼はブラック・サバスをはじめとするロック界のレジェンドたちと共に最後のステージに立ちました。我々の最初のホームゲームで、クラブはオジーと彼の遺産に敬意を表するため、いくつかの形で追悼を行います。選手たちのウォームアップ終了後には大画面で追悼映像を上映し、入場時には“Crazy Train”のライブパフォーマンス映像が流れます」と続けた。
さらに、試合前後にファンが集まる場所として有名なホルト・パブの外壁には壁画が登場しており、「Ozzy Forever」と書かれた文字と、スタジアム内の追悼映像で見られたものと同様の、両手を突き出し、口を開け、顔には笑みを浮かべているオジーの姿が描かれている。
「私たちはまた、【バック・トゥ・ザ・ビギニング】のために独占的なアーティストのバックステージエリアとして使用されたファンゾーンバーに、少しばかりの歴史を残しています。オリジナルのブランド装飾や彫刻された木々の一部がそのまま残されており、ファンはそれらに触れたり、写真を撮ったりして、オジーが“すべてが始まった場所”で祝ったあの夜を思い出すことができます。ヴィラ・ストアには弔辞を述べるノートを用意しており、サポーターはメッセージを残すことができます。これらのメッセージは後にオジーの家族に届けられます。アストン・ヴィラは、音楽界の伝説であるオジー・オズボーンと、彼とクラブとのつながりを誇りに思っています」と声明は続けた。
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