水も鍋も使わない。フライパンひとつで、煮込まずにつくる「ラタトゥイユ」|キッチンにひと工夫

料理家の松本日奈さんが、キッチンにまつわるあれこれをつづる連載「キッチンにひと工夫」。
今回は、夏野菜をたっぷり使った「ラタトゥイユ」をご紹介します。
「野菜を炒める順番」が決め手
まだまだ長い今年の夏。生き生きした夏野菜がたっぷり手に入るうちに、南仏の郷土料理「ラタトゥイユ」をつくってみませんか?
ラタトゥイユってシンプルなようで意外と難しい料理。
野菜ごとに火の入りやすさが違うから、できあがるころには煮崩れてしまう野菜もあったりしますよね(それはそれで美味しいのですが)。
ラタトゥイユづくりのポイントは、野菜を炒める順番。火の通り具合が同じぐらいの野菜ごとに炒めていくのがコツです。
ラタトゥイユにはいろんなつくり方がありますが、今回はコトコト煮込まなくてもフライパンひとつで短時間でつくれるレシピです。
ラタトゥイユ

できたてのアツアツも美味しいですし、あたため直して食べても冷蔵庫で冷やして食べても美味しいですよ。
たっぷりつくってストックしておけば、お弁当のおかずに重宝します。

つくってみて、ミニトマトはもう少し多くてもよかったと思い、分量は1/2パックとしました
<材料(つくりやすい分量)>
・なす…1〜2本(今回は紫なすと白なすを1本ずつ使用)
・ズッキーニ…1本
・玉ねぎ…大1/2個
・ピーマン(パプリカでも)…2個
・ミニトマト…1/2パック(普通のトマトでもOK)
・にんにく…1片
・塩…小さじ1/3ずつを数回
・砂糖…小さじ1
・オリーブオイル…たっぷり
<つくり方>
1. なすとズッキーニ、ピーマンは乱切りにする。玉ねぎは大きめの角切りにする。ミニトマトは半分に切る。

2. 皮を剥いて包丁の背で潰したにんにくをフライパンに入れ、オリーブオイル(大さじ2)を加えて火にかける。

3. オイルがあたたまってにんにくの香りが出てきたら、まずなすとズッキーニを加えて炒める。全体にオリーブオイルがいきわたるように混ぜながら、ややしんなりして焼き色がつくまで炒める。

4. なすとズッキーニをいったん取り出し、フライパンにオリーブオイル(大さじ1)を足したら、玉ねぎとピーマンを炒める。

5. 塩(小さじ1/3)をふり、玉ねぎが少ししんなりしてくるまで炒めたら、ミニトマトを加える。この時点で砂糖を振り、ミニトマトが柔らかくなって形が崩れるくらいまで炒める。

6. 取り出しておいたなすとズッキーニを5に戻し入れ、塩(小さじ1/3)をふる。オリーブオイル(大さじ1/2ほど)を回しかけて、全体を大きく混ぜる。味をみて塩加減を調えたらできあがり。
<ポイント>
ミニトマトはあえて形がなくなるようにくたっとさせて、全体とからめるのがポイント。
こうすると、塩と少しの砂糖というシンプルな調味でも、いろんな野菜の旨みでとびきり美味しくいただけます。
オリーブオイルで野菜たちがツヤッとなるようにたっぷり使って欲しいので、美味しいオリーブオイルを準備するといいですね。

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